朝来市大蔵 じろはったん村のむらづくり計画

11/20(金)、今日は朝来市は大蔵地域のふるさと自立計画策定計画です。(%左足%)
モデル地域の決定が発表されてから、今日で3回目の会合です。地域自治協議会ではこれまで「まちづくり計画」の策定に取り組んでいる最中でしたので、それにあわせて自立計画も考えていくことになっています。(%ニコ男%)(%ニコ女%)

大蔵地域は朝来市の最北西部に位置し、国道9号線とJR山陰本線の和田山〜養父駅間の沿線沿い、その周辺の12集落から成っています。都会でもなく純粋な農村でもなく、新旧の人が入り交じる地域、といったところでしょうか。

そうそう、国道9号線のバイパス化、豊岡自動車道の工事も進み、H23には完成見込みです。これによって、大蔵の様子もがらりと変わるでしょう。しっかりとした計画づくりが必要ですね。(%エンピツ%)

大蔵自治協でこれまで活動してきたふれあい、生活安全、健康福祉、交流と魅力づくり、環境の部会活動に、大蔵で採れた農産物を都市部に居住する大蔵出身者に届ける生産と消費のネットワーク化にとりくむ大蔵ふるさとネットワークを加え、「大蔵じろはったん村」による地域づくりを目指そう、と構想が練られています。
さて、じろはったんってなんでしょう。(%星%)
じろはったんは、大蔵が生んだ児童文学作家・森はなさんの代表作です。
(%ニコ女%)(%ニコ男%)
戦前から戦後の但馬を舞台に、知的障害のある青年じろはったんと、村の人々の交流をやわらかな但馬弁でつづった彼女の処女作で、日本児童文学者協会新人賞を受賞されています。このとき、はなさん65歳、“遅咲きの新人”でした。
詳しいあらすじは誌面の都合で割愛しますが、じろはったんの物語からは戦争と平和、知的障害者との共同生活、教育の大切さが伝わってきます。(%ハート%)
大蔵の地域の方が、自立計画のシンボルになぜじろはったんを選ばれたのか。
地元が生んだ文学者の代表作だからとか賞を受けているからではありません。また単に、「おもいやり、心のやさしさが語られている“いいお話”で、その心をいかした地域づくりを目指そう」ということだけでなく、そのやさしい心を生んだ大蔵の土壌というんですか、そういったものを大切にしよう、今失われているのであれば取り戻そう、という現れです。(%ニコ男%)(%ニコ女%)(%ニコ男%)

息の長い取組になることは、今日出席された委員さんはみな承知のうえです。
じろはったんの思いやり、心の優しいふれあい活動を通じ、大蔵を、次世代に残していきましょう。

くろ