「作物の収穫」「心の収穫」の発表 第3回神河やまびこ学園収穫際

神河町の新田・作畑地区が「ふるさと自立計画推進」という兵庫県事業のモデル地域となり、1年と2ヶ月ほど経ちました。自分達の暮らす地域を守ろう、地域力をあげて自立しようという、住民自らの取組を応援するこの事業。(%とんかち%)
新田・作畑は神河町の東端、清流越知川の上流、新田と作畑の2つの地区からなり、この2地区の子どもは作畑にあった越智谷第二小学校に通っていたのでした。
大勢の子どもで賑わっていたこの地区も、盛んだった国内林業は外国産木材に押され次第にふるわなくなり、年々減少していく児童数に危機感を感じた地元の方が、昭和63年に「越知谷第二小学校の今後を考える会」を発足させ、平成4年からは山村留学里親制度を導入、多くの留学生を受け入れてきました。(%ニコ男%)(%ひよこ%)(%ニコ女%)(%ひよこ%)
しかしながら、児童数の減少は限界を超え小学校は廃校となり、数キロ離れた越智谷小学校に合併されました。小学校が無くなり、文字通り火の消えたように寂しくなった地域。(%ショボ女%)(%涙%)(%ショボ男%)

そこで旧小学校舎を神河町地域センターとしてリニューアル。教室だった部屋は宿泊室や交流室へ。(%とんかち%)
そして、神河やまびこ学園として、月の2/3をセンターで、1/3を地域の里親さんのお宅で過ごす、センター式の山村留学としてスタートしたのです。
今年は第4期生として8名が元気に過ごしています。(%ニコ男%)(%ニコ女%)
毎年秋には、4月から半年間自分達が育ててきた作物の収穫、加えて4月からの共同生活で得た心の収穫を発表する「収穫祭」が行われます。
で、今回は去年の!!様子をアップします。・・・すいません、1年かかっちゃいました(汗)。(%ショボ男%)

さて、H21年の11月7日、晴れ。
1枚目の写真にあるように手作りの看板に迎えられ、小学校時代の講堂へ入室。壁には、春からの生活の様子を写した写真が所狭しと貼ってあります。

受付でもらった資料に目を通しますと、それぞれが書いた作文集のほかに、手作りのプログラムがありました。なにやら作文を朗読した後、一人一人「個人研究」の発表があるようです。(%ショック女%)(%ショック男%)
半年間の間に興味関心を持ち、深めてきた体験を発表してくれるのです。これは期待度大!です。(%音符1%)
3年生から6年生まで、誰かに言われて考えたコトではなく、自分が気になって調べたり、むらの人に教えてもらったり、実際に試してたりしたコト、のようです。(%ショック男%)(%ショック女%)
そして一人一人が、壇上に立って発表するんです。おそらく、村の方や保護者さんや知った顔の方が多いと思うのですが、それでも100人以上会場に入ってますよ。壇上に一人であがり、200からの瞳が私を見つめるなかで、皆、おくすることなく堂々と発表するのでした。(%王冠%)(%ニコ男%)(%ニコ女%)(%王冠%)

内容をすべて紹介すると長くなりますので、研究の題だけでも・・・。
「木の実いっぱいとったよ」「本とうに出来るか、飛行機アンドかっそうろ」「つけもの大好き」「越智谷の未来について」「羊の毛でオシャレを楽しもう」「○○くんのバラバラオカリナ事件」「○○の巣〜秘密のねどこへいらっしゃい」の8題です。

おや、皆が並んでいます。
実は、一人だけ数日前から体調を崩し、この日はドクターストップがかかっていたのです。なんと・・・。
(%痛い男%)(%涙%)
そしたら、誰に言われるでもなく、子ども達の発案で、「○○の分は私たちが変わりに発表する」と残りの7人が、本人に変わって発表したんですよ。いいチームワークだな。(%ニコ男%)(%晴れ%)(%ニコ女%)

てんとう虫も観に来ましたよー。(%ニコ男%)(%音符1%)

つづく

くろ