おいしさと健康を支える「発酵食品」

日本の誇る発酵技術での食品を健康づくりに生かしていきましょう!
下記の記事を長野県〜引用させていただきました。

・・・・・・・・・・記・・・・・・・・・・・

おいしさと健康を支える「発酵食品」

|農と食をつなぐ…農産物の加工で豊かな食

農と食をつなぐ…農産物の加工で豊かな食 Part3 
 
 信濃毎日新聞社「週刊さくだいら」
 <2011.12/8号掲載>

調味料、保存食として、農産物の加工で欠かせないのは発酵食品。
食品をバラエティ豊かにし、栄養の吸収を助けたり、機能性を持つことでも、私たちの食と健康づくりに役立っています。

健康生活を阻害する生活習慣病、アレルギー、放射性物質などの影響を少なくするためには、免疫力の改善と強化が大切。
発酵食品を食べて腸内環境を整え、ストレスやダメージに強い身体づくりをしましょう。

 
発酵食品とは———
食品の加工には、乾燥・塩漬け・砂糖漬けに耐えられる微生物(耐乾菌・耐塩菌・耐糖菌)が活躍します。

酵母やカビ類、乳酸菌が優先的に増殖して腐敗菌を増えにくくすることで保存性が高くなるのです。

また、酵母や乳酸菌の働きで香味成分を生産するため、加工することで素材の持ち味に風味やうま味が変わり、新たな感覚の食品が生み出されます。

私たちの身体には、各々独自の微生物が棲(す)み着いています。
発酵食品の菌は、加熱調理で死んでも腸内の善玉菌のエサになるため、善玉菌を増やすことができます。

長時間熟成発酵させた本物の醤油や味噌、乳酸菌が豊富なヨーグルトなどで、自分の身体の微生物を育てることが、健康な長寿につながります。

発酵食品の種類

大豆を加塩発酵させた醤油や味噌、大豆を無塩発酵させた納豆、テンペ。
酒類やチーズ、ヨーグルト。紅茶やウーロン茶、燻製やかつお節も発酵によるものです。