伝統文化の継承「チャンチャコ踊り」(後編) 安賀(宍粟市波賀)

昨日の前編に続き、波賀八幡神社に奉納するチャンチャコ踊りの話題です。(%ニコ男%)(%星%)(%ニコ女%)
季節は夏、昨年8/22の夏真っ盛りの祭りです。みなさん、うちわで扇ぎながら、「しかし暑くてかなわんわー」と言いながら読んでみてください。(%ニヤ男%)(%ニヤ女%)

市の無形文化財にもなっているこの踊り、大災害を防ぐために願をかけて踊ったことが始まりといわれ、唄の歌詞からして室町時代からつづくものではないかといわれています。いまでは、5つの集落のお稚児さんが踊り続けます。昔は男の子のみのおどりだったそうですが、少子化により女の子も参加しているそうです。(%笑う女%)(%ひよこ%)(%笑う女%)

御神酒を頂いた後、すぐに踊り再開。子ども達は汗をかきながら踊り続けます。(%音符2%)

ようやく安賀集落の踊りが終わり、次の集落が登場です。順番からいうと斎木の集落でしょうか。ちょっと衣装が違いますね。

さて、同じようなリズムで歌が続きますが、地域の方からいただいた「波賀八幡神社児踊歌(文化14年丑の7月改め 松五郎の印あり)」をみますと、道引の歌から始まり、前歌、御屋敷踊り、姫子踊り、高田の町、軍踊り、御寺踊り、終歌まであります。(%ショック男%)(%ショック女%)

ダンダカ ダカダカ ダンダカ ダンダカ ダン ダン ダン (%音符1%)
太鼓、鐘と唄が響き、子ども達が踊り続けます。
当時の人も、いつ終わるともしれない天災におののき、一心不乱に踊り続け、祈りを捧げたのでしょう。こうした、室町から続くとも言われる伝統行事はこれからも守っていきたいですね。

さて、安賀の子ども達は八幡神社での奉納が終わった後、集落内を歩いて満願寺に移動します。
こちらには10/31のまちあるきでもお邪魔しました。たしかここに安置されている大日如来像は市の指定文化財になっていましたね。

こちらの満願寺でもチャンチャコ踊りを踊ります。(%音符1%)神社のみならずお寺にも奉納するのですね。(%ショック男%)(%ショック女%)

ダンダカダン・・・・(%音符2%)

だんだんとリズムが体に染みついてきました。(%ニヤ男%)

子ども達が移動するとお父さん、お母さんも移動。連れられて来た、小学校にまだあがっていないおこちゃまは広い境内を走り回っています。(%笑う男%)(%ひよこ%)(%笑う女%)

何年か後にはキミたちもダンダカダンってやるんやでー。

(%音符1%)
 (%音符1%)
 (%音符1%)

無事に満願寺での踊りも終わり公民館に帰ってきました。いやー、子ども達も、見てた大人達も汗びっしょりですよ。(%晴れ%)(%晴れ%) 
最後に、がんばってくれた子ども達に、お菓子、冷たいジュース、お小遣いが渡され、皆大騒ぎ。良かったね。(%笑う男%)(%笑う女%) 

さて、安賀では「ふるさと自立計画」を考えていくにあたり、チャンチャコ踊りを始め地域の言い伝えなどの伝統・伝承等を我々の世代で途絶えさせてしまうのではなく、住民皆でしっかりと見直し、後世に伝えていく努力をしよう、という取組が始まっています。
計画策定まであと2ヶ月あまり。どんな形になるか、私も最後までおつきあいさせてくださいね。

くろ