神楽(しぐら)のふるさと自立計画

今回のふるさと自立計画推進モデル事業のお話は、丹波市の神楽(しぐら)地域からです。2/6(土)、神楽の郷交流センターで行われた地域の会合に同席しました。

これまでの取組の紹介はこちらです。 その1 その2

今日は但馬でなく丹波なので雪はそんなに降らないだろう、と気楽に出かけたのですが、氷上辺りから結構降ってきました。(%雪だるま%)北近畿道の青垣ICを降りてR427を西へ。途中から路面は真っ白。交流センター駐車場では、新雪の中をかき分けて進みます。(%車%)

丹波の森研究所の横山宜致アドバイザーのほうから、これまでの会合の振り返りをした後、NPO神楽の郷足立理事長から検討中の「加古川源流の郷神楽バイオマス資源活用研究所」推進体制組織について案が示されました。(%ノート%)

地域では次の3点を取り組むべき課題、と考えています。
(%青点%)源流の郷として
集落環境を持続的に継承していくために、維持管理してきた「暮らしの価値」を知り、誇りを持ち、神楽独自の新たな価値を創造していこう。
(%青点%)持続的な体制づくり
人口減少に伴い自治会単位での運営が困難になるなか、自治会活動を活発させながら校区全体が軌を一にした取組を行っていこう。
(%青点%)新たなビジネス環境づくり
源流の里としての環境を維持しながら、生業として生活できるビジネス環境を整えていこう。

この日は、3つめの新たなビジネスのお話です。(%ニコ男%)(%ニコ女%)

神楽には豊かな自然環境が残されています。特に森林資源は豊かです。
ただ、産業としての林業は厳しい環境におかれています。木が思うように売れなくても、間伐等の手入れを怠ると山は荒れていきます。間伐はしたものの山から木を持って下りてきて製材、販売しようとするとなかなか採算がとれません。間伐した木をそのまま山に置いておくと、大雨の際に流れ出し、大きな災害につながります。(%痛い男%)(%痛い女%)(%痛い男%)

なんとかこの豊かな森林資源を活用できないか。そこで、森林バイオマスとしての活用を検討していこうというものです。
「じっとしていても良くはならない。木質バイオマスで循環社会となる村づくりをしよう。我々はチャレンジャーだ。この豊かな自然環境を、良質なままで次世代に引き継ぐことは我々の責務だ。」と足立理事長の力強いお言葉です。(%とんかち%)

さて、帰り道は除雪車が出動したのか、雪はほぼ取り除かれていました。ただ道沿いにところどころ設置されている気温掲示板はマイナスを表示しています。
凍らないうちに帰りましょう、安全運転で。

くろ