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2016/03/13のBlog
[ 12:16 ] [ ビオキッチン京都 ]
美肌のための麹の使い方5つ

「乾燥肌にサヨナラ!これだけ読めば分かる「甘麹」の秘密」や「デトックスにダイエット!まだまだあった、甘麹の魅力」などでもご紹介してきた甘麹ですが、皆さんお試し頂けましたか?

酵素が腸内環境を整え、また善玉菌を増やしてデトックスになり肌荒れなどを解消してくれますし、必須アミノ酸、パントテン酸、ビタミンB1・B2・B6・ビオチンなどの必須ビタミンが新陳代謝を活発にして肌の乾燥を改善してくれるという心強い麹ですね!

この他の日本に古くから伝わる麹にも、美肌に役立つ色々な使い方があります!ということで、今日は甘麹だけじゃない!美肌に役立つ麹の使い方を5つご紹介したいと思います。



■1.ヨクイニン麹ドリンク

意外と身近な美肌に効果的な薬膳食材5つでご紹介したヨクイニンを使った美肌効果抜群の甘麹ドリンクです。ヨクイニはハトムギから殻を取り除いたものです。新陳代謝を良くして、むくみを改善したり、ニキビに効果的と言われています。

<材料>

・ヨクイニン 200g

・もち米 100g

・麹 300g

・水 1500cc

<作り方>

1. ヨクイニンともち米は洗って、1500ccの水で2時間程度ヨクイニンが柔らかくなるまで煮ます。

2. 1.を70℃まで冷まし、バラバラにした麹を加えて良く混ぜます。

3. 炊飯器を低温保温に設定し、2を入れて蓋をせず、濡れ布巾などをかけて6時間以上発酵させます。(1時間に1回、かき混ぜて上下を入れえかえて下さい。)

4. 常温で冷まし、冷えたらミキサーにかけてなめらかにします。

※甘麹として使いたい場合には、ヨクイニンを煮る際に水を少なくしてお粥程度に煮て、麹を加えて発酵させると、甘麹のような仕上がりになります。





■2.豆乳麹ドリンク

そのままでも美肌効果のある豆乳に麹を加えた女性に嬉しい豆乳麹ドリンクです。

<材料>

・豆乳 500cc

・麹 70g

<作り方>

1. 豆乳を60℃に温めます。

2. バラバラにした麹を入れて混ぜ、魔法瓶に入れて2時間程度発酵させます。(魔法瓶がない場合は、オーブンレンジの発酵(弱)モードで2時間発酵させます。

3. そのままでも、ミキサーにかけてなめらかにしても美味しいです。



■3.塩麹ヨーグルト

今、注目の「塩ヨーグルト」に美肌効果もあり!?でお伝えした塩ヨーグルトを塩麹を使って作ることで、塩ヨーグルトの美肌効果に麹の美肌成分がプラスされた美肌のための塩麹ヨーグルトです。

<材料>

・無糖ヨーグルト 100cc

・塩麹 小さじ1程度

<作り方>

ヨーグルトと塩麹を混ぜるだけ。使い方は、今、注目の「塩ヨーグルト」に美肌効果もあり!?【レシピ編】を参考になさって下さい。

※塩麹の作り方

1.熱湯(300cc)に塩60gを入れて溶かし、60℃まで冷まします。

2.バラバラにした麹を入れて良く混ぜ、容器ごとタオルなどに包んで2~3時間保温します。

3.麹が柔らかくなったらそのまま常温で冷まし、1日1回かき混ぜながら1週間程度発酵させます。



■4.納豆麹

改めて知っておきたい!納豆のもつ美肌パワーとはでお伝えした納豆に麹をプラスした美肌納豆です。

<材料>

・納豆 100g

・麹 30g

・塩 3g

・お湯(60℃) 40cc

<作り方>

1. バラバラにした麹に、60℃のお湯を加え20分程度置きます。

2. 納豆に塩を入れて良くかき混ぜ、1を加えて6時間程度発酵させます。(炊飯器を低温保温に設定して、蓋をせず濡れ布巾などをかけて保温します。1時間に1回程度かき混ぜて上下を入れ替えて下さい。)





■5.麹化粧水

最後に、食べ物ではありませんが、麹を使った手作り化粧水のご紹介です。

<材料>

・麹 50g

・お湯(60℃) 400cc

<作り方>

1. バラバラにした麹に、60℃のお湯を加えてかき混ぜ、3時間置きます。

2. 麹が充分柔らかくなったら、ガーゼなどで漉(こ)します。

3. 漉(こ)した後の麹は、パックに使うか、お風呂に入れて入浴剤としてもお使い頂けます。

※化粧水を保存する容器は、必ずアルコール等で殺菌し、出来上がった化粧水は冷蔵庫で保存して1週間程度で使い切って下さい。使い切れない場合には、冷凍で保存して使う前に自然解凍して下さい。



いかがでしたか?麹を使った発酵食品は、どれも美肌に役立つものばかりです。

ぜひ、色々な使い方で楽しんで下さいね!


2016/03/05のBlog
新聞は読むだけでなく発信するために活用しよう(2/2)2016年3月4日
毎日のアウトプット習慣が「発信力」を磨く

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新聞で図解を学ぶ、その方法とは

 新聞は活字を読むものと思われがちですが、図解力を磨くにもうってつけのツールです。新聞社には図を作る専門部隊がいて、表現についても研究を重ねているそうです。毎日隅から隅まで読むことが難しくても、図をさっと眺めるだけでだいたいの概要がつかめるように工夫されているので、あなたの仕事でも活用してみましょう。

 新聞で図が用いられるのは、大きく分けて3つのパターンがあります。


1.数の増減にかかわる記事
「ある国においての携帯電話の加入数がここ数年で激増している」といったようなメッセージを棒グラフなどで表すもの

2.複数の会社、団体の戦略や方針を比較する記事

ある企業とライバル企業の戦略やサービスの違いを比較したり、選挙の時にある政党と別の政党の政策の違いを比較したりするもの

3.新サービスの流れや仕組みを示す記事
企業が始める新しいサービスで、どんなものかが文章では分かりにくい場合に、関係性を矢印やイラストなどでつなげて示すもの

 新聞に添えてある図を眺めつつ、この図は3つのうちのどのタイプかと考えるだけでも図解力は格段に上がります。

例えば「今日は図に添えられている矢印の動きについて注目」という視点で新聞の図を眺めると、矢印がどの方向に向いているか、矢印の太さはどうかという情報に目がいくようになり、人・物・情報・お金などの流れが分かりやすくなります

 毎日何気なく目にしている情報も、このように切り口を変えて見てみるとたくさんの学びがあります。ぜひ試してみてくださいね

文・図/池田千恵、写真/PIXTA
新聞は読むだけでなく発信するために活用しよう

毎日のアウトプット習慣が「発信力」を磨く

 プレゼン専門家もでない限り、毎日プレゼンをする人、企画書を作り続ける人はなかなかいません。

ですから、日々発信力を強化したいと思っていても、その訓練の場がなくもどかしく思う方も少なくないのではないでしょうか。

 実は毎日プレゼンをし続けるのと同効果の方法があります。それは新聞で目にする情報を活用することです。

●新聞の気になった内容を要約してアウトプットする

●新聞で見つけた新サービスを、自分が社内プロジェクトを通すためにプレゼンしたらどうするかという視点で読む

●新聞で使われている図解を自分のプレゼンに応用するにはどうしたらいいかと考える

 毎日の新聞を読む習慣にこの視点をプラスするだけで、ニュースを追うだけの読み方から一歩踏み込んだ活用ができます。

PREP法でインプットだけでなくアウトプットも練習する
 PEEP法とはプレゼンテーションの時にコンサルタントがよく使う手法です。

P:Point(要点)
R:Reason(理由)
E:Example(事例)
P:Point(要点)


 という順番で、ひと塊で人にものを伝えるようになると、相手の頭にスッと入り理解されやすいというものです。この訓練をしていると、会話の中でとっさに相手に質問されたときも、きちんと相手の頭に入るような説明ができるようになります。

 たとえば、新聞の中で気になった記事をPREP法で要約したらどうなるかと考え、文字に起こしてみるのもおすすめです。

 一例を挙げてみましょう。

2015年12月8日の日経新聞夕刊に「Nipponビジネス戦記」というシリーズがありました。

<建前文化 良さもある>というタイトルで、日本でビジネスを展開するイスラエル人、インサイテック・ジャパン社長ヤイール・バウアー氏のコラムです。

これをPREP法で表現すると下記のようになります。

<Point>
私が気になった記事は、イスラエル出身の日本でビジネスを展開するヤイール・バウアーさんのコラムでした。ヤイールさんは、日本の建前文化に戸惑った経験と、建前文化で逆に良かった経験を書かれていました。

<Reason>
気になった理由は、一般的に「日本はダメだ」という文脈で出てくる「本音と建前」の話が逆に日本の良さとして評価されていたからです。今弊社は朝型勤務を推進するコンサルティング会社を経営しているのですが、日本のはっきり物を言わない文化が残業を増やしているという問題意識を持っており、意外に感じたためです。

<Example>
例えば記事にはこのような事例が出ていました。

●思ったことをストレートに伝えるイスラエルの国民性とは対照的で驚いた
●しかし、理解を深めているうちに良さに気付いた
●商談が難航してもはっきり断らないため、すぐにあきらめずに難しい商談を成功させた
●はっきり断らないから逆に交渉の余地を生む

<Point>
今までは日本の「なあなあ」文化を改善するという視点でしか物事を見ることがなかったのですが、この記事をきっかけに日本的ななあなあ文化を活かしながら、朝型勤務を展開できれば、日本発の新しいワークスタイルの提案ができると視点が変わり、ワクワクしました。

 かなり情報量が多いように思えますが、これを読み上げても3分程度です。3分で自分の考えや仕事内容を盛り込みながら、ポイントを拾い上げる訓練を少しずつ続けていくと確実に力となります。

農業女子プロジェクトさんが写真3件を追加しました。

【農業女子的秘密の美味102】

本日の秘密の美味は、熊本県より坂本素子さんからご紹介頂きます!

坂本さんの住む氷川町は熊本県のほぼ中央、八代平野に位置しています。
八代平野は江戸時代から続く干拓地で温暖な気候に恵まれ、海の幸、山の幸が豊富な実り豊かな地域です。

かつては、「い草」の生産地として八代を経済的に潤してくれていましたが、今では塩トマトなどの作物が栽培されているそうです。

坂本さんは、ブロッコリーを中心に、キャベツ、白菜、米、麦を栽培する一方でキムチ、栗の渋皮煮、オイルサーディーンの加工品の製造・販売も手がけており、ゆくゆくは、八代産の食材を活かした加工品の生産・販売の拡大を目指したいとのことです。

それでは、坂本さん、よろしくお願いします!

◇◇◇◇◇◇◇◇

今回、私がご紹介するのは「よもぎ餅」です。八代の特産でもある、もち米(白玉粉)を使ってみました。私の母が小さい頃から作ってくれていた私の大好きなおやつのひとつです。

よもぎ餅

材料

白玉粉 160g
よもぎ 60g
つぶあん 200g

作り方

1、よもぎは葉先の柔らかい部分だけを取り、よく水で洗う。熱湯に塩を入れて茹で水で充分さらしてアク抜きする。

2、ボールに白玉粉を入れ、水少量を加えてだまを溶かし混ぜる。

3、2をちぎり、平たくしてぬれ布巾を敷いた蒸し器に入れ強火で20分蒸す。

4、1の水気を絞りみじん切りにしてすり鉢ですり、蒸し上がり荒熱をとった3を加え、すりこ木で叩いて滑らかにする。更にこね4等分にする。

5、つぶあんを4等分してまるめ、もちでくるんで形を整えたら出来上がりです。

3月になり、よもぎの季節ですね。ぜひお試し下さい!

https://www.facebook.com/nougyoujoshi.project/


2016/02/14のBlog
[ 23:16 ] [ 発酵食品 ]
発酵食はなぜ体にいいの?

便秘解消、免疫力アップ、肌がきれいになるなどの効果が発酵食は微生物のパワーが織り成す、いわば天然のサプリメント。

整腸作用や免疫の活性化など、さまざまな効能が期待できる。

自分で作れば愛着もひとしお。基本を知って、ぜひ作ってみよう。

 発酵食は、微生物の力によって生み出される食べ物だ。

野菜や穀物、海の幸などが「発酵」というプロセスを経て姿を変え、独特の風味と効能を発揮するようになる。

その良さをまとめたのが、次ページの5つのポイント。中でも気になるのは、健康効果だろう。

 効果の種類は食品によって異なる。

例えば、ぬか漬けやヨーグルトのように乳酸発酵が中心の発酵食には、乳酸菌による整腸作用や免疫の活性化、美肌効果などが期待できる。

塩麹や甘酒のように麹を使った発酵食はビタミンB群が豊富だ。

アンチョビやカツオ節には、血圧を下げる成分が見つかっている

東京農業大学の小泉幸道教授は「発酵を起こす微生物は、元の食材にはなかったさまざまな成分を生産してくれる。それが効能や滋養の源になる」と話す。


 発酵のうまみや健康効果を満喫したいなら、手作りに挑戦してみよう。


市販の食品には、製品の味や品質を一定に保つため、製造過程で発酵を止めているものもある。

自分で作れば、好みの味や発酵具合に調整できる。

 この記事では、発酵の達人に簡単な作り方やアレンジ方法を教えてもらった。

ぜひ参考にして、試してほしい

https://www.facebook.com/biokitchen.Kyoto/

愛情をもって尋ね続けることで部下を育成

江口 克彦 :故・松下幸之助側近 2016年02月12日

そう聞かれた時の嬉しさを、今でもはっきりと思い出すことができる。嬉しかった。昨日までの憤然とした気持ちとはうって変わって嬉しかったのである。心躍る気持ちで、おもむろに内ポケットからメモを取り出すと、丁寧に、得々として説明を始めた。

30分ほどはかかったと思う。松下は昼食に箸もつけずにそれをじっと聞いてくれていたが、私の説明が終わると、にっこり笑って「うん、ようわかった、ようわかった」と頷いてくれた。昨日までは1回だった「わかった」が、その時は2回「ようわかった、ようわかった」である。表情も満足げだ。その1日、私は嬉しく思いながら過ごした

夕方になって、松下が帰りの車に乗りこむとき、私は吹きこんでおいた録音テープを手渡した。「今晩、時間があればどうぞお聞きください」

「ああ、そうか」と松下は無造作にテープを受け取ると、ポンと車のひじ掛けのところに置いた。その受け取り方を見て私は、これはたぶん今晩は聞いてくれないだろうと思った。しかしまあいい、報告はうまくできたのだから、と十分に満足だった。

「きみ、いい声しとるなあ」

翌朝、松下の車がやって来た。いつも私が車のドアを開け、顔を合わせて「おはようございます」「おはよう」という会話になる。ところがその日、松下は何も言わずに黙って車を降りた。今日は機嫌が悪いのだろうか。仕方がない、今日1日付き合わなければいけないなと思った。

しかし、そういうことではなかった。車から降りると、私の立っている真ん前に立ち、松下は私の顔をじっと見つめた。ほんの10秒ぐらいの短い時間のはずだが、それは15分間以上にも感じられる一瞬だった。私は当惑して、いったい何だろうか、何を言われるんだろうかといぶかった。その一瞬の間をおいて松下は私にこう言った。

「きみ、いい声しとるなあ」

その言葉を聞いたとき、私は不覚にも涙のでる思いがした。

「聞いたよ」とか「わかったよ」ではなかった。「きみ、いい声しとるなあ」という言葉には「よく気がついた」「よくやった」「よく内容もちゃんと報告してくれた」というすべてが含まれていた。そのようなことは以心伝心、はっきりとわかるものである。私の吹きこんだテープを聞いてくれていた。聞いてくれただけではなく、その努力を、熱意を認めてくれたのだ。それだけではない、内容も評価してくれた。「きみ、いい声しとるなあ」という松下の言葉から、それだけの意味と心が自然に伝わってきた

感激した。大仰な言い回しになってしまうが、「この人のためなら死んでもいい」という気持ちになっていた。

しかし、私はここで感激したということだけを申し上げたいのではない。松下が同じ質問を繰り返し私にしているということは、すなわち部下の答えがいいか悪いかよりも先に、「この社員を育ててあげよう」ということを優先させているのである。だから「そんな答えでは中途半端だ」とは言わなかった

同じ質問を繰り返す。繰り返しながら、部下が自分で気がつくまで根気よく待つ。

「それは駄目だ」「そんな答えは答えになっていない」「お前は役に立たない」。松下は、22年間をそばで過ごした間、1度もそういう言葉は言わなかった。本人が気がつくまで、自覚するまで、根気よく尋ね続ける。その松下の姿勢には、若い者や部下を、育てたいという愛情があることを私はつねに感じていた。
愛情をもって尋ね続けることで部下を育成


「待てよ。松下が同じ質問を繰り返し、そして私が同じ答えを繰り返している。それは、自分が質問したことを松下は忘れているのではなく、その質問に対する私の答が不十分だからではないのだろうか。もっと詳細を聞きたい、もっと詳しいことを聞きたいということではなかったのか。そうだ、きっとそうなのだ」

その日、私は仕事が終わると書店に直行した。棚を捜して、ハーマン・カーン氏の書いた『西暦2000年』という650ページの本を買い求めると、急いで研究所に戻り、さっそく読み始めた。しかし、そうとう分厚い本である。飛ばしに飛ばして走るように読んでも、なかなか進まない。

ハーマン・カーン氏がどのような人物か、どういう経歴の人か、どういう考えでどういう主張を持っているのか。なぜ、21世紀は日本の世紀と言っているのか。そのようなことを記録用紙3枚ほどのメモにまとめあげた。夜中の1時半までかかった。

メモの内容を録音

「うん、これでいい。これだったら30分ぐらいの報告ができる。明日の朝にでも聞かれればこれで答えよう、十分にとは言えないまでも今まで以上には丁寧に答えられるだろう」。そう思うといささか心躍る思いであった。さあ、仮眠しようと事務所のソファに横になったけれども、集中して頭を使ったあとは、目が冴えてなかなか眠ることができない。

それならば、と起き上がってテープレコーダーを持ち出し、先ほど記録用紙3枚にまとめたものを録音することにした。しかし、なにせ素人のすることだから、そうスムーズに録音できるわけもない。森閑とした真夜中に録音を始め、結局、明け方の4時半までかかってようやく、そのメモの録音を終了することができた。

松下に会うまで2、3時間の仮眠をとった。翌日、眠たいはずであるにもかかわらず、私は一向に眠いという感じはしなかった。それよりも、松下の車が到着するころから、面白いことに私の心は、昨日とうってかわってなんとかハーマン・カーンという人はどういう人か、尋ねてくれないかという気持ちでいっぱいだった。背広の内ポケットには3枚の記録用紙が入っている。外のポケットには録音テープを潜ませていた。そして時折ポケットの上から触ってみて、「あるある」などと思ったりしていた。

しかし、そういうときに限って、というわけでもあるまいが、松下と話をしていてもなかなかハーマン・カーンが出てこない。私は昨日の憤りの気持ちはどこへやら、聞いてほしい尋ねてほしいと思い続けていた。「忙しくなりますね」「外国人のお客さまがおいでになりますね」と水を向けてみるが、のってこない。ついに正午になってしまった。今日はもう聞かないのかな、さすがに三日連続で聞いたのだからと諦めかけた。

お昼ご飯が運ばれてくるまでのちょっとした間であった。いつものように雑談を始めると、突然に松下が「今度な……」とそう言いかけた途端に私は思わず、ハーマン・カーンという人が来るんですね、と言ってしまった。

「そや。きみ、その人どういう人か知ってるか」

松下幸之助は、繰り返し同じ質問をした
愛情をもって尋ね続けることで部下を育成


江口 克彦 :故・松下幸之助側近 2016年02月12日

えっ、と思った。昨日、松下は同じ質問をした。どういうことか。質問したことを忘れたのか。

仕方がないから昨日と同じ答えを繰り返した。ハーマン・カーンという人は米国の人で、21世紀は日本の世紀だと言っているハドソン研究所の所長です。

それ以上のことは知らなかったから、それだけしか答えることはできなかったが、私はそれで十分だと思った。その答えに松下は再び「ああ、そうか」と答えた。

やはり、昨日私に質問したことを忘れていたんだな。まあそういうこともあるだろうと思いながら、話題は別のことに移っていった。

ところがである。さらに、翌日も真々庵のサロンで話をしていると、またもや松下は「今度、米国からハーマン・カーンという人が来るそうや。きみ、どういう人か知ってるか」と言う。3度目の同じ質問に、私は憤りを感じていた。

3日続けて同じ質問

なんということか。いかに私が一社員の若輩であっても、もっと真剣に尋ねてほしい。ずいぶんといい加減に聞いているのではないかという思いが、心の中にパッと広がった。表情も険しいものになっていたはずである。

松下はそういう私の表情もさほど気にかけない様子でさらにもう一度「きみ、知ってるか」と繰り返した。繰り返されれば何か答えなければならない。答えなければならないが、これまでの答えしか持ち合わせていない。

「ハーマン・カーンという人は米国のハドソン研究所の所長で、未来学者。21世紀は日本の世紀になると言っている人です」私は、判で押したように同じ答をした。

松下は私の三度目の同じ答に対しても、さほど表情を変えずに「うん、そうか。そういう人か」と言った。

私の気持ちはおさまらなかった。なんということだ。これが1週間をおいて質問されるというのなら、まだ納得できる。しかし、3日も続けて同じ質問とはどういうことか。

人の育て方がうまいとか、人の使い方がうまいとか言われているが、上手でもなんともない。いい加減にしてほしい、というのが私の気持ちであった。

その日の午後はうっとうしい半日となった。ぐるぐると頭の中、心の中で怒りが渦巻いていた。いくら私が若造でも、いくら私が新人のような者でも、聞くなら聞くで真剣に聞いてほしい。

私は答えたのだからちゃんと覚えておいてほしい。明日もう一度同じことを聞いたら、何かぐさっと言いかえしてやろうという呟きが、胸の中で繰り返されていた。

そんなことを思い続けていたその日の夕方になって、私はふっとあることに思いいたった。
松下幸之助は、繰り返し同じ質問をした
愛情をもって尋ね続けることで部下を育成


江口 克彦 :故・松下幸之助側近 2016年02月12日


松下幸之助(左)はハーマン・カーン氏について何度も繰り返し尋ねた(写真:高橋孫一郎)

松下幸之助のそばで仕事をするようになってから確か2~3年した頃に、米国からハーマン・カーン氏が来ることになった。

「日本に行くからには松下さんに会いたい」ということだった。それならば会いましょうということになったのだが、

そのハーマン・カーン氏が松下に会う1週間か10日ほど前になったころ、松下は私に突然こう尋ねた。

「今度、ハーマン・カーンという人がやってくるんやけどな、きみ、どういう人か知ってるか」

唐突な質問だったが、私は何の躊躇もなく、立て板に水で巧みに答えることができた。

「ハーマン・カーンという人は米国のハドソン研究所の所長で、未来学者です。そして21世紀は日本の世紀だと言っている人です」

有名人だったため即答できたが・・・


なぜ即答できたかといえば、当時わが国の政治家が、このハーマン・カーン氏の「やがて来る21世紀は日本の世紀になるだろう」という言葉をしきりに引用しており、

それが新聞に載ったり、テレビで放映されたりしていたからである。

私の胸には、突然の質問に即答できた満足感が広がっていた。

いつもは「ちょっと調べてきます」などと言ってモタモタしているのだが、今回はきちんと答えられてよかったと、いささか得意なほどの気持ちだった。

松下は私のそのような答えに軽くうなずきながら、「そうか、わかった」と返事をしてくれた。私はおおいに満足して、それから午後は気分よく過ごしていた。

ところが翌日になると松下は再び、「きみな、今度、ハーマン・カーンという人がわしに会いに来るそうやけど、どういう人か、きみ知ってるか」と聞く。

2016/02/08のBlog
斬新!日本初「空中盆栽」が世界で話題に
クラウドファンディングで60万超ドル調達
Reuters 2016年02月04日


写真をクリックすると動画サイト(英文)にジャンプします

日本の新興企業Hoshinchuは、磁石の反発力を利用してミニチュア植物を空中浮遊させる「Air Bonsai(空中盆栽)」を製造している。

同社はこのプロジェクトのためにすでに50万ドル以上の資金を調達。

盆栽は日本古来の植物芸術だが、同社はそこへテクノロジーを足すことで盆栽を浮かせることに成功した。

Air Bonsaiは2つのパーツからできている。

「浮く方」の植物、もしくは苔玉は直径最大6センチメートル、重さ最大250グラムで、磁石が内蔵されている。

一方、「エネルギーベース」と呼ぶ鉢にも磁石が内蔵されており、こちらはACアダプターで起動する。

どちらの磁石も同じ極を持っているため、盆栽が空中で浮く仕組みだ。

Hoshinchuは、クラウドファンディングサイトのキックスターターを通じて当初、1月末までに8万ドルを調達することを目指していたが、

すでに50万ドル以上集めている(編集部注:2月4日時点では61.7万ドルを調達)。

同社のサイトによると、8月の商品配送を予定している。

http://toyokeizai.net/articles/-/103264

http://toyokeizai.net/articles/-/103264

https://www.facebook.com/v2.3/dialog/share?redirect_uri=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2Fdialog%2Freturn%2Fclose&display=popup&href=http%3A%2F%2Fbcove.me%2Fnoxjq140&client_id=966242223397117&ret=roadblock&app_id=966242223397117#_=_



Bonsai Trees 'Float' Using Magnetic Levitation | original | Tokyo Business Today
Japanese start-up 'Hoshinchu' creates floating bonsai trees by harnessing the power of repelling magnets to make the miniature plants levitate.
TOYOKEIZAI.NET
3DSを水没させてしまった8歳の男の子、自分で任天堂に手紙を書き…

3DSゲーム任天堂修理子供

出典:@illil_



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「8歳男児の失態」

そんな見出しで投稿されたのは、8歳になる息子さんのエピソード。

大切な3DSを水没させてしまった息子さん。

お父さんが「自分で任天堂に問い合わせなさい」と伝えたところ、自分でカスタマーセンターに電話をし、修理の手続きをしたのだそうです。

なんとしっかり者でしょうか…。

やり取りを聞いていた親御さんは、任天堂の顧客への対応に感動したとのこと。


そしてこのエピソードで注目すべきところは、息子さんが子供らしい字で書いた、胸にぐっとくる手紙。

http://grapee.jp/137375


https://www.facebook.com/salonbio.kyoto/

2016/01/17のBlog
[ 18:38 ] [ 自分の健康は自分で守る ]
医師が教える。肌あれしてる時は何を食べればいいの?

「タンパク質」「ビタミンA、B群」「亜鉛」 3ページ目

■亜鉛もかかせない

さらに正木医師は、亜鉛の重要性を説明します。

「細胞分裂に欠かせない『亜鉛』が不足すると、乾燥肌や皮ふ炎、湿疹などを引き起こしやすくなります。

お酒をよく飲む、加工食品をよく食べる、ダイエットをしている人は亜鉛不足に陥りやすくなります。

亜鉛はカキやレバー、牛肉、卵、チーズなどに多く含まれています。

偏った食生活を送っていると、体にとって必要な栄養素が不足します。その一つの症状が肌あれとなって現れます。

バランスのよい食事やサプリメントを適切に用いて、必要な栄養をとるようにしましょう」

美肌は健康な内臓から作られるということを意識し、これらのことを実践したいものです。


(海野愛子/ユンブル)

取材協力・監修 正木初美氏。日本臨床内科医会専門医、大阪府内科医会理事、大阪府女医会理事、日本内科学会認定医、日本医師会認定スポーツ医、日本医師会認定産業医、正木クリニック院長。

正木クリニック:大阪府大阪市生野区桃谷2-18-9
http://masaki-clinic.net/wp/
[ 18:36 ] [ 自分の健康は自分で守る ]
医師が教える。肌あれしてる時は何を食べればいいの?

「タンパク質」「ビタミンA、B群」「亜鉛」 2ページ目

■皮ふを作り出すのはタンパク質

肌の健康を保つためには、どのような栄養成分が必要なのでしょうか。

「皮ふは『タンパク質』から作られます。タンパク質が不足すると、肌の細胞が正常に生まれ変わることができず、乾燥やむくみのもとになります。

偏食や過度なダイエットをしている人はタンパク質が不足しがちです。魚や肉、卵などに豊富な動物性タンパク質、大豆や大豆製品に多い植物性タンパク質をバランスよく取るようにしてください。

カロリーが気になる人は、皮を外した鶏肉、牛肉や豚肉の赤身、鮭、白身魚、貝類、卵の白身、豆腐、豆類など、高タンパク質で低カロリーな食材を取り入れましょう」(正木医師)

■ビタミンA、B群も必要

ビタミン類も肌の健康維持に欠かせないそうですね。

「皮ふや粘膜を正常な状態に保つ働きの『ビタミンA』が不足すると、角質層の保湿力が低下します。

ビタミンAはレバー、 ウナギ、 緑黄色野菜、卵黄、バターなどに多く含まれます。

また、肌の再生サイクルを促すのは『ビタミンB群』です。

ビタミンB群はあらゆる動物性、植物性の食品に含まれるので不足しにくいのですが、ストレスやアルコール摂取、炭水化物や甘い物の食べ過ぎ、偏食、激しい運動をすると大量に消費します。

これらの習慣に心当たりがある場合は、ビタミンB群を意識的に取り入れましょう」(正木医師)

[ 18:33 ] [ 自分の健康は自分で守る ]
医師が教える。肌あれしてる時は何を食べればいいの?

「タンパク質」「ビタミンA、B群」「亜鉛」


不規則生活の代償の一つ、肌あれ。

「肌あれとは具体的に、かゆみや赤み、吹き出物、ニキビなどの肌トラブルのことです。

肌のバリア機能が低下し、紫外線や乾燥など外部からの刺激を受けて起こります」と話すのは、臨床内科専門医で正木クリニック(大阪市生野区)の正木初美院長。

詳しいお話を聞きました。

■肌は内臓を映し出す鏡

肌あれの原因について、乾燥やアレルギー物質などのほかに体内の状態を挙げる正木医師は「肌は内臓を映し出す鏡とも言われています」と言い、こう続けます。

「内臓の中でも、肌あれと深く関係するのが肝臓です。

肝臓は体内の老廃物を取り除いて、毒となる物質を中和する役割があります。

肝臓の働きが低下すると、取り除けない有害物質が血液中をめぐって皮ふから体外へ出ようとして、ニキビや吹き出物などの原因につながります。

また、便秘などで便が腸内にたまると、栄養の吸収が妨げられて栄養素が全身に行き渡らずにニキビができやすくなります。

悪玉菌が集まり、有毒なガスが発生します。これが皮ふの健康を損ない、肌があれます。

胃の調子が悪いときも同様のメカニズムで肌あれしやすくなります。胃の不調は、腸や肝臓へも影響を与えます」

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元気になる! 日光浴ができない冬は納豆を食べるのがオススメな理由とは

2016年01月16日 12時00分
提供:マイナビスチューデント


間のからだには、「概日(がいじつ)リズム」というものがあるのをご存じでしょうか?

脳内物質「セロトニン」と睡眠ホルモン「メラトニン」が、明るい時間と夜間に入れ替わるように分泌されることで作られる自然な「生活リズム」のことです。

体温や血圧、心拍数などを調整するセロトニンは、光を浴びることで分泌が促進されるため、日照時間が少ない冬はパワーが弱まり、眠気やだるさを感じる/気分が落ち込むなど、「冬季うつ」と呼ばれる症状に悩まされるひとも少なくありません

解決策は、なんといっても「光を浴びること」ですがセロトニンの原料ともいえる「トリプトファン」を意識的に食事から摂取するのもオススメ。トリプトファンは、納豆やチーズなどに豊富に含まれているので、積極的に取り入れて概日リズムを整え、冬を明るく元気に過ごしましょう!

■「光」を浴びよう

人間のからだに備わっている概日リズムは、明るい時間に分泌されるセロトニンと、夜間に分泌されるメラトニンにより調整されています

明るい日中は、体温や血圧、心拍数などを調節し、心身の安定をもたらすと言われるセロトニンが活発に働き、夜間は気持ちを落ち着かせる作用のあるメラトニンの分泌量が増え、眠気を誘うというサイクル(体内時計)が自然に作られているのです。

しかし、セロトニンには浴びた光の量により分泌量が決まる特性があるため、日照時間が短い冬は不足しがち。

眠気やだるさを感じる/気分が落ち込むなどの症状が出て、俗に言う「冬季うつ」状態になるひとも少なくないようです。

曇りがちな日が続くと気分までドンヨリしてしまう…のも合点がいきますね。

解決策は、なんといっても「光を浴びること」!

薄暗い冬季はもちろん、日光浴ができない日には、照明でも同様の効果が得られるので、部屋の照明は明るめにつけましょう

逆に、夜更かしをして深夜まで強い照明のもとにいると、メラトニンの分泌が抑制されてしまい「眠り」が悪くなってしまいます。

季節や天候にかかわらず、日中は光を浴び、セロトニンとメラトニンがバランスよく分泌される状態が、心身の健康の基本と言えそうですね。

■毎日の食卓にトリプトファンを

意識的に光を浴びる以外に、セロトニン分泌を促す鍵となるのが、セロトニンの原料である「トリプトファン」の摂取です。

トリプトファンとは必須アミノ酸の一種で、動物性/植物性たんぱく質に多く含まれるため、毎日の食事に積極的に取り入れましょう。

トリプトファンが豊富な食品と、100g当たりのおよその含有量は、

・ナチュラルチーズ(チェダー) … 320mg

・プロセスチーズ … 290mg

・たらこ … 290mg

・かつお、まぐろなどの赤身魚 … 200~250mg

・納豆 … 242mg


などで、意外にも身近な食品ばかりですね。

また、糖質をプラスすると、トリプトファンから生成されるセロトニンの機能を高める作用があるので、甘い物や炭水化物などを一緒に摂取するのがオススメ。

チーズトーストや納豆ご飯はもちろん、食後のデザートは気分的にも満たされるので、上手に取り入れながら、冬を明るく元気に乗り切りましょう!
[ 18:02 ] [ 自分の健康は自分で守る ]
野菜が健康に良いのはそれが“毒”であるから!?

今村 甲彦 今村 甲彦All Aboutガイド

・植物は動いて捕食者から逃げることができないので、様々な化合物を使って昆虫や動物を撃退する手の込んだ防御術を発達させてきた。

・植物が作るそうした有毒物質は果物や野菜にも低濃度含まれていて、人間もそれを食べている。それらの化合物にさらされると私たちの体内の細胞では穏やかなストレス応答が起こり、抵抗力や回復力が高められる

・こうした弱いストレスが体に適応する過程は「ホルミシス」と呼ばれ、健康上の利点がある。例えばブロッコリーやブルーベリーを食べることが脳の病気の予防に役立つ。

<日経サイエンス 201601 第46巻第1号>より

現代の薬理学者と毒物学者、生化学者も高濃度であれば毒になる植物性物質が、少量であれば健康に良い効果を生み出すことを確認しつつあるようです。

その他、絶食や運動が健康に良いのも、弱いストレスを脳細胞に与えることが健康に良い影響を及ぼしているからと指摘しています。

カフェインなどを過剰に摂取すると害を及ぼす可能性があるというのも、これに関係しているのかもしれません。

過度のストレスが毒になるところ、少量では健康に良い影響を及ぼすというのは興味深いところです。

今村 甲彦 今村 甲彦 All Aboutガイド 医師。日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会専門医。

久留米大学病院高度救命救急センターを経て、現在は地域の中核病院で内科診療および内視鏡検査に励む。

https://www.facebook.com/biokitchen/



「患者さんの声に常に耳を傾ける」ことをモットーに、消化器・肝臓領域から風邪、高血圧等の一般内科領域まで幅広く診療を行っている。
2016/01/03のBlog
住友のルーツには、「企業経営の本質」がある
広瀬と伊庭が明治初期に思い描いた百年の計


TBSテレビ『百年の計、我にあり』取材班 2016年01月02日
広瀬から伊庭へと続く経営者時代には、実に多くの難題が降りかかった。明治初期から20年代にかけての話である

2代目の伊庭貞剛 (写真提供:住友史料館)

財閥が鉱山から興るのには理由がある。世界との生産競争を戦うには、その時代の最先端に触れなければならない。幕末から明治期は世界の動力が一気に変わっていった。蒸気が産業に導入され、そして電気に取って代わられていく――。その変化を体験しなければならなかった。こうした競争に耐えた企業は、産業の多くの分野で飛躍的な発展が必要だった。そこに財閥形成の素地があったといえる。


江戸期の別子銅山はすべて手掘りを行いそして人力で運んだが、効率が悪かった。銅山は別子山中にあり、1000メートルを超える高さから鉱石を掘り出し、今の新居浜市まで運んだ。日本の技術力、経済力がもろに反映する。すべてが難題だった

ガス灯が灯り電気がやっと作られ始めた時代に、蒸気機関車を山の上まで走らせようとし、手掘りに代わって蒸気の削岩機を導入し、黒色火薬やダイナマイトを導入し始めたのだ。すべて初めての体験だった。

さらには山をぶち抜きトンネルを作り発電も始めた。それは東京や大阪の都会とそれほど変わらない時期にスタートさせるということだった。明治22(1889)年に東京から大阪に鉄道が敷設され、さらに西に延びようとする時期の明治26(1893)年に山岳鉄道が建設された。電話は鉱山にも作られた。鉱山には国の最先端技術が集まった。その最先端を走ったのが初代総理事の広瀬宰平である。


100年先を見なければ欧米と肩を並べられない

広瀬は100年先を夢見た。それが経営哲学にもなっていた。「百年の計、我にあり」。100年先を見わたさなければ、欧米と伍して銅の生産を続けることはできなかった。


伊庭貞剛を演じる石黒賢(左)と広瀬宰平を演じる榎木孝明(右)TBSテレビ新春スペシャルドラマ『百年の計、我にあり』は1月3日12:00~13:54放送

時代的な幸運もあった。明治22(1889)年に広瀬宰平はパリ万博を見学する。そこで巨大な建築物エッフェル塔を見る。ヨーロッパはこの巨大な建築物で騒然としていた。広瀬は最先端に触れた。また、パリ万博では電気が大きな目玉になっていた。当初、巨大建築物を作り、それをライトアップする計画だった。あまりに壮大すぎ、それが変更され、エッフェル塔建設に繋がった

巨大な建築物・エッフェル塔。まさしくこれは鉄である。近代化を図る意思を広瀬はさらに強めることになる。銅ばかりではなく鉄をも日本で作り出そうとした。そして米国では蒸気機関車が山道を走るのを見た。ゴールドラッシュである。別子の山にも走らせたい。近代化への思いはさらに強くなった。欧米もまた近代化の最中だった。欧米とともに走る、それが夢となっていく。

だが、広瀬の夢はすぐに実現することではなかった。公害が発生したのである。製錬所から排出される亜硫酸ガスは農作物に多大な被害を及ぼした。これもまた世界の最先端を走っていたからだが、科学の力はまだ追いついていなかった。日本だけではなく、世界の技術がこれを解決できなかった。


そして解決に向けた研究が始まる。それは世界の研究の最先端を知ることと同じだった。100年遅れているはずの日本がさまざまな場面で世界との距離を縮めていく。

そして、住友は広瀬から伊庭へと経営者が交代した。広瀬宰平が住友の経営を任されたとき、まず手を付けたのは西洋の技術の導入だった。フランス人技術者ルイ・ラロックを呼び、別子銅山を約2年にわたって調べさせ改善計画を作らせた。当時お雇い外国人の全盛期であった。

住友のルーツには、「企業経営の本質」がある
広瀬と伊庭が明治初期に思い描いた百年の計


ただ、広瀬宰平が違っていたのは、ラロックに計画書の作成は頼んだが、その実行は頼まなかったことだ。その代わり、技術者をフランスに留学させた。日本人の手で実施しようとしたのだ。将来を背負う人材を作ることがいちばん重要だと考えた。留学した技術者は帰国後、別子銅山の改革に力を発揮する。それを支えたのが2代目の総理事の伊庭貞剛である。


経営者の変更で変化が生まれた、公害への取り組み

広瀬から伊庭への経営者の変更、ここで劇的に変わったのが、公害への取り組みである。将来は解決するということは、それを先送りするということではなく、すぐに取り掛かることである。工場の移転を断行し、根本解決を図る決心をする。そして荒れた山には考えられない規模の植林を行った。これが後に新しい事業の立ち上げに繋がっていく。住友林業の創設だ。


2代目の伊庭貞剛 (写真提供:住友史料館)TBSテレビ新春スペシャルドラマ『百年の計、我にあり』は1月3日12:00~13:54放送

だがこれでも公害は解決しなかった。世界の技術が追いつくには昭和に入るまで時間がかかった。だが、それは住友の技術を世界に追いつかせる研究でもあった。亜硫酸ガスの脱硫と中和への研究は住友化学に繋がっていく

広瀬宰平から伊庭貞剛への経営者の移行は激しい葛藤を生んだ。それぞれが思い浮かべる100年先が違った。だが、その意見を戦わせることが経営の近代化に繋がっていった。住友がおこなった改革はある意味、経営と資本との分離と評価する人がいる。

江戸時代に営々と築いてきた鉱山経営の実態を住友家は広瀬宰平に託した。それがゆえに利益よりも経営理念が必要とされ、100年先という言葉で語り継がれ、企業理念が作り続けられた。

瀬戸内海に面する愛媛県新居浜市を見下ろす別子銅山。標高750メートルの中腹にある東平(とうなる)の選鉱遺跡は、「天空の歴史遺産」「東洋のマチュピチュ」などとショウされる優美な名所となっている。さらに標高1200メートルの峠を越えたかつての鉱山町は、かつては一面が禿げ山になっていた

今は豊かな森林が広がり、過去に荒れた面影はなくなっている。今、別子銅山は閉山してしまったが、1000メートルを超える山々から山麓まで、当時の遺構が数多く残されている。その姿は明治期の日本人の葛藤を記録する貴重な遺産といえる。


広瀬から伊庭へ渡った経営のバトン。これは単なる世代交代ではなかった。大げさに言えば100年遅れて近代経営に参加した日本のその後の路線を決めるものでもあった。

「企業はいったい誰のものなのか」「経営の持続性とは何なのか」などという、時代によってそのカタチを変えながらも本質はずっと変わらない、今の企業経営者やビジネスパーソンにとっても参考になる普遍的なテーマである。


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[ 22:47 ] [ ソーシャルネットワーク ]
住友のルーツには、「企業経営の本質」がある
広瀬と伊庭が明治初期に思い描いた百年の計


TBSテレビ『百年の計、我にあり』取材班 2016年01月02日
この著者の記事



愛媛県新居浜市の別子銅山。


100年ほど前に煙害で禿げ山になっていたが今は緑溢れる(写真提供:住友林業(タイトル下)、住友史料館(上))

日本の産業の黎明期が改めて注目されている。

昨年7月、「明治日本の産業革命遺産」として八幡製鉄所や三池炭鉱などが世界遺産に選ばれたことが記憶に残っている人も少なくないだろう。実在した日本の女性企業家を主人公にしたNHKの朝の連続ドラマ「あさが来た」が、大ヒットしている影響もあるかもしれない。

これまでは司馬遼太郎の描いた「坂の上の雲」の影響からか、明治維新とその後の国内対立・西南戦争などに向かう歴史の記述が多かったものが、少し変わってきている。実業の世界の話に興味が持たれ始めているといえるだろう。

明治初期は現在と似ている

戦争へと向かう歴史ではなく、近代国家に転身する実業の世界の試行錯誤。

その姿は何より現在と似ている。「技術革新とそれへの対応」「経営の近代化」「世代交代」「コンプライアンス(企業の法令順守)」「コーポレート・ガバナンス(企業統治)」「CSR(企業の社会的責任)」――。今にも通じるこうした難題が、この時代にはいっぺんに起こった。

欧米に50年、100年遅れていた明治維新の日本は、必死に追いつこうと10年、20年で同じことを体験しなければならなかった。

そんな時代を生きた企業家のストーリーが、TBSテレビ新春スペシャルドラマ『百年の計、我にあり』(TBSテレビ1月3日12:00~13:54)で描かれる。ドキュメンタリーとドラマの構成で焦点を当てるのは、これまであまり紹介されることのなかった住友グループの勃興期だ。


初代経営者の広瀬宰平(写真提供:住友史料館)

番組で取り上げる、明治期に初代経営者となった広瀬宰平(ひろせ・さいへい)と2代目の伊庭貞剛(いば・ていごう)。江戸時代初期からの銅商・住友を近代的企業グループに変貌させた2人の足跡を追うと、今の企業リーダーにも求められる普遍的なテーマが見えてくる。

日本では財閥とも言われた企業グループの勃興には多くの場合、石炭や銅、銀、亜鉛など鉱山が絡んでいる。住友グループにおいては、江戸時代から続く愛媛県の別子銅山がそのルーツだ。

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2015/12/29のBlog
2015年「海外ビジネス10大ニュース」ランキング! 激動の1年を総振り返り



さて、最後にお届けするのは、「2015年 海外ビジネス10大ニュース ランキング」です。


今年も海外ビジネス関連では様々なことが起きました。日本企業の海外ビジネスに追い風となりそうなニュースも多かった印象です。

そこで、アクセス数と編集部の考察を元に、10大ニュースをピックアップ、ランキングにしました。そちらをカウントダウン方式でお伝えいいたします

果たして、気になる1位は?

是非、下記ご確認いただけますと幸いです。
 
◆ 第10位 ◆

新幹線を世界に! 採用の決め手となったのは?
 
『インドが新幹線の採用を決定! 日印関係さらに深まる』
https://www.digima-news.com/20151215_2526
 
◆ 第9位 ◆

気になる各国の最低賃金。カンボジアなどでも話題でした
 
『ベトナム政府、最低賃金の引き上げを2016年3月まで棚上げ』https://www.digima-news.com/20151106_1775
 
◆ 第8位 ◆

大物による予言。「好き嫌いにかかわらず21世紀は中国の世紀だ」とのこと
 
『投資家ジム・ロジャーズ氏が予言「人民元自由化で香港ドル廃止」』
https://www.digima-news.com/20151126_2164
 
◆ 第7位 ◆

現地に強力なプレーヤーが続々誕生、日本企業が立ち向かう術は?
 
『東南アジアの外食業、1000店舗を超す現地チェーンが続出』https://www.digima-news.com/20151022_1498
 
◆ 第6位 ◆

自動車産業に大きな混乱が……。日本企業への影響も大きかったはずです
 
『フォルクスワーゲンが燃費・CO2でも不正、ガソリン車も約8万台』https://www.digima-news.com/20151116_1952
 
◆ 第5位 ◆

6億人市場、遂に始動! 期待も注目も大きくなっています
 
『ASEAN共同体の発足を宣言、6億人単一市場に期待』https://www.digima-news.com/20151125_2126
 
◆ 第4位 ◆

非常に悲しいニュース。経済、生活、思想に大きな影響を与えています。
 
『フランス同時多発テロ、観光地は次々と閉鎖、日系企業にも影響及ぶ』
https://www.digima-news.com/20151117_1965
 
 
◆ 第3位 ◆

詳細が発表され、いよいよ発効! 追加参加検討の動きも活発になりました
 
『TPP参加はまたとないチャンス! 日本企業の海外進出に追い風』
https://www.digima-news.com/20151026_1542
 
◆ 第2位 ◆

たった6年で世界的ビッグイベントに! 来年も注目です
 
『中国「独身の日(双11)」、アリババが過去最高1.7兆円の売上を達成』
https://www.digima-news.com/20151112_1907
 
◆ 第1位 ◆

春節での爆買いなど、インバウンドが年間を通じて盛り上がりを見せました!
 
『訪日外国人数、最高記録突破! 11月までで1,796万人に』https://www.digima-news.com/20151222_2696
 
いかがでしたでしょうか?

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2015/12/26のBlog

一般社団法人 大丹波ふるさとネットさんが新しい写真4枚を追加しました

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身も心も温まる 専門家お薦めのホットドリンク

 温かい飲み物が恋しい季節。ポカポカとおいしく、栄養たっぷりのホットドリンクは、体も心も温めてくれる。眠る前に落ち着きたいときや、おやつ代わりにもぴったりだ。


■暮らしに味付け、栄養もたっぷり

 そこで食品メーカーやレシピサイトが厳選したホットドリンクを実際に作り、料理研究家や栄養士、ソムリエら専門家に試飲してもらい、ランキングした。

 ノンアルコールタイプでは、ショウガやスパイスを使ったレシピが上位に入った。おいしいだけでなく、冷えに効き、風邪予防の効果も期待できそう。

 牛乳を使ったバリエーションも多い。作る際は「牛乳は鍋で温めるとすぐ吹きこぼれるので目を離さない」(島本美由紀さん)のがコツ。全体に甘みがしっかりあるものが多いので、苦手な人は砂糖や練乳を控えめにするとよいだろう。

 大人には様々な酒を使ったアレンジも薦めたい。ただし温かいものはアルコールのまわりが早く「1、2杯、楽しむ程度に」(管理栄養士の徳丸美沙さん)。パーティーや寒い夜のお供にじっくり味わおう。

<親子でノンアルコール>

1位 ジンジャーバターココア 725ポイント


 ■眠れぬ夜 マイルドな癒やし バターとショウガが効いたミルクココア。最後にショウガ汁とバターを加えることで風味や辛みをしっかり感じられる。「ココアとショウガは体を温めてくれる最強コンビ。気分が落ち着かない日や、眠れない夜に飲みたい」(島本美由紀さん)、「マイルドで飲みやすい。バターのコクもあり、甘ったるすぎない大人の風味」(小菅祥江さん)

 レシピ(4人分)(1)ショウガを2かけ用意し、皮をこそぎ取り、おろし金ですりおろして汁を絞る。(2)小鍋に牛乳650ミリリットルを入れて温め、市販のミルクココアの素大さじ6を加えて溶かす。(3)火を止めて(1)のショウガ汁とバター10グラムを加えて、余熱でバターが溶けたらカップに注ぐ。

2位 焦がしマシュマロコーヒー 535ポイント

 ■浮かべて崩して 好みの甘さに トースターで焼き色をつけたマシュマロを、ブラックコーヒーに浮かべるだけの簡単レシピ。「甘さがいらない人はマシュマロを崩さずそのままで、甘さが欲しい人は混ぜて調整できる」(山田百香里さん)、「コーヒーと焦がしマシュマロの香ばしさのダブルアクセント」(吉岡久夫さん)。ホームパーティーやおもてなしにも向く1杯。

 レシピ(1人分)(1)アルミホイルの上に好みの分量のマシュマロを並べ、1000ワットのオーブントースターで1~2分、焼き色がつくまで焼く。(2)コーヒーを入れたカップに(1)を浮かべる。

3位 ウーロンチャイ 525ポイント

 ■紅茶よりさっぱり 黒糖まろやか 普通は紅茶を使うインド風チャイを、ウーロン茶を使用することでさっぱりした味わいに。「黒糖の甘さが優しく、ウーロン茶の渋みをまろやかにしている」(安藤修さん)、「黒糖が印象的な味わい。ビタミン、ミネラルが豊富で健康維持、風邪予防に適している」(町田えり子さん)。甘いのが苦手な人でも飲みやすい。

 レシピ(1人分)(1)鍋にウーロン茶100ミリリットル、牛乳100ミリリットル、黒糖大さじ1を合わせて火にかける。(2)煮立てて、適量の粗びきコショウ、ナツメグ、シナモンを加える。

左から4~7位

4位 きなこdeホットミルク
 

きな粉が香ばしい和風ホットミルク。「手軽に作れ、子どもも喜ぶ味」(堀内百合さん)、「牛乳のたんぱく質、カルシウム、ビタミンB2にきな粉のビタミンB1が加わって栄養面に優れたドリンク」(こばたてるみさん)。甘さはコンデンスミルクの量で調整を。▼http://www.meg-snow.com/recipe/detail/3021.html

5位 エッグノッグ

 とろりとしたカスタード風のドリンク。「とても栄養価が高い。疲れた時や食欲低下気味、胃腸が疲れ気味の時にもおすすめ」(こばたさん)。ブランデーやウイスキー、ラム酒などを加えれば洋風卵酒になる。▼http://www.morinagamilk.co.jp/recipe/detail/recipe.php…

6位 生姜&ミルクの葛湯風ドリンク

 片栗粉を使うことで簡単にとろみをつけられ、芯からあったまる。「ショウガがスキムミルクの風味を消して飲みやすくしている」(宗像伸子さん)、「温かさも長持ち。眠れぬ夜のお供にも、子どものおやつにも最適」(藤原浩さん)。▼http://www.morinagamilk.co.jp/recipe/detail/recipe.php…

7位 ホットバナナミルク

 バナナジュースのホット版は「朝食代わりにもなる」(島本さん)の声が多数。「豆乳で作るとあっさりしてさらに飲みやすそう」(徳丸美沙さん)。チョコレートを一粒混ぜ入れてもOK。▼http://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1340002611/


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2015/12/25のBlog
日本製の爪切りは、なぜ海外で大人気?鎌倉時代までさかのぼるその理由とは?

日本 美習慣

日本製の爪切りはアメリカamazonで1位を獲ったことも

「"パチパチ"の日本製に対して、外国製は"パチーン、パチーン"と力が5倍くらいかかるし、切った爪が飛び散る」。

これは、日本製と外国製の爪切りを比較した声の一例です。

外国製の爪切りはニッパー式が多く、カットした爪が飛び散ることも多いそう。そのため、切れ味抜群で爪が飛び散らないように工夫されている日本製の爪切りは海外で大人気!

事実、アメリカamazonの爪切り売れ筋ランキングでは、日本製の「Seki Edge」シリーズが常に上位に位置しており、レビュー総数は1121、平均4.6星を獲得しています(2015年6月22日現在)。

日本の関市は、世界で3本の指に入る「刃物の町」

そんなにすごい「Seki Edge」シリーズを作っているのは、爪切りのほか、ヘアカットはさみ、眉はさみなど、刃物を軸に商品を展開しているグリーンベルという会社。

岐阜県関市に工場を構えているんですが、実は、この関市がスゴイんです!

ドイツのゾーリンゲン、イギリスのシェフィールドと並び、「刃物の3S」と呼ばれるほど知名度のある刃物の町なんだそう!

関市がこれほど栄えた理由は、鎌倉時代までさかのぼることで見えてきます。

今から約780年前、関市に刀鍛冶が誕生しました。


良質な焼刃土と炉に使う松炭、長良川と津保川の良質な水など刀鍛冶にとって理想的な環境が整っていたこの土地には多くの刀匠が集まり、「折れず、曲がらず、よく切れる」と評判を呼びます。

そして関市は日本一の名刀の産地として繁栄していき、卓越した伝統技能が今日まで受け継がれていくのです。

日本製の爪切りが高品質な秘密は、実はこんな歴史が寄与していたんですね。

優秀な爪切りは美しいネイル作りにも役立つ

爪切りが使いにくいと、爪先がガタガタになったり、思わず深爪してしまったりすることもあります。

深爪をすると、爪を長く美しく見せる大事な要素である「ハイポニキウム」を無理やり剥がすことになるので要注意。


爪の内側を覗くと、爪と指の間に薄い皮膚があるのが分かると思います。

これが、ハイポニキウムです。皮膚と爪を固定して、爪の間に異物が入らないようにする役割があります。

ハイポニキウムは、爪の表側から見るとピンクに見えるので、ハイポニキウムが大きいと、指先ギリギリまでピンクの部分がある美しい爪になります。

反対に、これが小さいと、爪を伸ばしても白い部分が長くなるので爪が短く見えますし、見た目が悪くなります。

爪の見た目を左右するハイポニキウムを傷つけないためにも、深爪は厳禁なのです。

美しい爪を育むためにも、爪切りは決して軽視できません。日本製の優秀な爪切りを使えば、そんな不安も軽減しそうですね。

[ 21:08 ] [ 自分の健康は自分で守る ]
https://www.facebook.com/www.biokitchen.kyoto/posts/319405028160440


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子育て中のがん患者 推計5万6000人

子育て中にがんと診断される人は、年間、推計5万6000人に上り、その子どもたちは9万人近くになるとする調査結果を、国立がん研究センターのグループがまとめました。

出産の高齢化が進むなか、子育て中のがん患者の実態が分かったのは初めてで、研究グループは、心理面で子どもを支える態勢作りなどが必要だとしています。

国立がん研究センターのグループは、おととしまでの5年間にがん研究センターの中央病院に入院した患者のデータを基に、18歳未満の子どもを持つ全国のがん患者の数を推計しました。

その結果、18歳未満の子どもを持つ人でがんと診断される人は、年間、5万6000人に上り、その子どもの数はおよそ8万7000人になったということです。

また、中央病院のデータでは、患者の平均年齢は男性が46.6歳、女性が43.7歳で、子どもの平均年齢は11.2歳でした。

子育て中にがんと診断されると、子どもに病気をどう伝えるのかや心理面で子どもをどう支えるのかなどさまざまな課題に直面することが予想されます。

出産の高齢化が進むなか、こうしたケースは今後も増えるとみられていて、国立がん研究センターの井上泉特任研究員は「がん患者の子どもの存在は、社会の目がほとんど届かないところにあると思う。

社会的なレベルで支援態勢作りを急ぐ必要があると思う」と話しています。





2015/12/22のBlog
[ 07:27 ] [ 自分の健康は自分で守る ]
前回の続きです。

■糖化ストレスを減らす 9種類の健康茶

 米井さんが研究の結果、糖化ストレス低減作用を持つ健康茶を突き止めた。いずれも独特の風味や香りがあり、ハマれば手放せなくなる。

特に糖質が多めの料理やデザートを食べたいときは、コーヒーや酒だけでなく健康茶を一緒に飲む習慣をつけよう。

1:柿の葉茶 → ビタミンCなど

 レモンや緑茶の20倍ものビタミンCを含有するため、美白や風邪予防にも。さっぱりした風味で、飲み続けやすい。

2:カモミールティー → 抗炎症成分アズレンなど

 ジャーマンカモミールとローマンカモミールとがあり、抗糖化作用が強いのは後者とされる。寝つきを良くする働きも。




3:ドクダミ茶 → クエルシトリンなど


 十薬(ジュウヤク)の名称で漢方薬としても使われるドクダミの健康茶。独特の匂いがある。

4:ブドウ葉茶 → アントシアニンなど

 原料はワイン用の赤ブドウや黒ブドウの葉。赤ワインにも含まれるポリフェノールやアントシアニンが豊富。




5:ゴボウ茶 → ポリフェノールのサポニンなど

 ゴボウの皮に含まれるポリフェノールのサポニンをたっぷり取れる。水溶性のムコ多糖類「イヌリン」も豊富に含まれる。

6:セイヨウサンザシ茶 → フラボノイドなど

 ヨーロッパでは「心臓の草」と呼ばれ、動悸(どうき)や息切れ対策に使われる。味が薄いので、ほかのハーブと混ぜてもいい。




7:甜茶(てんちゃ) → 甜茶ポリフェノール

 古来、中国で飲まれてきた、バラ科などの木の葉を煎じた甘みのあるお茶。日本では、主にバラ科のテンヨウケンコウシの葉が原料。

8:ハマ茶 → アントラキノン類

 マメ科植物・カワラケツメイが原料。空海が好んだという逸話があり「弘法茶」の別名も。香ばしく、あっさりした味わい。

9:グァバ茶 → ポリフェノールなど

 フトモモ科に属する樹高3~4mの低木、グァバの葉と果実の皮部分を煎じたお茶。肌荒れの緩和や口臭の予防にもいい。





この人に聞きました


米井嘉一さん
同志社大学大学院生命医科学研究科アンチエイジングリサーチセンター教授。抗加齢医学研究の第一人者。過剰な糖質が老化に及ぼす影響や、糖化ストレスについて研究する。『「糖質ダウン」であなたは一生病気にならない』(日本文芸社)など著書多数。

(ライター 籏智優子、写真 中本浩平)
[ 07:18 ] [ 自分の健康は自分で守る ]
糖の取り過ぎは細胞を焦がす 老化の真犯人は「糖化」

 老化促進の要因として最近、注目が集まっているのが、「糖化」と呼ばれる現象だ。糖の取り過ぎが、肌のくすみから動脈硬化や骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、ED(勃起不全)、そして認知症までも引き起こすといわれるのはなぜだろうか

 糖の取り過ぎによる害は、肥満にとどまらない。昨今、予防医学の世界では、過剰な糖質が引き起こす「糖化」に注目が集まっている。


 糖化とは、体内のたんぱく質や脂質と糖とが結びつき、変性すること。

「筋肉や血管などの人の体の大部分は、たんぱく質からできています。これを変質、老化させる犯人が糖質。食事で糖を取り過ぎると、エネルギー源として代謝されずにたんぱく質と結合し、老化が加速してしまうのです」と同志社大学大学院教授の米井嘉一さんは指摘する。

 糖化のメカニズムを、ホットケーキを例に説明しよう。

卵と牛乳(たんぱく質)に、小麦粉と砂糖(糖)を混ぜて焼くと、焼き色が付く。「これは食品が茶色くなる『メイラード反応』。糖化は、たんぱく質と糖が体温で焦がされ、褐色の物質に変性するメイラード反応の一種です。ホットケーキと同じように、体内の細胞が焦げついていると思ってください」(米井さん)。

 たんぱく質と糖質とが結合すると、AGEs(終末糖化産物)という褐色の老化物質ができる。

 体内の「糖化現象」は、まず血中で起こる。糖を取り過ぎると、血中に余分な糖が増え、赤血球のたんぱく質・ヘモグロビンと結合し、AGEsが発生する。糖化したヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ役割を果たせなくなり、体中の細胞が低酸素状態に陥って、新陳代謝が低下していく。

 これが進むと、体内のあらゆる部位にあるたんぱく質の一種、コラーゲンにAGEsが発生する。すると血管の内側が傷つき動脈硬化になり、ひいては心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞の原因に。

また、毛細血管が詰まりやすくなるので、ED、糖尿病網膜症、脳なら認知症にもつながる。さらに骨にも大量のコラーゲンがあるので、骨粗鬆症の原因になる…と、全身の病気に「糖化」は関わるのだ。


 肌のくすみ、たるみやシワも、肌の表皮の下にたまったAGEsが起こす。

「肌の色が茶色っぽくくすむのは、褐色のAGEsが皮膚にある証拠です。最近、肌が急にくすんだ、という自覚がある人は、体内も同じように焦げついていると考えていいでしょう」(米井さん)。

【血中でヘモグロビンが「糖化」すると… → 全身が老化する】


 ●肌がくすみ、弾力がなくなる
 ●血管が傷んでくる
 ●太りやすくなる
 ●動脈硬化が進む
 ●認知症になりやすくなる
 ●がんになりやすくなる

 もし「痩せていて、血糖値も高くないから、糖化は無関係」と思っているなら、認識を改めるべきだと米井さん。「健康な人でも、食後は血糖値が上がって血中に糖があふれてAGEsが作られやすい。

しかも、AGEsは年齢とともに代謝されにくくなります。普段からAGEsが蓄積されにくい生活をしていれば、若々しさや健康を長く維持できますよ」(米井さん)。

 糖化を防ぐには、食後血糖値を急上昇させない習慣が肝要。野菜→タンパク質→主食の順に食べる「ベジファースト」などを積極的に実践しよう。

 同時に、糖化を抑制する働きのある食材も取りたい。

米井さんの研究で、糖化抑制作用があると判明したのは、モロヘイヤ、フキノトウ、新ショウガ、たで、ブロッコリースプラウトといった野菜や、ハッサクやマンゴスチンなどの果物、栗の渋皮など。

甘く、口当たりのいいものより、苦みや渋み、酸味の強いものが多い傾向だ。ドクダミ茶や柿の葉茶など、9種類の健康茶にも糖化を抑える作用があるそうだ。

甘い清涼飲料水を飲んでいるなら、すぐに健康茶に切り替えよう。

2015/12/05のBlog
[ 18:41 ] [ 自分の健康は自分で守る ]
お肉、マリネで軟らかく

高橋美帆撮影

 かたまり肉の料理をする際、漬け汁に浸す「マリネ」の一手間を加えると、軟らかく仕上がる。料理家のワタナベマキさんに、マリネした鶏肉の煮込み料理を教わった

 ワタナベさんの提案は、漬け汁に、すり下ろしたリンゴを用いる方法だ。

「リンゴに含まれる酵素によって肉が軟らかくなります。リンゴと肉のうまみが混ざり合い、まろやかな味わいが増しますよ」。

イチジクや柿なども肉を軟らかくするが、リンゴは果物の味が強く出ず、素材を引き立たせるという。

 鶏もも肉のアップルビネガー煮を紹介してもらった。

 <リンゴは皮をむいてすり下ろし、鶏もも肉にもみ込む。塩小さじ1杯をふり、ラップをかけて冷蔵庫に一晩置く>

 リンゴは鶏肉の上ですり下ろす。おろした時に出る果汁も余さず使うためだ。一晩置くと、リンゴはやや褐色になる。

 <鍋に、薄切りにしたニンニクと、オリーブオイル大さじ1杯を入れ、弱めの中火にかける。香りが立ったら、漬け汁を軽く落とした鶏肉を入れ、表面に焼き目を付ける>

 煮る前に焼くことで香ばしくなり、うまみを閉じこめる。漬け汁は取っておく。

 <2ミリ厚さに切ったタマネギ、米酢、白ワイン、残しておいた漬け汁を加え、アクを除きながら、ひと煮立ちさせる。

蓋をして弱火にして12分煮る。塩少々で味を調え、粗びき黒コショウ少々とパセリをふる>

 鶏肉はしっとりとしていて、箸で崩れるほど軟らかい。やさしい酸味が利いていて、煮汁もうまみをたっぷり含んでいる。

 肉を豚や牛にする場合は煮込む時間を長くする。「鶏肉を骨付きに変えれば、クリスマスのメニューにもいい。

プチトマトやキノコ、大ぶりに切ったニンジンを加えると、彩り豊かになります」

 温め直しても、冷めたままでもおいしいので、作り置きに向く。

 副菜として、キノコのペペロンマリネも教わった。

 <シメジ、エノキダケは石突きを除く。シメジは手でばらし、エノキダケは3等分の長さに切る。

フライパンにオリーブ油大さじ2杯と、つぶしたニンニク、赤唐辛子を加え弱火にかける。

香りが立ったら、シメジとエノキダケをさっといためる。しんなりしたら、レモンのスライス、白ワインと塩小さじ1/4杯を加え、ひと煮立ちさせ、全体をなじませる>

 煮汁に浸して味をなじませると、ニンニクや赤唐辛子の味わいが穏やかになる。

レモンが利いた爽やかな風味。冷蔵保存で4、5日は持つ

 この2品にパンを添えれば、1回の食事に十分だ。「マリネは作り置きができる上、味が染みておいしくなるのがよいところ。年末年始の忙しい時にもお薦めです」

 【材料=2人分】

 ■鶏もも肉のアップルビネガー煮=写真手前=

 鶏もも肉(大)1枚(300g)/リンゴ1/2個/タマネギ1個/ニンニク1かけ/パセリのみじん切り大さじ1杯/米酢大さじ3杯/白ワイン50cc

 ■キノコのペペロンマリネ=同奥=

 シメジ、エノキダケ各50g/ニンニク1かけ/赤唐辛子の小口切り(種を除く)1/2本分/白ワイン大さじ2杯/レモンのスライス3、4枚

(2015年12月2日 読売新聞)
2015/11/14のBlog
松下幸之助は座布団の置き方にもこだわった

成功する人は「小さいこと」を疎かにしない

真々庵の庭は京都府から明治の文化財に指定されていた。広さは全部で約2000坪。名庭園師、小川治兵衛(じへえ)の作になる、なかなかの名園である。

昭和36年、ある人からこの邸宅を譲り受け、真々庵とみずから名づけた松下は、明治時代の庭園の基本である借景、自然様式、池泉(ちせん)回遊式を巧みに残したまま、かなりの自分好みにつくり替えた。

松下自慢の庭であった。その庭を一回りしてから、お客さまを案内する十畳の座敷にあがった。そこにはすでに、おいでになるお客さま十人分の座布団が並べてあった。
座布団の並べ方にもこだわる
きれいに並べてあると思った。私にとっては最初にお迎えすることになるお客さまであったから、緊張もし、精いっぱい気をつかってもいた。これで準備が整ったと思い、ホッとした途端に松下が、
「きみ、座布団の並べ方がゆがんどる」と言う。

えっ、と思いながら改めて見直してみたが、私が見るかぎり整然と並べられている。

どこが曲がっているのかわからないままに松下を見ると、ちょうど私たちが小学生のころ教室で机を並べたとき、いちばん前の机に合わせて何番目が出ているとか言いあいながら並べたように、真剣に座布団を見つめていた。

たかが座布団、そこまでしなくともいいのではないかと思いつつ、言われるままに並べ直していると、

「その座布団は裏返しになっている。それに前と後ろが反対や」

私は座布団の表裏とか、前後ろという知識は持ち合わせていなかった。どちらが表で、どちらが前なのか。

一瞬ひるんでいる私に、松下は足もとの座布団を一枚取り上げ、「ええか、きみ。ここは縫い目がないやろ。これが前や。

それから後ろ側の縫い目を見ると、一方が上にかぶさっている。こちらが表というわけや」

そのときに、座布団の前に置かれた灰皿を畳の目数にあわせてまっすぐ並べるようにという指示も受けた。このような「小さな注意」を、私はそれから幾たびも経験することになった。


https://www.facebook.com/www.biokitchen.kyoto

松下幸之助は座布団の置き方にもこだわった

成功する人は「小さいこと」を疎かにしない
江口 克彦 :故・松下幸之助側近 2015年11月13日

松下はどうして「小さなこと」にこだわるのか(写真 :kelly marken / PIXTA)

「きみ、電気ストーブのスイッチ、切れや」

松下幸之助のもとで最初の2カ月が経った、昭和42(1967)年11月の中頃。それまでほとんど注意らしい注意をされたことのなかった私は、内心驚きを禁じえなかった。

松下の「小さなこと」へのこだわり

松下グループの総帥である松下ともあろう人が、ストーブのスイッチを切るようにいちいち指示を出す。あまりに小さ過ぎる注意で、そんな細かなことを言うのは松下に似合わない、と思えたからだ。

夕方、真々庵(しんしんあん)からすぐ近くの楓庵(かえであん)へ帰るために部屋を出たところで松下は、見送りのために一緒について出ようとした私をふりかえり見て、そう言った。

驚いている私に、さらにこう付け加えた。

「誰もおれへんのに、ストーブ、つけとく必要はない。それに危ないやろ、火事にでもなったら」

その驚きのせいだろう、それからしばらくの間、松下の「小さなこと」へのこだわりが、私の強い関心事となった。

お客さまを招いたときには、約束の1時間か2時間前にやって来て、すべて自分で陣頭指揮をとりスケジュールを決め、係の者たちに細かな指示を与えるのがつねであった。

私が松下のそばで仕事をするようになって、初めてお客さまを迎えたときも、やはり1時間ほど前に真々庵にやって来た。

いろいろな人に指示を与えてから、私に、庭に回って歩くからついてこいと言う。

歩きながら、ところどころで立ち止まっては、ここではお客さまにこういう説明をせよ、この石はなんの石と解説しなさいと、一つひとつこと細かに指示を出した。

2015/11/11のBlog
昨晩のNHK特集「アジア巨大遺跡:縄文奇跡の大集落:1万年持続の秘密」は、考えさせられる好番組でしたね。

なんと 自然の風土に抱かれ、争いのない社会が1万年も続いたのです。

以前の記事ですがとても興味深かったので再掲載します。

ご関心のある方ご一緒にいかがですか。
・・・・・・・・・・・・・・
DNA研究で「縄文人と弥生人」が分かってきた


 2015年5月29日(金)、「NHKニュースおはよう日本」で、「分かってきた縄文人のDNA」なる特集が放映された。

1万数千年前から2千数百年前まで繁栄を誇った縄文人のDNAが日本人の体にはしっかり刻み込まれており、東アジアの人びとと日本人は外見こそよく似ているが、DNAを見比べると大きな差があるという内容だ。

 古代史に興味ある人びとには、すでに広く知れ渡っていた学説だが、ようやく市民権を獲得したわけである。

日本民族バイカル湖畔起源説

 これまでは、弥生時代の始まりとともに大陸や朝鮮半島から大量の渡来人(弥生人)が押し寄せ、先住民(縄文人)は圧倒され駆逐されたと信じられてきた。

江上波夫の騎馬民族日本征服説が戦後の史学界を席巻してしまった時期もあった。

さすがにこの推論を支持する学者はいなくなったが、「日本に与えた朝鮮半島の影響力を大きくみなすことこそが進歩的」という風潮は、つい最近まで残っていたように思う。

しかしそういった「これまでの常識」は、もはや通用しなくなった。

 まず、かつて盛んに唱えられていた日本人南方起源説が、否定された。

人種の違いを識別できる「血液型Gm遺伝子」の分布から、日本人の先祖はロシアのバイカル湖から南下してきたことが判明したのだ。

「日本民族バイカル湖畔起源説」である(松本秀雄『日本人は何処から来たか』NHKブックス)。

さらに、DNA研究の進化によって、新人(ホモ・サピエンス)が15万年前にアフリカ大陸に生まれ、その後世界各地に散らばっていったことも証明された。


 それだけではない。人類の祖は大きく3つのグループに分かれてアフリカを旅立ったが、その3つの遺伝子すべてが、日本列島にやってきたという。

このような例は、世界中見渡しても稀で、ここに日本人の特徴が隠されているという。

 さらに、父から息子につながっていくY染色体の研究が急速に進み、日本人のルーツ探しが一気に加速したのだ。

ちなみに、Y染色体はA~Tの系統に分かれ、日本人に関わりの深かったのはDとOの系統だ。

渡来人を受け入れた先住民

 では日本人は、いつ、どこからやってきたのだろう。『新日本人の起源 神話からDNA科学へ』(勉誠出版)の中で崎谷満は、次のように推察する。

 バイカル湖畔から南下し華北に暮らしていたD系統だが、漢民族の圧迫から逃れるためにさらに南下し日本列島にやってきて、縄文人の中核を形成した。

かたや、弥生時代に渡来した人々は長江流域で水稲栽培をしていたO系統だ。やはり、漢民族に滅ぼされて逃れてきたという。また、朝鮮半島の人びともO系統である。

 現代の日本人の体の中に占めるD系統の割合は3割、O系統は5割と、渡来系の比率が高い。

この数字だけ見れば、やはり渡来人に先住民が圧倒されたと思えてくる。 

しかし、前回示した「少数渡来」「先住民との融合」「列島人の稲作民化」「継承された縄文文化」「稲作民の人口爆発」という有力な仮説を用いれば、謎はなくなる(2015年5月18日「『任那日本府』の何が問題か」参照)。

 弥生時代の始まりとともに、渡来人の血が少しずつ染みるように先住民の中に受け入れられ、先住民は率先して稲作を選択し、人口爆発をおこした。

彼らの子孫は、日本の風土の中で育まれ、縄文時代から続く列島人の風習と伝統を捨てなかった。もちろん、その後も大陸や朝鮮半島の動乱から逃れて人々が日本にやってきたが、彼らが日本列島を征服し、支配したわけではない。
縄文の力
 なぜわれわれは、縄文人を軽視してきたのだろう。
 教科書そのものが、かつての常識そのままに、「野蛮だから駆逐された縄文人」という歴史観を子供たちに押しつけていたように思えてならない。

教科書には、「背の高い弥生人、小さな縄文人」の骨格写真が並べられていた。あれを見れば、縄文人と弥生人は入れ替わったと信じてしまう。

 その一方で、遺跡の現場で泥にまみれ直接発掘に携わっていた考古学者の多くは、「本当に日本列島は渡来人に席巻されたのだろうか」と、疑問を抱き続けてきたのだ。

なぜならば、たとえば、弥生早期の外来系の土器は、玄界灘の沿岸地帯(北部九州)の大きな遺跡から発見されるだけで、他の地域からはほとんど見つかっていない。これは、考古学者の常識だった。

 今から10年ほど前に訪ねた青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡(鳥取県鳥取市青谷町)で学芸員が、「弥生時代は渡来人が作り上げたと言うが、それは違う。

発掘を長いことやっていると、縄文の力を、ひしひしと感じる」と、やや憤慨しておっしゃっていたのを思い出す。

この遺跡から発見された遺物の中に木の枕があって、そこに人間の歯が埋め込まれていた。これは縄文人の抜歯の風習の名残だ。

弥生人も呪術のために、歯を抜き、枕に埋めていたわけで、われわれ日本人は、そうした伝統を受け継いだ縄文人の末裔なのだ。

 われわれの御先祖様たちは「敗れ、渡り来たった者たち」を寛容に受け入れ共存し、豊かな感性を磨き、当時の中国や朝鮮半島の先進の文物を貪欲に学び取り、世界に冠たる文化を花開かせてきたのだ。

その歴史を、われわれはもっと誇りにしてよいと思う。

昨晩のNHK特集「アジア巨大遺跡:縄文奇跡の大集落:1万年持続の秘密」は、考えさせられる好番組でしたね。

なんと 自然の風土に抱かれ、争いのない社会が1万年も続いたのです。

以前の記事ですがとても興味深かったので再掲載します。

ご関心のある方ご一緒にいかがですか。
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DNA研究で「縄文人と弥生人」が分かってきた


 2015年5月29日(金)、「NHKニュースおはよう日本」で、「分かってきた縄文人のDNA」なる特集が放映された。

1万数千年前から2千数百年前まで繁栄を誇った縄文人のDNAが日本人の体にはしっかり刻み込まれており、東アジアの人びとと日本人は外見こそよく似ているが、DNAを見比べると大きな差があるという内容だ。

 古代史に興味ある人びとには、すでに広く知れ渡っていた学説だが、ようやく市民権を獲得したわけである。

日本民族バイカル湖畔起源説

 これまでは、弥生時代の始まりとともに大陸や朝鮮半島から大量の渡来人(弥生人)が押し寄せ、先住民(縄文人)は圧倒され駆逐されたと信じられてきた。

江上波夫の騎馬民族日本征服説が戦後の史学界を席巻してしまった時期もあった。

さすがにこの推論を支持する学者はいなくなったが、「日本に与えた朝鮮半島の影響力を大きくみなすことこそが進歩的」という風潮は、つい最近まで残っていたように思う。

しかしそういった「これまでの常識」は、もはや通用しなくなった。

 まず、かつて盛んに唱えられていた日本人南方起源説が、否定された。

人種の違いを識別できる「血液型Gm遺伝子」の分布から、日本人の先祖はロシアのバイカル湖から南下してきたことが判明したのだ。

「日本民族バイカル湖畔起源説」である(松本秀雄『日本人は何処から来たか』NHKブックス)。

さらに、DNA研究の進化によって、新人(ホモ・サピエンス)が15万年前にアフリカ大陸に生まれ、その後世界各地に散らばっていったことも証明された。


 それだけではない。人類の祖は大きく3つのグループに分かれてアフリカを旅立ったが、その3つの遺伝子すべてが、日本列島にやってきたという。

このような例は、世界中見渡しても稀で、ここに日本人の特徴が隠されているという。

 さらに、父から息子につながっていくY染色体の研究が急速に進み、日本人のルーツ探しが一気に加速したのだ。

ちなみに、Y染色体はA~Tの系統に分かれ、日本人に関わりの深かったのはDとOの系統だ。

渡来人を受け入れた先住民

 では日本人は、いつ、どこからやってきたのだろう。『新日本人の起源 神話からDNA科学へ』(勉誠出版)の中で崎谷満は、次のように推察する。

 バイカル湖畔から南下し華北に暮らしていたD系統だが、漢民族の圧迫から逃れるためにさらに南下し日本列島にやってきて、縄文人の中核を形成した。

かたや、弥生時代に渡来した人々は長江流域で水稲栽培をしていたO系統だ。やはり、漢民族に滅ぼされて逃れてきたという。また、朝鮮半島の人びともO系統である。

 現代の日本人の体の中に占めるD系統の割合は3割、O系統は5割と、渡来系の比率が高い。

この数字だけ見れば、やはり渡来人に先住民が圧倒されたと思えてくる。 

しかし、前回示した「少数渡来」「先住民との融合」「列島人の稲作民化」「継承された縄文文化」「稲作民の人口爆発」という有力な仮説を用いれば、謎はなくなる(2015年5月18日「『任那日本府』の何が問題か」参照)。

 弥生時代の始まりとともに、渡来人の血が少しずつ染みるように先住民の中に受け入れられ、先住民は率先して稲作を選択し、人口爆発をおこした。

彼らの子孫は、日本の風土の中で育まれ、縄文時代から続く列島人の風習と伝統を捨てなかった。もちろん、その後も大陸や朝鮮半島の動乱から逃れて人々が日本にやってきたが、彼らが日本列島を征服し、支配したわけではない。
縄文の力
 なぜわれわれは、縄文人を軽視してきたのだろう。
 教科書そのものが、かつての常識そのままに、「野蛮だから駆逐された縄文人」という歴史観を子供たちに押しつけていたように思えてならない。

教科書には、「背の高い弥生人、小さな縄文人」の骨格写真が並べられていた。あれを見れば、縄文人と弥生人は入れ替わったと信じてしまう。

 その一方で、遺跡の現場で泥にまみれ直接発掘に携わっていた考古学者の多くは、「本当に日本列島は渡来人に席巻されたのだろうか」と、疑問を抱き続けてきたのだ。

なぜならば、たとえば、弥生早期の外来系の土器は、玄界灘の沿岸地帯(北部九州)の大きな遺跡から発見されるだけで、他の地域からはほとんど見つかっていない。これは、考古学者の常識だった。

 今から10年ほど前に訪ねた青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡(鳥取県鳥取市青谷町)で学芸員が、「弥生時代は渡来人が作り上げたと言うが、それは違う。

発掘を長いことやっていると、縄文の力を、ひしひしと感じる」と、やや憤慨しておっしゃっていたのを思い出す。

この遺跡から発見された遺物の中に木の枕があって、そこに人間の歯が埋め込まれていた。これは縄文人の抜歯の風習の名残だ。

弥生人も呪術のために、歯を抜き、枕に埋めていたわけで、われわれ日本人は、そうした伝統を受け継いだ縄文人の末裔なのだ。

 われわれの御先祖様たちは「敗れ、渡り来たった者たち」を寛容に受け入れ共存し、豊かな感性を磨き、当時の中国や朝鮮半島の先進の文物を貪欲に学び取り、世界に冠たる文化を花開かせてきたのだ。

その歴史を、われわれはもっと誇りにしてよいと思う。