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ふるさと自立計画推進モデル事業
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2009/11/20のBlog
[ 12:58 ] [ 自立計画日記<地域活性化への道> ]
今日はモデル地域の紹介ではありませんが、地域活性化への取組として、廃校の活用事例を紹介しましょう

ふるさと自立計画では、地域にあるもの、使われていないもの(自然、景観、施設、制度、人間関係など)の活用を基本とし、地域自立、持続可能、創意工夫により地域の暮らしを豊かにする地域づくりをコンセプトの一つとしています。廃校の活用ということで、まさしくこの事業の勉強にぴったしです。

11/19(木)、養父市は旧大屋町筏の旧西谷小学校に進出された但馬醸造㈱さんにおじゃましました。
但馬醸造産は、「日の出みりん」で知られるキング醸造さんの関連会社、といえばわかりやすいでしょうか。


八鹿、養父、関宮、大屋の4町が合併し養父市となりましたが、旧の大屋町には大屋、口大屋、南谷、西谷の4つの小学校がありました。平成18年4月に大屋小学校に統合され、西谷小学校も130余年の歴史に幕を閉じました。
学校の隣には、清流大屋川が流れ、兵庫県内一の落差(98m)を誇り、「日本の滝100選」にも選ばれた天滝が近くにあります。とても自然の豊かなところです。

急な工場見学の依頼だったにもかかわらず、大友工場長と養父市商工観光課上垣副課長さんが笑顔で迎えてくださいました。養父市では、企業誘致プロジェクトチームをつくり取り組まれています。

そうそう、旧西谷小学校のスペックを.....。敷地面積約6700㎡、うち校舎面積約1600㎡、うち体育館面積約800㎡、運動場が3100㎡あります。校舎は昭和62年築RC3、体育館は昭和63年築RC2。
お話をうかがった後、まずは校舎の方を案内していただきました。
教室の表示なんかは当時のまま、事務に使っている部屋は職員室でした。どうも緊張して入れませんでしたわ。
この写真の部屋は、「理科室」とありました。
理科室らしく、実験に使う流しがありました。私の通ってた三樹小学校もこんなだったかな?
この部屋は、分析業務に使われているということで、なんか難しそうな機械が稼働していました。なんやら液体がぼこぼこいって、赤や緑のランプがついた高価そうな装置が・・・。ま、無難そうなところの写真をパチリ。
大友工場長の話をうかがいながら、学校内をうろちょろ。探検気分です。
なかには、まったく当時のままの姿を残す教室もありました。卒業生が訪れ、当時の話に花を咲かせるそうです。
私の通ってた小学校は、古くて床がぎしぎし鳴る木造校舎でしたが、卒業後鉄筋コンクリート造に建て替えられ、なんかなあ、ってかんじです。体育館のなかに入り込んでいた鳩を追いかけたのが懐かしいです。

さて、こちらは体育館跡。主にこちらを活用しています。
但馬醸造さんは、こちらで「酢」を作られています。
最初の写真は、2階の見学者用通路から撮影したものです。緑色のなにやら怪しげなモノは貯蔵用タンクのてっぺんですね。こちらの4枚目の写真を見るとよくわかります。なるほど、天井高が高い体育館をうまく活用していますね。
見学者通路・・・・?当時の観覧通路ですね。 うまい具合に、見学者用通路になりました。
舞台だったところは、杉材で覆い酢酸菌の発酵施設として活用されています。
瓶詰めされた製品にシールを貼るところも見れました。


昨年から改修の工事が始まり、既に億単位の金額が投資されているのでしょうね。いちから土地、建物を取得して生産ラインを整備するよりも、投資費用は抑えられているようです。
今後、校舎1階の改修も行い、瓶詰め、出荷ラインの整備も行われるそうです。最終的な投資額は数億になるのでしょうか。
そうそう、地元の方の雇用も始まっているそうです。
現在は、深いコクと柔らかな酸味が絶妙の「但馬の酢」、オリゴ糖の甘みにまろやかな酸味を加えた「但馬の料理酢」が開発され、製造されています。
但馬地域の道の駅なんかでも販売しているそうなので、みなさんも但馬に行かれたときには1本どうぞ。
ゆくゆくは、地域でとれたお米でお酒を造る、なんてこともあるかもしれませんね。

企業にとっては、初期設備投資費用の抑制、ブランドイメージの向上。
地域にとっては、新たな雇用の創出、定住人口の増加...。
なりよりも、廃校に灯が灯ることによる地域コミュニティの再生の効果があるのではないでしょうか。

おまけ。最後の写真はなんでしょ?体育館(工場)のなかから外の景色を撮影しました。えらくオレンジ色に写っています。
防虫対策でオレンジ色のシートを貼っているそうです。不思議な光景でした。

大友工場長、上垣副課長、丁寧な説明ありがとうございました。
養父市の企業誘致は、HPも作られています。こちらです。

くろ
2009/11/18のBlog
[ 12:39 ] [ 自立計画日記<沼島> ]
11/14(土)、南あわじ市沼島に行ってきました。
ふるさと自立計画の第2回計画策定会議、南あわじ市沼島出張所の2階大広間での開催です。

この日はちょっと事情がありまして、早朝、といいますか暗いうちから出発です。朝の4:30頃に起きちゃいました。天気はというと・・・・・。
気分が滅入りますね。こんな日は事故のないように特に安全運転です。日の出をむかえ、山陽道の三木・小野あたりですこし明るくなってきました。

明石海峡大橋を今日は千円で渡り、淡路SAで休憩。朝なのに大勢の観光客がたむろしてます。みなさん、島内で観光してくれるのでしょうか。四国にうどん食べに行くんじゃないでしょうね。
うどんツアーもいいけど、淡路にゃ見所いっぱいあるよー、と言いたいのをこらえ再び車を走らせます。
うーーん、どうも早く着きすぎたようです。土生(はぶ)港9:00発の連絡船ですが、時間もたっぷりあるので途中で写真をパチリ。沼島全景の写真です。晴れてたらもっといい感じに撮れてたのになあ。残念。

さて、今日の議題は、先進地視察行程等、、勉強会の講師選定、藻場の勉強会、島の暮らし(生活)についての課題出し・・・の盛りだくさんです。
また、今日は旅行代理店の方にもお越し頂き、また違った目から見た沼島について意見をいただこうという試みです。

島を元気にしていくには、まず漁業の活性化を!ということで、10月に大阪はナンバにでむいたように、どんどん都市部商店街イベントに出展しよう、という話が進んでいきます。
途中、出席されていた神宮寺の中川宜昭住職から「積極的に島外に出てPRするのもいいが、島に来てくれるひとに魚のPRをするなどの仕掛けをかんがえてはどうか。ここ数年、淡路全体で観光島を売り出してきた。その中で沼島の魅力も伝えてきた。ようやくぽろぽろと観光客が来てくれるようになった。航路維持のためにも、島に訪れてくれる人を大事にする、島の魅力をあげることも大事だぞ。」との発言。
うーん、そのとおりです。
旅行代理店さんからは、「沼島はよいところ、気に入りました。ただ、観光業界の目から見させていただいて、“沼島の何を売り出したいの”、“何度も訪れたい理由は”というようなことが抜けていませんか?」と言う発言も。
浜本晃司アドバイザー(㈱ウエスコ)がうまく話をまとめていってくれます。
兵庫県の日本海側だったら、なんといってもカニが売りですよね。(カニ以外にもおいしいモノがいっぱいあるのは知ってますよ)
沼島では何なんでしょ。それを食べに来てもらうには?買ってもらうには?
リピーターをどうやって増やしましょ?ターゲットは日帰りそれとも宿泊客?何人規模?
こうやって考えていくと、何を話し合っていかないといけないのか見えてきませんか。もちろん、すぐに結果が出るような事柄ばかりではありません。
じっくりと腰をすえて計画を作っていきましょう!!

最後に、先日訪問した先、神河町は新田・作畑から沼島への差し入れ。翌日は沼島出張だと言ったら地域の方が地元特産の手作りみそや山菜料理なんかを持たせてくれたんですよ。 山奥の山村からすると、島っていうのはまさしく「行ってみたいー」という気になりますよね。
モデル集落間の交流も広がるといいですね。みそや山菜が鯛やハマチに変わったり・・・いや、これは私の独り言・・・・。
話し合いが終わった頃には、すっかり晴れていました。気持ちいい青空が広がっています。

そうそう、沼島のお昼ご飯紹介ですが、今日は昼抜きです。おしおきじゃないですよ。
淡路島本島に戻り、西淡三原ICを少し北に走り、『ミレットマルシェSola』っていうところでいただきました。こちらは、雑穀エキスパートの木下さんが経営されています。
単なる食い歩きブログ?いえいえそうではありません。むらおこしのネタが隠されているんですよ、ここにも。

期待を持たせつつ、紹介は次回に譲りましょう。
今日は、夕方から高橋での計画づくりです。

くろ
2009/11/17のBlog
[ 14:54 ] [ 自立計画日記<遠阪> ]
ふるさと自立計画推進モデル地域の一つ、丹波市青垣は遠阪地域の話題です。
11/3(祝)、遠阪の今出権現熊野神社にいってきました。
「はだか祭り」を見るためです。

この日は、午前中に朝来市生野町の黒川でやってました「めちゃおもしろい黒川秋の陣」に行ってまして、午後はこちらと、お祭りのはしごです。(^_^;)

お昼過ぎに着きましたら、子ども相撲の奉納をやってました。
体のちっさい子が、大きな子をやっつけると大盛り上がり。

子ども相撲が終わると大人のはだか祭りです。
待機場所から、裸衆が神社に駆けてきます。舞堂と呼ばれるお堂で体を激しくぶつけ合います。
そうそう、この日は非常に寒かったんですよ。神戸を出るときはピーカンだったので私薄着できたんですが、午前中の黒川は雪残ってるし・・・峠を下ってきたといっても、遠阪も寒かったんですわ。
裸衆が第2陣、第3陣とやってきては、同じように体をぶつけ合ってます。そりゃ、じーっと待ってられませんわな。
この間に本殿でなにやら祭事が行われます。


ここからは、熊野神社秋季例大祭裸祭りパンフレットの受け入りなんですが
裸衆は「エイサ」「ホイサ」と舞堂と本殿の間を駆け足で往復.。次に、本殿から出てきた神宝奉還の神事を後を追って舞堂を3周半します(上の写真ですね)。
3周したあと、御幣をもった先頭の人が舞堂から本殿まで勢いよく駆けだしました。なんやなんやと驚いていると、裸衆が追いかけています。追いついては御幣を奪い合いをし、身の守りとして持ち帰るのです。
うわー、迫力ありますよ。
近くで見ていた人が、あらかじめ後に追いやられていた理由がいまよくわかりました。
ホント、奪い合いでしたわ。御幣を身につけると、これから1年無事に過ごせるそうです。

さて、熱気冷めやらぬまま、「こけら御供」と「お餅」が撒かれます。
こけら御供とは?
これもパンフレットの受け入りなのですが、御神餅の赤飯を栗の木でつくった御神札(3cm×4cm程)に挟んだもの、です。これをゲットし持っていると病気にならない、もし病気になってもなかの飯を食べると治る、らしいです。さらに、煎じてお茶としていただいても、頭痛・風邪などに効き長生きするらしいです。
なにも知らない私は、とにかく上から振ってくるものはゲットすべし!とキャッチしましたよ。
「こけら御供」の後は「お餅」が撒かれます。こちらでは、ビニール袋に入っているんですね。地域の方、手間かけてますね。ん?くじも入っているんですか!
おう?ゲットしたお餅3こ。そのうちは2つは「5等」の紙が入っていますが、1つだけ紙が裏向いています!!
『これは特等に違いないっ』と確信した私は「新型のiPodやろか?それとも薄型液晶TVかな?困ったなーうちのリビング狭いから37インチ以上は置かれへんしなー」とつぶやきつつ袋を開けると・・・


『タイヤキ千円』と書かれた紙が・・・。「オーマイガー(Oh my god!)」。神社だけに....。

さて、そもそも裸祭りの由来は?
病気治癒を祈願して病が全快すると、例祭の時に元気になったあらわしとして裸になって多数でぶつかり合う・・・と言うものらしいです。

ふるさと自立計画の遠阪のアドバイザー、山本さんが丹波の森研究所のブログで、この祭りにふれられているのを発見しました。是非ご覧ください。


以上、ホットな遠阪は「はだかまつり」の報告でした。

くろ
2009/11/16のBlog
[ 16:46 ] [ 自立計画日記<新田・作畑> ]
地域の活性化、ふるさと自立計画の推進に日夜取り組む、くろです。

辛さジンジン!耳かき一杯、酒一升!
これなーんだ。
答えは、からかわ。

いやー、ほんと、辛いです。でも単に辛いだけではありません。
いやみな辛さじゃなくて、じわーと舌から辛さが広がります。酒一升!は大げさとしても、ビール大瓶半ケースくらいが必要になります、私的には。

ん?何かといいますと、山椒の皮なんですよ。
まずは、山椒の樹皮をカット、お湯で1時間くらいかけてゆがく、熱いうちに樹皮を剥がす、皮の表面を削ってきれいにする、きれいにした皮を一晩流水にさらしてアクを出す、細かく刻んで湯通し、水分をよくきってから調味料を加え味付けして煮込む、大豆・昆布を加えて煮汁がなくなるまでゆっくりと煮詰める・・・・・で完成です。
なんとまあ、手のかかる・・・。

この日は、じおが書いた記事にもありますように、新田・ふるさとの会合です。この前のようなワークショップではなく、地域のお宝であり、都会住民を呼び込むための武器の一つである「地域特産品を使った郷土料理」の確認です。

写真は、シカ肉を使ったすき焼き。肉が軟らかくてナイス、です。
この地域でもシカがおおいんですよ。ワークショップ終わって神戸に帰る頃、たいがいは10時はかるく過ぎてます。でますよ、鹿。ばんばん出ます。

このほかにも、わらびのたいたん、ずいきとふきの千本煮、こんにゃくいもの刺身、はっちくに山椒を混ぜたん、鹿の焼き肉、みそ、柚子ジュース・・・。新米のおにぎりもありました。
ひゃーしあわせー、です。


このふるさと自立計画は、新田と作畑の2集落で取り組むとして始まったのですが、これまでに、それぞれに貴重な資源、特産品であったり、名人、人間国宝と呼ばれるような人材、自然、お祭り、民話・・・があることがわかりました。
その2つの地域がそれぞれ別の方向を向いて進んでいくのではなく、手を取り合って、切磋琢磨しながら、相乗効果を生みながら生きていく。これが、過疎化が進む(失礼)この地の姿なのではないでしょうか。

お一方が立ち上がり「自分は、生まれ育ったこの地を誇りに思う」というお話をされました。堰を切ったように「わしは・・・」「私は・・・」とリレーが始まり、まるで発表会のようになりました。
いいですねー。こういうの好きですよ。

こちらは本日の料理を準備してくれたお母様方です。

ごちそうさまでした。おいしかったですー。
感謝感激雨あられ。

からかわを食べてビール半ケース呑みたい方は新田ふるさと村へGo!


追記:ビール飲めない方もふるさと村へどうぞ。ぜひ千が峰そばを堪能してください。「ひきたて、うちたて、ゆがきたて」に「心だて」を加えた入魂の一品です。


くろ
[ 16:16 ] [ 自立計画日記<新田・作畑> ]
ふるさと自立計画推進モデル事業に取り組む新田・作畑からの報告です。

11月13日(金)、自立計画実行委員さん達がふるさと新田村に集まって、地元地域の特産品を使った郷土料理の試食会を行いました。これから作畑・新田のことを発信していくために、有効な方法を探っているところです。



ご覧ください!この山菜たちを!!これらはすべて作畑・新田地区で採れたもので、味付けも地元の方たちでやっています。
ダンジ(イタドリ)、ぜんまい、ワラビ、ズイキ、フキ、山椒・・・
知らなかったものまでたくさんあります!
早速、メモメモ・・・・・
 




そして、私のオススメは辛皮(からかわ)です。これ、、名前のとおりめちゃくちゃ辛いですよ!少量でも、口の中がヒリヒリとしてなかなか収まりません。
興味をお持ちの方は是非、作畑・新田まで。





 
山菜だけでなく、シカ肉もありますよ。臭いがちょっとと思われるかもしれませんが、臭みもなく「これはウマイ!」と皆が口をそろえます。

試食後、「やさしい味がする」「この地に来て食べるのが良い」「当たり前だと思っていることを都会の人に味わってもらうことが重要」といった意見が出ました。私は、初めて作畑・新田まで行かせていただきましたが、地元の皆さんの活気に圧倒されました。
今後の展開に期待です!!


じお
[ 13:42 ] [ 自立計画日記<神代> ]
昨日の11/15(日)、南あわじ市の神代地区で『くましろ(神代)おもっしょ祭』が行われました。

天気が心配されましたが、肌寒かったものの、なんとか雨も降らずに無事開催されました。

それよりも心配といえば「準備、ほんまに大丈夫なんかいな」の心配が一番だったのですが、「うらかべはなんとかなんねん」との言葉どおり、結束堅い住民パワーで無事乗り切りました。

いやー、天候とは変わって、あたたかみのあるお祭りでした。
また、ゆっくりとみなさんにお話ししましょう。イベントネタも貯まってきています。順番にアップしていきます。順番に(汗)。
とりあえずは、来年度予算での宿題をもらってるので、そいつをやっつけてから・・・・。

写真は、イベント会場裏の田んぼでやってた、薫炭の焼き芋です。
甘くておいしかったー。


くろ
2009/11/13のBlog
週末は淡路島へ。

イベント紹介でも案内いたしましたが、15(日)は、南あわじ市神代(じんだい)地区で、
『くましろ(神代)おもっしょ祭』が開催されます。

手作り感あふれるお祭りにきっとなります。

ぜひお越しください。


くろ
[ 08:23 ] [ 自立計画日記<遠阪> ]
ふるさと自立計画推進モデル事業のモデル地域、遠阪での会合の報告です。
11/11(水)、4回に分けた地域のお宝探しのワークショップ第3回目。
今回は場所を遠阪公民館に変え、まず丹波の森研究所の山本茂アドバイザーから、これまで出された話題の整理やこれからの地域づくりのイメージ等をお話いただき、前回に引き続き地域資源やこれからの取組について、あらためて意見を出し合いました。
悪天候のせいか、寒くなってきたせいか、参加者がこれまでより少なく寂しい気もしましたが、始まってからはそんなことも何のその。先日、今年の「はだかまつり」は終わったところですが、その反省や感想もふまえながら、祭りを通じたむらづくりという点を中心に意見が出されました。

今回を含めこれまでのワークショップで、遠阪にはたくさんの資源があるとあらためてよくわかりました。そういえば、今月は、企業との協働による里山管理や相互の交流を進める「協働の森づくり」活動でアサヒビールのみなさんが遠阪に来られます。訪れる人には遠阪の魅力をいっぱい感じてほしいと思います。

次回は11月25日(水)19:30~21:00 遠阪公民館です。


うめ
2009/11/11のBlog
[ 09:17 ] [ 自立計画日記<明延> ]
一円電車まつりの第2弾です 

今日(10/25)は明延でいろんなイベントが催されています。
メインイベント会場は、明延振興館前のふれあい広場です。ここでは、昨日お伝えした「走れ一円電車~くろがね号の復活運行~」「しろがね号展示」のほかにも「ミニコンサート」「バザー」をやってました。
明延振興館では、「食堂一円電車」が開業。うどん、松茸入り炊き込みご飯のおにぎりなんかが販売されていました。ちょいと覗くとちょうどお昼時だったということもあり大盛況。厨房も大忙し、地元の奥様方が大活躍されてました。

そうそう、「一円電車の写真展と新聞記事展」なるものも振興館で催されてました。
一円電車とヤマの古い写真が所狭しと貼ってあります。こちらの写真は昭和49年10月6日のものらしいです。隣に写ってる車も年代を感じさせますね。
ちなみに昭和49年の出来事。石油危機による電力削減の為にテレビの深夜放送を中止、買い占め騒動の影響でトイレットペーパーの標準価格を閣議決定、アメリカではニクソン大統領がウォーターゲート事件の責任をとって辞任、事件モノではピアノ騒音殺人事件・・・・。めでたいところでは、北の湖が第55代横綱に昇進。21歳2ヶ月で当時の史上最年少横綱でした。

あけのべ探訪スタンプラリーも開催されていました。
6つのポイントを歩いて回ります。もともと大きな町ではないので、ゆっくりとあるいてちょうど、っといった感じです。スタートの振興館で一つ押し、お次は両松寺というお寺。もちろんこちらの釣り鐘も明延の銅を使っています。文禄5年と書いてありました。西暦でいうと何年でしょう。411年でした。411年の出来事は・・・・。うーん、日本史選択していたんですけどね、思い出せません。

さらに歩いて、次のポイントは一般の家のようなんですが、鉱石とかが飾ってあるところがありました。「ちょっと夢加誌(むかし)」って書いてあります。しゃれてますね。

道はほぼ一本道、という感じで迷うような事はありません。お次は「第一浴場跡」。日本の近代化産業遺産に指定されています。うーん、レトロな感じがいいですね。最盛期には、この狭いまちの中におふろやさんが5つも6つもあったそうです。そしてそれは無料。
こちらもあやうく解体されるところを、当時の貴重な遺産を残さねば、とまちの人が働きかけ、現在では資料館的に保存されています。今日はこちらで、「電車模型の展示・実演」「明延のくらし写真展」「明延鉱山の上映」が行われています。

先ほどの振興館で展示されていたのは主に一円電車とヤマの写真でしたが、こちらは普段の生活ぶりを撮影した写真が飾ってあります。モノクロの写真がいいですねー。普段の何気ない写真ですが、華やかな明延!が伝わってきました。この狭いまちに4千人以上が生活していたんですからねー。島倉千代子さんのステージ写真もあったりします。おっとこの「藤尾商店」とのお題がつけられた写真に写っているハナタレ坊主は、明延鉱山ガイドクラブ会長の藤尾さんでしょうか?
ほぼ同時に入室した5,6人のマダム軍団、写真を見ながら大騒ぎ、「あっ、これとなりのおばちゃんやん」とか「クラスメイトの○○ちゃん写ってるー」とか。閉山後、多くの住民が明延を去っていきました。元々別のヤマから移ってこられた方がほとんどだったのでしょうが・・・。今日は、そうした方のまるで同窓会になっているのですね。当時の想い出に花が咲く・・・・。お邪魔にならぬよう、隣の部屋へ。こちらは、当時の品々が保存されています。ヤマの労働組合の看板、消防団のはっぴ・消防ポンプ、廃校となった明延小学校の看板・・・・。

写真は、明神電車待合所に掲示されていたお知らせの看板。
なになに、「当明神電車は鉱山保安法に基づいて許可を受け運行しているものであり当社従業員並びにその家族及び会社が特に許可した者以外は乗車することが出来ません」・・・・・従業員と家族しか乗れなかったんですか。と言っても、明延に住む人は、全員が鉱山関係者といってもいいので、支障なかったのでしょうね。先ほどの振興館で当時の新聞を見ますと、一円ということで話題を呼び、都会からマニアも乗りに来ていたようです。
また、「鉱石を運行するのが目的であり従って発車時刻のおくれ又運航中の事故については一切その責を負いません」とありますが・・・・・実際には機関車を増設しても時速10キロ程度の超鈍足運行。仮にトンネル内で落石があったとしても乗り上げるような大きな事故も無かったのでしょうか。

第一浴場跡からさらに進んでいくと、ヤマが見えてきます。ヤマを見上げながら記念写真を撮るのもいいでしょう。坑口跡の「立入禁止」と書かれた古めかしい鉄の扉の横には、当時の信号機が残っています。

さて、今日のスタンプラリーコースはそちらではなく、あけのべ自然学校の方に向かいます。写真は、途中の街中の様子をパチリとしました。なかなかいい感じですね。ゆっくりと時間が過ぎていく・・・ような気持ちになります。

あけのべ自然学校は廃校となった小学校を活用したものです。夏場なんかは、林間学校の小学生なんかで賑わうようです。

さて本日は、「探検坑道見学会」をやってます。私は以前に2度ほど案内していただいた事があるので今日はパスしました。同行したケイさんが行ってきたようです。こちらでどうぞ。(小規模集落元気日記のブログに飛びます)

てくてくと振興館の方に戻ります。スタンプラリーの最後は、振興館を行きすぎて、旧道を歩いた先の「趣味の館~鉱石と模型~」なのですが、残念。今日は同行したもう一人のエヌ氏の用事もあって早めに神戸に戻らないといけません。
ふっふふふ。楽しみは次回に残しときましょう。キラーンもう一度ゆっくりと楽しむ口実が出来ました。

さてメイン会場に戻り、こちらの写真はくろがね号が運行されているあたり。
なんでしょ?募金箱でした。
実は、この一円電車をイベントの一日だけでなく復活させよう!という壮大な計画があるのです。
「鉱石の道」明延実行委員会の中尾会長(明延区長)は次のように呼びかけられています。
~私たちは、かつて明延鉱山で走っていた「一円電車」の保存・活用活動を通じて、日本の近代化のために鉱山が果たしてきた使命の継承や地域のにぎわいづくりを目指す活動を行っています。鉱山閉山とともに廃止された「一円電車」の保存と再び、明延の山に走らせるための資金支援を募るものです。~

詳しくはこちら
ぜひ実現してほしいですね。
最後は、今日のお昼ごはんです。
メインイベント会場で炊いてたご飯です。まつたけの香りがウマー
あつあつではふはふ言いながらいただきました。
このほかに、食堂一円電車のうどんとおにぎり。(おにぎりは昼過ぎ早々に売り切れになってました。
あと、同行のエヌ氏からヨモギ入り回転焼きをいただきました。けっこうワイルドな味でしたね。おいしかったです。まとめてごちそうさまでした。

そうそう、実物は見れませんでしたが、『鉱山弁当』なるものも企画・開発中と聞きました。来年の楽しみが増えましたね。そのほかにもアイデアがあるようです。
「ふるさと自立計画」のなかでも意見を出し合っていきましょう。


くろ
2009/11/10のBlog
[ 17:47 ] [ 自立計画日記<明延> ]
行ってきました。養父市大屋町明延で開催されました、一年に一度の一円電車復活、「一円電車まつり」です。

明延は兵庫県がすすめる「ふるさと自立計画推進モデル事業」のモデル地域の一つになっています。
(ふぅー、ながったらしい事業名ですね。人前で説明するとき、いつも舌をかみそうになってます。)

先月の25日(日)のイベントだったのですが、ここんとこ忙しくてなかなかアップできませんでした。


そもそも、なんで一円電車なんでしょ?
それは乗車賃が"一円”だったんですよ。

むかし、明延は日本一の錫(すず)鉱山でした。鉱山としての歴史は古く、奈良の大仏に使った銅の一部は明延から運ばれていた、と言う話も残っているくらいです。
その明延で採掘された鉱石を、6km離れた神子畑(現朝来市)の選鉱所まで運ぶために作られたのが明神電車でした。
鉱石の運搬以外にも客車が運行され、鉱山で働く従業員や家族を乗せて走っていたのです。
従業員専用列車への便乗ということで、昭和24年に50銭の運賃を徴収、昭和27年には1円となり、昭和60年11月まで値段を変えずに運行してました。

6kmのほとんどがトンネルだったようです。
現在も明延に住まれている藤尾のけんちゃん(明延鉱山ガイドクラブの会長さん)にお聞きすると、「トンネルのなかは暗くてね。一瞬だけトンネルから顔を出すポイントがあってね~、またその景色が良かった。修学予行もこいつを使って神子畑まで出てたんや。」って熱く語ってくれました。

30余年の時を経て、一年に一日だけ復活する一円電車。
わずか数十メールですが、降りてくる人の顔は「笑顔」です。


こちらは、客車専用として走っていた「しろがね号」です。
もっぱら幹部の方が乗られていそうです。
かわいらしいでしょ。とてもユーモラスな格好しています。

スペックは、重量:不明、速度:時速6km、出力:3.75KW、製造:明延鉱山工作課。
うーん、すごいのかすごくないのかよくわかりません(汗)。

このほかにも、くろがね号(上の写真のやつ)、あおば号、わかば号っていうのもあったそうです。

こちらは内部の写真です。

いやー今日は全国各地から鉄ちゃんが集まってきていると言っても過言ではありません。
あちらでもパチリ、こちらでもパチリと写真撮られてます。
私も負けずに写真撮りまくりです。

さて、魅力の一円電車祭り。1回ではお伝えしきれませんでした。
明日、第2弾をお伝えします。



くろ
[ 12:28 ] [ 自立計画日記<神楽> ]
ふるさと自立計画推進事業のモデル地域の一つ、神楽での会合を報告しましょう。
神楽はシグラって読みます。昨日の倭文(シトオリ)に続き、難しいですね。

神楽地域は、檜倉、文室、稲土、惣持、小稗、大稗、大名草の7集落から成ります。みなさん、全部読めますか?ひのくら、ふむろ、いなづち、そうじ、こびえ、おびえ、おなざ、ですよ。

とても元気な活動をされています。HPも充実されていますのでご紹介。「ネットワーク神楽の郷」です。

さて、この日11/7(土)は、活動拠点の一つとなっている神楽の郷交流センターでの、モデル選定後2回目の会合です。今日を皮切りに3月まで月1回の策定検討会議を開催、加えて集落ワークショップを数回行う予定です。
地域のアドバイザーは、丹波の森研究所の横山宜致さんです。
ふるさと自立計画では、『神楽生活環境地域博物館構想』、別名「神楽エコミュージアム」を中心に据えたものを考えています。
今日は、博物館づくりに向けてみんなが喜び元気となるものは何か外部に情報発信するものは何か、を議題にワークショップしました。

みなさんから出された意見をもとに、地域の皆さんが元気に集まれる博物館にしていきたいですね。
地域の行事、住民生活のサポートが出来る博物館
それらを展示する博物館
加古川源流の自然を体験してもらう博物館
というところですね。

実は、今回私は参加できず、出席していたエヌ氏報告書からのブログでした(汗)。

そうそう、檜倉地区にあります高源寺の紅葉は今が見頃ではないでしょうか。是非お立ち寄りください。
写真は、大名草地区にある「愛菜館おなざ」です。新鮮野菜がこちらで買えます。食事も出来ますよ。


くろ


2009/11/09のBlog
[ 11:20 ] [ 自立計画日記<倭文> ]
ふるさと自立計画推進モデル事業のモデル地区、倭文地区の会合の報告です。
倭文は“しとおり”って読みます。

5日(木) 南あわじ市緑防災センターで「ふるさと自立計画策定委員会」会合がありました。
今回は、これからふるさとづくりにどう取り組んでいくかを考えていくため、地区の皆さんの幅広いご意見を聞こうとアンケート調査について、皆で意見を出し合いました。
ふだん気にかかっていることから地域活性化のために必要と思うことまで、農業のこと、産業のこと、身近な生活関連施設のこと、空き家対策・・・等々、いろいろな意見が出されました。

今回出された意見をもとに、次回は草案をつめることとなりました。
ふるさと倭文をもっと活性化させるために、まさにこれからがスタートです。


うめ
2009/11/08のBlog
[ 09:50 ] [ 自立計画日記<新田・作畑> ]
先日紹介しました山村留学やまびこ学園の収穫祭に昨日(11/7)行ってきました。

いやー、子ども達の元気な姿が気持ちよかったです。なんか、見てるこっちまで元気になったといいますか、パワーいただきました。

子ども達をささえ、あたたかくみまもっているセンター、地域の方々の努力に頭がさがります。

詳しくは後日ゆっくりとお話ししましょう。(イベントネタがたまってきました。はやくアップせねば・・・・。
今日は模擬店やってます。

リアルタイムでこちらのブログを見られている方は、ドライブがてら是非行ってみてください。


くろ
2009/11/06のBlog
[ 18:55 ] [ 自立計画日記<新田・作畑> ]
先日、イベント情報で紹介しました「神河やまびこ学園 収穫祭」。
前日になりましたのでもう一度お知らせ。

元気いっぱいの子ども達の姿を見に行きませんか?
模擬店も楽しみです。

場所は、神河町の右端です。ハートの右ですよ。

晴れるといいですね。


くろ
週末の兵庫県提供テレビ番組の紹介です。

って、先ほど庁内放送が流れてたんすよ

11月8日(日) 正午~午後0時30分
週刊ひょうご夢情報(サンテレビ)です。
このなかの、「わが町再発見」で養父市・朝来市の紹介がされます。「鉱石の道に揺られて ~明神(めいしん)電車~」でございます。
鉄ちゃんの方は必見!!
おっと、鉄ちゃん以外も見てくださいね。

そうそう、先日報告しました「日曜さわやかトーク」の放送も同じく11/8(日)です。

こちらは、午後10時から10時30分です。

是非ご覧ください。


くろ
今回は、パールブリッジを渡って、淡路島へ。
ふるさと自立計画モデル地域の一つ、南あわじ市の神代(じんだい)です。市役所の前の道を南へ。R28を越えてなお南進、豊かな農地が広がります。
平安期の資料によりますと、そのころは「神稲(くましめ)」と呼ばれていたようです。その後「神代(くましろ)」、現在の「神代(じんだい)」と呼ばれるようになったそうです。
神さんの稲ですか。
今回の自立計画は神代地区、特に浦壁、社家の地域の方が中心となって取り組んでおられます。
先ほど書きましたように、水稲、タマネギ、レタス、白菜・・・と農業が盛んな地域ですが、高齢化で後継者不足に悩んでいます。
また、地域の南にある諭鶴羽山系ではシカが多く生息し、夜になると我が物顔でむらに出没するそうです。その農業被害もばかになりません。最近では猿のグループも出没するようになったとの報告もありました。
また、県民交流広場「くましろふれあい広場」の活動はなかなか充実していますよ。天体観測会なんか楽しそうですねー
地域の目指す姿としては、“次世代あわじ農業モデルの確立”です。このままでは、高齢化や後継者不足で、神の稲どころではなくなってしまいます。若者との交流を深め、心をつかんで次世代の農業モデルとなるよう取り組みます。もう一つの柱としては交流づくりです。サイクリングターミナルとの交流、諭鶴羽古道の活用、3月に諭鶴羽神社で500年ぶりに開催された「大護摩供法要」などの地域資源がこれまでの話し合いの中であがってきました。
そうしていろんな取組を通じて、「日本一おもっしょむら」を目指そうというものです。
さて、今日(11/5)の会合は、見手倉幸雄(NPOはりま夢農村)アドバイザーから地域づくりの考え方が示され、あとは、先行イベントして取り組む「おもっしょ祭り」の準備について確認を行いました。おもっしょまつりは、11/15(日)、浦壁公会堂あたりで行います。シカ、イノシシ、淡路鳥のバーベキューなどの振る舞いもあるそうです。
話は尽きず、19:30から23:00までと長丁場になりました。
そういや、おもっしょまつりの11/15ってあと10日きってますやん!
そこは結束力の堅いこの地域ならでは。大丈夫、とのことです。

写真は、淡路SAの観覧車。
本日のブログ1枚目の写真がなんかへんな色合いになっているのは、こいつのせいですね。
私の車のとなり、2台分のスペースを使っておおらかに駐車していたBMWの若いOL風?20代前半2人組は、「マジきれいやん」「やばくね」って会話していました。うむ、OLではないなあ。学生でもなさそうだし。・・・・・

おもっしょまつりは詳細が決まり次第、このブログでも紹介させていただきます。
さて、こちらは「くましろふれあい広場」をきりもりする木田薫さんが作成(作詞・作曲)したCD「だいすき!淡路島」
なんでもやってはるとお聞きしましたがCDも創っちゃうんですか
歌に寄せて・・・を少し紹介させていただきましょう。
~私は淡路島が大好きです。その気持ちを歌にして伝えたいと思いました。そしてこんなにすてきな淡路島を多くの方々に知って欲しいと思いました。
「ここは、みんあのふるさとなんよ」って。「いつでも帰っておいでよ」って。
どうかこの歌が、皆様に愛されることを心から願っています。~

「八狸ぽんぽこぽん」っていう少しユーモラスな曲も収録されています。


くろ
2009/11/05のBlog
[ 13:37 ] [ 自立計画日記<応援地区> ]
今回は、応援団体の一つ、宇仁郷まちづくり協議会の紹介です。宇仁は「うに」と読みます。

先日、中国自動車道の滝野社ICから滝野にある播磨中央公園~加西の和泉へと向かう道を走行しました。地図を見ますと黄色の線に145と書いてあります。もう少し大人らしく表現しますと県道145号線ですね。
道沿いに、花が咲いているんですよ、あちらこちらに。
秋風にコスモスが揺れていました。
実は、これは宇仁郷まちづくり協議会のみなさんの活動の一つなのです。

協議会の丸岡会長にお話を聞きますと、最初は「小学校」のコトから活動が始まったそうです。
地域にはもともと宇仁小学校建て替えの計画があり用地まで確保済みらしいのですが、このご時世、予算等いろんな問題があるのか、なかなか進まなかったそうです。そうこうするうちに、市全体として小学校再編の話が持ち上がったそうでして。
実は、地域の児童数は既に100を切っている状態でして、年々減っています。平成40年を迎える頃には50を切るのではないかという試算もあるとかで、地域の中で「この先どうなるの?」っていう声があがったそうです。


そして、
行政等に対してただ単に「学校建替を促進してください」って陳情するだけではだめよねー、子どもを増やす努力を自分達でやろう
自分の子どもが大きくなって結婚した後も、引き続き地域に住んでもらい、そのまた子どもを地域で育てよう
そのためには、自分達の住んでいる宇仁の魅力を上げよう
と立ち上がったのです。

子どものいる若い世帯、またはその予備軍を住まわせるには?
まず子育て、教育の環境が第一→ニーズに応じた預かり保育を地域で実施しよう。行政の制度もあるが、自己負担が大きい。そこを地域全体でカバーしょう。
若い人たちが住める住宅が必要、だけど市街化調整区域→特別指定区域の設定。ただ指定するだけでは駄目。土地売買が活発に動くように仕掛けていかねば。
地域の産業を活発に→宇仁の朝市を今年から開催。付近の施設とタイアップして売り出す仕組みを考えよう。
都市部から観光客を呼び込もう→道路沿いに花を植えて魅力のある地域にしよう。ミニ里山公園を整備。点在する施設をつないだハイキングコースをつくり、観光会社に売り込もう。
そしてそれらを計画・実行するために、まちづくり協議会のなかに「宇仁校区子育て支援センター」「宇仁の里花畑街道部会」「宇仁の朝市部会」「住宅部会」「里山ふれあいの森部会」を置き、H21から4年間の事業計画・行程表作成のうえ精力的に取り組んでおられます。

いわば「計画」ができあがっている状態でもあり、今回はモデル地域の指定を見送りましたが、今後も目が離せないホットな地域です。

こちらは、宇仁郷まちづくり協議会のHPです。今夏に立ち上がったばかりのHPですが、徐々に内容も充実されているようです。


くろ
[ 12:36 ] [ 自立計画日記<明延> ]
11/4(水)はモデル地域「明延」での事務局打合せに参加しました。 
今日のメンバーは、ふるさと自立計画策定の事務局メンバー(区長、副区長、会計)さんに市役所大屋地域局、中井豊アドバイザー。加えて、相川康子先生に来ていただきました。相川先生は神戸大学経済経営研究所の准教授をされています。
計画の2本柱の一つ、「あけのべでいつまでもご機嫌に暮らしていくために・・・」のテーマを主にひっぱっていってもらいます。
最初は明延区のご3人から始まったパーティは、一人ずつメンバーが増えていきます。この先一つずつダンジョンをクリアしていきます。うーーん、まるでRPGのドラクエみたいだなーと勝手に思うくろです。
明延の人口は鉱山最盛期の4千人から、今では150人をきるくらいにまで減っています。地域の活性化といっても、例えば昔のように、元のようにぎわうようにするというのは、産業構造上も無理な話です。まずは、今お住まいの方が、この先も元気でご機嫌に暮らしていくこと。今お元気な方はこのまま、身の回りのことは可能な限り自分で出来て、生活面でお困りの方があれば出来ることでお互いに助け合い・・・というところからしっかりと確立し、そのなかで、もう一つの柱である観光による活性化「地域まるごと博物館」に住民自ら参画していく・・・っていうかんじでしょうか。
写真は、うちあわせの場所をお借りした「あけのべ自然学校」の玄関です。壁には鉱山華やかな頃の一円電車の写真などがところ狭しと貼られています。ヘルメットは探検坑道用です。
こちらはあけのべドーム「森の館」です。自然学校の真ん前にあります。
なんと日当たりの良さそうなこのドームは、大屋町(当時)産のスギ・ヒノキを278m3使用しています。県下でも有数の木造施設でして、平成12年に完成しました。
通常、こうした大型木造施設は集成材を使用するのですが、こちらのは梁に20cm角の柱材を3段重ねとするなど一切集成材を使っていないそうで、斬新な工法となっているそうです。
建物入り口の看板にこう書かれています。
「~このドームは山から形を変えて移ってきた森林なのです~」
手入れをい怠った森林は荒れていきます。地域の木材を使うことで、そこにある森林も荒廃せずに生きていくのです。
打合せは笑い声とともに進み、次回は11月30日(月)、老人憩いの家で13:30からです。そうそう、先日、あけのべの特集が読売テレビで放映されていました。先月前に行われた「一円電車まつり」の様子や、昔の明延の様子なんかが流れていました。その番組を録画したDVDも皆で観るようです。明延のみなさん、30(月)はぜひ集まってくださいねー。
地域の皆様には、別途全戸に案内がいくそうです。

くろ
2009/11/04のBlog
[ 09:04 ] [ 自立計画日記<小規模集落> ]
11/3(祝)、小規模集落元気作戦に取り組んでいる朝来市は黒川のイベントに行ってきました。
黒川というのは、生野銀山湖をさらに青垣方面に奥に進んでいった先、集落の上には黒川ダムが行く手を塞いでいます。実際には、黒川ダム~多々良木ダム~あさご芸術の森~R312につながる道はあるのですが、関電の管理道路となっており一般車は通行できません。
また、黒川には美人の湯で有名な黒川温泉があります。お肌すべすべになりまっせ。
さて、その見所満載の黒川での一大イベントです。
生野の口銀谷(くちがなや)から銀山湖あたりまでは国道もけっこうしっかりした道なんですが、そこからはいったいどこに行くんだろうという感じになります。初めて行く人は秘境気分を味わえるかな?
普段は静かな黒川の村が、この日ばかりは人、人でにぎわいます。
観光バスもちらほら来てます。あいにくの天気ですが、朝からけっこう人が来てます。
実は、私は神戸を8:30頃に出たんですが、神戸はピーカンでして、けっこう薄着で出かけたんですよ。そしたら、生野峠を越えるあたりから・・・いつの間にか小雨も降り出す始末ま、なんとか黒川に着く頃にはなんとかやみましたが。
写真は、子ども達に大人気だった木のおもちゃコーナー
黒川の村自体は周辺の集落も含めて人口も少なく、この秋の陣も、とても黒川だけでは実施できません。主催は黒川あそぼ会・黒川本村ですが、黒川区、黒川活性化協議会、NPO日本ハンザキ研究所、奥銀谷(おくがなや)地域自治協議会の共催として取り組んでいます。
写真は、NPO日本ハンザキ研究所のブース。オオサンショウウオを展示していました。
ハンザキ研究所は、黒川に来る途中にある、廃校となった旧黒川小学校の校舎、建物を活用して研究をされています。
学校のプールは水槽となり、オオサンショウウオの住処となっています。
また地域を流れる市川はオオサンショウウオの宝庫でして、ちょく現地鑑賞会なんかを企画されているそうです。興味在る方はどうぞ。
さて、秋の陣は大盛り上がり。餅つきもあります。ついたそばからどんどん売れていくもんですから、つき手も大変です。
おっと、地域に根ざす日本のおまわりさんも餅つきにかり出されています。
「本務に支障のない範囲で」なんていいつつ、顔がうれしそうですよ。おふたりの息もぴったりでした。平和な黒川、奥銀谷のヒトコマでした。
さて、村にそびえ立つ黒川ダム。西にある多々良木ダムとつながっており、昼夜で水を行き来させて発電させていると聞きました。黒川ダムを周回する道もあり、湖面を眺めることも出来ます。車であがってみました。結構登ります。おっと、昨晩降ったのでしょう、雪が残っていました。むこうの山を見ると、ほんのりと雪化粧しています。
おいしそうな名物料理が所狭しと並んでいます。
だんじのつくだ煮、あゆ・あまごの塩焼き、クロッケ(黒川のコロッケ?)、林ライス、まっくろけけのクロ3たこ、きねつきもち・・・・・。
目移りしますね。おなかと相談しながら食べまくります。
紹介するのは、シカ肉カレーの辛口玄米バージョン、です。
おいしかったー
いやな獣臭さはありません。といって、無味無臭のスカスカではなく、お肉らしさを残しています。ごちそうさまでしたー。
このほか、チェーンソーアート実演や、オカリナ演奏、ダム見学、釣りなど盛りだくさん。
すべてを紹介できないのが残念です。是非とも来年はみなさんも「黒川秋の陣」にお越しください。集落内に民宿もあります。前日は黒川に泊まって、ボタン鍋を堪能しながら、温泉で今以上に美人になって、翌日秋の陣を楽しむというのもいいかもしれませんね。

くろ
2009/11/02のBlog
[ 09:53 ] [ 自立計画日記<地域活性化への道> ]
芸術の秋ですね~
(普段はもっぱら食欲の秋ですが、今回は芸術の秋ということで進めます)
「ふるさと自立計画」をもとに地域を活性化しようと、各モデル地域に入り、地域の皆さんといろんな話をしていますが、自分に何が出来るのか、まずは自分自身のスキルアップを、ということで芸術センスを磨くべく10/31(日)に「県立美術館」へ行ってきました。

ゴッホ展以来、何年ぶりでしょうか・・・。今回も混んでいます。
入館してまず目に飛び込んできたのが「ただいま70分待ち」の表示。
まずチケット買うのに15分ほど。そこから、列の最後尾に異動するのに5分近く。で、館内をぐるぐる回ります。
混んでそうな時間をはずして、ちょっと遅めに来たつもりだったのですがだめでした。
ぼーと並んでますと、後の女性の声が耳に入ってきました(聞き耳を立てていたわけやないですよ、声が大きかったんです)。大学生?OLさんでしょうか。
「そうそう、小学校か中学校の時、ココロンカードってあったやん」「なにそれ?」「あったやん、それ持ってたら美術館とかタダではいれんねんでー」「えー、めちゃラッキーやん」「私らまだ中学生でいけるんとちゃうん
・・・・・。「いやーそれはちょっとお待ちください」と心のなかでつっこんでみました。
1時間以上並んでるとこんなこともありますよね。
ようやく入館。
なんと、大きな人だかり。おしくらまんじゅう状態です。とほほほ。
特に最初のは、チケットにも描かれている絵でして、非常にリアルに描かれた50種以上の果物・野菜・花が、作者の主君であった神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の肖像を形作っています。
また、ご丁寧にそのとなりに、どのパーツがなんの野菜だとか解説してありまして、じっくりと見たい人には非常に時間を要するんですよ。そんな感じで人が流れません。
疲れました。 でも何点かは、「おう、これは!」というものもあり、人混みをかきわけ最前列でじっくりくっきりと眺めました。
写真はNGですので、館外での看板?を撮りました。
おまけは、この日のお昼ご飯。
時間調整に、お昼にポーアイにあるイケアに初めて行ってきました。人が一杯でして、ここでも並びましたよ。トレイに好きなのを取っていって、手のかかる品は途中でオーダーするのですが、田舎者の私たちには勝手がわからず、お店のお姉ちゃんはお昼時で混雑しているためかハイテンションで半ギレ状態。ナイーブなうちの子ども達にはつらかったようです。
写真はとても栄養バランスが悪そうですが、嫁さんのサラダや子どものお肉を分けてもらったのでご安心を。

※県立美術館のだまし絵展は11/3(祝)、明日までです。

くろ
[ 09:19 ] [ 自立計画日記<遠阪> ]
ふるさと自立計画推進モデル事業のモデル地域、遠阪での会合の報告です。
遠阪は、丹波市の北西の端、丹波の終わりでもあり、但馬の入り口でもあります。今でこそトンネルが出来て行き来も簡単ですが、昔は遠阪峠を越えるのも大変でした。だからこそ、峠の町として栄え、豊かな文化、自然が今でも残っているのかもしれませんね。
10/28(水)、4回に分けた地域のお宝探しのワークショップ第2回目ということで、今日は徳畑交流施設でのワークショップです。
昔からある地域資源で活かしていきたいものやこれからの取組について、ざっくばらんに意見を出し合いました。
数ある地域資源の中で、気づいてみれば「裸まつり」の話だけでも、たくさんの意見が出されました。
今年も今出権現熊野神社周辺で11月3日(祝)に行われる「裸まつり」。
近くの川で身を清めた男衆が練り歩く「裸祭り」は、丹波市の無形文化財にも登録されています。伝統ある神事を守りつつ、いかに祭りをもっと盛り上げられるか、みなそれぞれの強い思いが感じられました。課題はいろいろあるけれど、もっと祭りを、ひいては地域をよくしていきたい思いは皆同じです。
※写真は第1回(10/14)、大雨の日のものです。


遠阪には、他にも「今出親水公園」や「今出せせらぎ園」、春に行われる「ぼたん祭」、手塚治虫「ブラックジャック」に描かれた遠阪峠などなど他にも魅力ある資源がたくさんあります。これらを活かしながら、これからもっと遠阪を良くしていけるよう、みんなで考えていきましょう。
次回は11月11日(水)19:30~遠阪公民館です。

うめ

2009/10/30のBlog
[ 16:24 ] [ 自立計画日記<小規模集落> ]
今日(10/30)の午前中、なんとテレビ収録に立ち会いました。
11/8(日)の22時からサンテレビで放送予定の「日曜さわやかトーク」です。
『地域を元気に』をテーマに、井戸知事と小規模集落元気作戦に取り組む岩崎集落の上谷俊道さん(岩崎むらづくり委員会会長)、集落アドバイザーの松原永季さん(スタヂオカタリスト代表)が対談されます。
小規模集落の現状~県民主体の地域づくり~都市と農村の交流による地域の活力増進ときて、「・・・このような地域の元気づくりの取組を広げていくため、「ふるさと自立計画推進モデル事業」もはじまりました」とつながっていきます。
写真は、県公館で知事待ちの上谷さん、松原さん、その他のメンバー。この部屋にはいるのは久しぶりです。なかなかはいる機会無いんですよ。
知事が来られました。
「お久しぶりですね」
「お元気でしたか」
「シカ、イノシシ、クマとかどうですか」
「多いですよー」
なんて話が弾んでいます。


時間の余裕もないので、早速打合せ開始。

「それではこの辺りでぼけていただきましょうか」
「誰がつっこみます?」
「いや、それよりつかみは、知事さんのモノマネで・・・」

なんていう会話が交わされているわけではありませんので。

収録は、公館の3階のフロアで行いました。
こんな感じです。
広くて、天井も高く、豪華ですねー。それでいて落ち着きます。
私は、ふかふかの絨毯の上に這うコードを引っかけないように注意しつつ、あちこちでパチリパチリと写真と撮ります。
しばらくして「携帯電話の電源をお切りください!」との毅然とした注意に、あわてて電源オフ。
着メロ鳴らしたやつはぶっ飛ばすぞ、という断固たる決意が感じられましたわ。
これは背広にマイクをつけられている松原アドバイザーの図です。
残念ながら、専属メイクもスタイリストはいませんが・・・・。十分男前に写っていますよ。

さて、Vol.2に続きます。
続きは、姉妹ブログ、小規模集落元気日記でお楽しみください。


くろ
[ 15:28 ] [ 自立計画日記<八木> ]
おまけです。

25(日)の歴史ウォーク成功おめでとうございます。
反省点も出されました。これを今後の糧にして、さらに進んでいきましょう!!

おまけのおまけは、『やぎまる』です。
歴史ウォークの参加者には配られたそうです。
私は、写真だけ撮らせてもらいました。

歴史ウォークの様子は但馬情報特急で楽しめます。
[ 13:53 ] [ 自立計画日記<八木> ]
29(木)は養父市、八木地区に行ってきました。

八木城跡と城下町である八木の町並みを愛する人達が中心となる「八木城跡保存会」、「城下町八木の明日を考える会」で活動されています。やがてこの2つの組織を統合させ、さらにパワーアップして八木の将来を作っていこうと取り組まれています。
そうそう、25(日)は、文化庁主唱の「歩き・み・ふれる歴史の道」兵庫大会 但馬歴史の道ウォークが行われ、100名を超える参加者があり盛況だったそうです。
今日は、城下町八木の明日を創る会第85回定例会です。
85回!月イチで開催したとしても7年。うわー、がんばってますね。
さて、松原永季アドバイザー(スタヂオカタリスト)がワークショップを進めます。
前回の定例会で確認しました
八木城跡と周辺地域の環境の保全と整備
八木城跡などの地域の歴史資源や特産品を活用した観光、交流の促進
空き家や遊休農地、規格外農産品など地域資源の有効活用
の3本の柱ごとに、アクションを考えていきます。
3班に分かれ意見を出した後、隣の班に異動してその班の考え方を聞き、そこでも意見を出します。それをもう1回繰り返します。
最後に、班毎に発表。
なるほど、テーマ毎に何をすべきか、また、その課題(障害)が見えてきました。
出席者みんなが共有出来ました。
おっと、予定時間を少しオーバーしてしまいましたね。
19:30スタートで2時間半。あっという間に時間が過ぎてしまいましたね。

こちらは、公民館の壁に貼ってありました。
一 大人は子どもへ 子どもは大人へまず一声
一 声かけあって楽しい一日
一 かえらぬ今日を大切に生きよう
一 夫婦円満 子どもはすこやか
一 ほがらかに挨拶のできる子に不良なし



おまけ 道の駅シリーズ。
道の駅八鹿 但馬蔵です。
さすがに夜の10時を回ってたら、新鮮野菜も蛇紋岩米も買えませんね。
ぴかぴかのWCを使わせてもらい神戸、宝塚に向けて出発です。
ワイさん、運転ありがとー


くろ
2009/10/29のBlog
今日は小規模集落元気作戦での与布土地域の話です。

昨日(10/28)、朝来市は旧の山東町、与布土自治協での会議でした。与布土自治協で小規模集落元気作戦に取り組んでいます。
与布土自治協は、次のような部会をつくってそれぞれ活動されています。
かえるの郷、ごくらくの郷、みのりの郷、はぐくみの郷、すみやすい郷、つながりの郷、よふど百笑村。
うーん、なんかおもしろそうですね。ユニークな部会名に興味がわきます。

こちらは打合せの様子。
なんかうつむいて、話が行き詰まっているかのように見えますが、ワイワイやってます。
手前中央、背中を見せているのが、事務局職員の高橋さん。
よふど通信Vol15によりますと、「皆様から与布土を教えていただき、皆様と一緒に与布土のことを考えていきたいと思います。全力でがんばりますのでよろしくお願いします。」とのこと。
おお、全力全開です!


与布土を紹介するイラスト地図も完成間近です
これで、「百笑茶屋 喜古里(きこり)に行きたいんですが、どうしたらいいんでしょう?」、「ここはどこ?」なんていう電話は減るでしょう。与布土をPRする大きな武器、になるでしょう。
また、12/5には、中井豊アドバイザーの紹介で、都市部からバス1台お招きしよう、という計画も進みつつあります。



さて、こちらはその「百笑茶屋 喜古里(きこり)」です。
今年の5月にオープン。けっこうはやっています。火曜日定休、開店時間は午前10時から午後4時です。
地域のおかあさまがた、おじさまがたで運営されています。
お昼はこちらでいただきました。
私が行ったのはちょうど昼過ぎ。そのときはまだお客は1組だったのですが、その後、続々とやってこられ、最後はほほ満席となりました。
私の隣は、西神からやってこられたマダム5人組。オーダーのあと、「わー、いい感じね。はりま焼きの処と違ってこちらは生活感があるのね」と喜ばれていました。
そうそう、このグループも来るのに迷ったらしいですね。
また別のお客さんからは、場所がわからないー、と電話かかってました。
私なんかへそ曲がりですから、さんざん迷って迷って見つけたほうが心に残って、グーですけどね。

おすすめは「殿谷のとろろごはん(天ぷら、漬け物付き)」¥1200なのですが、以前に、市役所のマキちゃんに紹介いただきまして既に食べましたので、本日は「又三郎のそば(天ぷら、漬け物付き)」¥700をいただきます。
写真はプラス¥100の大盛りです。
お味は、「うむ、おぬしできるな」というおそばでした。
私は、そば好き、うどん好き、ラーメン好きの人間でして、今日は幸せでした。
おいしかったです。ごちそうさまー。
この日はおそばを頼む客が少なかったのか、そば湯が楽しめませんでした。
キラーン今度も寄る理由が出来ましたね。
(プラス思考で生きましょうね


くろ
2009/10/28のBlog
[ 08:42 ] [ 自立計画日記<高橋> ]
昨日(10/27)は、豊岡市は高橋地区に行ってきました。
21(水)に続き今月2回目です。

往路は播但道経由です。
この仕事を担当するようになってから、車で出るときには、高速のSA、道の駅、産地直売所の類に必ず寄るようになりました。
店の雰囲気や商品の品揃え、陳列の仕方、接客の様子etc・・・
ふるさと自立計画にしろ小規模集落元気作戦にしろ、地域で採れた品々や特産品をいかに他の地域に届けるか・・・・勉強勉強
で、久しぶりに播但道の北の方を走るので、フレッシュあさごへ。
ん?なんか様子が変・・・・・
改装工事中につきお休み中でしたー ガクッ
さて、この日の打合せは、振対協(高橋振興対策協議会の略です。最初に聞いたときは、体育関係の会かとおもいましたよ)の3役、活性化委員会の3役、但東総合支所さんの出席です。
前回、井原アドバイザーから「7回のワークショップを通じて、高橋の将来を考えるふるさと自立計画を完成させよう」と提案があり、詳細をつめるために集まりました。
振対協のなかに、地域を活性化させるためのいわゆる実働部隊として活性化委員会がたちあがり、イナカーの取組など元気よく活動されています。イナカーの取組はこちら。ほっておくと減便、廃止されかねないと、地域の足であるバス路線を守ろうと取り組まれています。
さて、その活性化委員会が主体になって自立計画も取り組むことになっているのですが、やはりなんといっても高橋全体の将来計画です。一人でも多くのかたに、計画づくりに参加して欲しい。特に、第1回、2回のワークショップは、地域の現状・課題、将来像の意見を出す大事な会なんだと、活性化会員会の委員長さんが振対協3役さんに熱く語られます。
支所からは、「棚卸し」という言葉が出されていました。
3役さんからは、理事や代議員ということでなく高橋の一住民として意見を出してもらおう、自由に議論しやすいようにと活性化委員会に重たい職のものは顔を出さないようにしようかという話もあったがこのワークショップはそうは言わずにできるだけ多くの人に参加を呼びかけよう、ただ焦りすぎずこつこつと少しずつでもしっかり進んでいくように、というお話をいただきました。

この日話し合われたことは、月末の振対協理事会、区長会に諮られることになりました。
さあ、第7回までの日程も決まりました。
高橋の将来を地域の皆で考えていきましょう。

復路は、福知山まで出まして舞鶴道、中国自動車道です。
神戸市北区のエヌ氏宅まで1時間○分。夜間に限ると、神戸に通勤できますがな。
須磨の自宅に戻ると、翌日になってました。
でも、充実した一日でした。


くろ
2009/10/27のBlog
[ 12:33 ] [ 自立計画日記<応援地区> ]
24(土)、加西市は万願寺で行われた「原始人村おにぎりハイキング2009」に行ってきました。

10時に、原始人村にある交流施設「土一七日屋台(どいなかやたい)」に集合。ここは、名前の通り、土日と17日に営業しています。現代人でも利用できますので来てみてください、ハイ。
まずは、おにぎりをにぎります(苦手な方は握ってもらえます)。
私は、ここぞとばかりに、どでかいのを2つ作りました。
いやー、朝ご飯抜きなもんでおなかすいてたんですよ。
全部で30名くらいでしょうか。近隣の方が多いですね。おっと、神戸からは私だけですか。
まずは、ファミリーコースから出発です。すぐそこの里山に登ります。これまでに里山整備事業で手入れしてきました。こうやって、簡単に親しめる里山はいいですね。
あと、ろまんコース、健脚コースが時間をづらして出発します。健脚コースは、加西で唯一常時水が流れている滝がみれるそうです。距離もそこそこありますし、メタボ気味な私にもってこいのコースでしょう。
だけど、今回は、ろまんコースに参加します。
だって、ろまんコースだなんて、なんかいいことありそうじゃないですか。
ろまんコースは、案内の原始人池田さんとイケメンのにいちゃんのほか、年配のご夫婦2組、カップル1組、小さな子どもさんを連れた若夫婦の4人家族、プラス私です。
いかにも「農村」っていう風景のなかをゆっくり、ゆっくりと歩きます。このペースだとおチビちゃんも大丈夫ですね。
さてこの石碑はなんでしょう。
女切峠と書いてあります。おなきりとうげと読みます。
女を切る峠?なんじゃ、この不吉な言葉は!!
実は、聞くも涙、話すも涙。江戸時代後期、上万願寺村で機織りをしている娘「てる」と何日かごとにやってくる糸屋の若衆「市兵衛」との悲しい恋の物語です。 ←リンク先は音量注意。
なるほどー浪漫だなー。
さて、すっかりおなかがすきました。
東光寺でお昼ご飯です。出発前ににぎった、新米のおにぎりです。
いただきまーす。ん、こりゃうまい。
具は男らしく梅干しでしょう。(なんのこっちゃ。もう1個は鮭鯵の具入りです。)
おっと、かじってもかじっても梅が出てこないぜ、ベイビー。いじきたなく、ばかでかいのをにぎった自分が悪いのか。
写真ではよくわかりませんが、いつものコンビニで食べるおにぎりの優に倍以上はあります。ちょっとやりすぎたかー。
土一七日屋台に戻ると、甘酒が待ってました。
なんと、原始人は甘酒もつくるのかっ!?
実は、構造改革特区で「どぶろく」を作っているんですよ。
お酒を造るには税務署の免許が必要です。免許なしでお酒を造ることは出来ないんですよ。ところが、この免許を取るのが大変。事実上、大量生産する業者しか免許が取れません。お酒にかかっている酒税を安定に確保する国の方針ですね。
そこを、農家民宿等が自分達の作ったお米でどぶろくを造る場合は、免許取得要件を特区で規制緩和しているんです。 
原始人会は、県下で2番目に特区を活用して免許とられてます。どぶろく「女切峠」好評発売中です。

写真は足湯です。ここに足をつけていっぷく。
しあわせです。

さて、ほかにも万願寺の魅力はたっぷりあります。またの機会に・・・。


くろ
2009/10/26のBlog
ふるさと自立計画推進モデル事業のモデル地域の一つ、明延(アケノベ)の紹介です。

【地域の特徴】
養父市の南端(旧大屋町)に位置する旧鉱山のまち
【地域の資源】
近代化産業遺産(明延探検坑道、一円電車、第一浴場)、あけのべ自然学校、明延振興館、古い町並み
【これまでの取組】
「鉱石の道」起点として各プロジェクトの推進(「ふるさと明
延まつり」等)、産業遺構を来訪者に案内する明延鉱山ガイド
クラブの結成、運営等
【計画策定の方向】
○鉱山遺産を生かした活性化、観光化の検討
・明延鉱山エコミュージアム構想の立案、鉱山ツーリズム人材の育成、一円電車の復活
○高齢化に対応した取組の検討
・明延振興館を活用した日用品取り扱いスペース、住民相互扶助の取組
ふるさと自立計画推進モデル事業のモデル地域の一つ、八木(ヤギ)の紹介です。

【地域の特徴】
養父市北部(旧八鹿町)に位置する農村
【地域の資源】
史跡八木城、殿屋敷遺構等が残る城下町の町並み、今滝寺、
蛇紋岩米、富有柿、鮎(八木太郎)等
【これまでの取組】
城下町八木の明日を創る会による城跡の保存・環境整備、城跡を
シンボルとしたまちづくり、緑条例に基づく地区整備計画の策定等
【計画策定の方向】
○八木城跡と周辺地域の環境保全、歴史資源や特産品を活用した観光、交流促進の推進検討
・駐車場兼休憩所、散策路、案内板、観光マップ等の整備、観光ボランティアの育成
・地区整備計画推進のための計画適合性判断マニュアルづくり
[ 08:43 ] [ 自立計画日記<地域活性化への道> ]
26(月)、週明けの日記です。
週末は、モデル地域等で行われたイベントに行ってきました。
皆様にもその様子をお知らせせねば!
ん?
カメラ忘れた。車の中だな。トホホホ・・・
というわけで、写真無しではもうひとつなので、イベントの様子は次の機会に・・・・

今日は、“交流と連携を進める兵庫”として、当課が係わっている事業について少しお話ししましょう。

兵庫県は、非常に美しい自然に恵まれた地域で生活しています。(多自然居住地域って呼んでます)
この豊かな県土を先人達が守ってきたわけですが、農漁村部の集落では人口減少や高齢化が進み、十分に手入れが行き届かない農地や森林も発生しています。
こうした多自然居住地域を、安心して暮らせる生活空間として維持、再生しながら、地域の個性と魅力を引き出し交流を広げながら地域の活性化につなげていこうと、「ふるさと自立計画推進モデル事業」と「小規模集落元気作戦」を進めています。

「小規模集落元気作戦」は、少子化・高齢化が著しく進み人口が減少する集落を対象として、都市と集落の住民のパートナーシップを中心に据え、持続可能な「交流」をキーワードに取り組みを進めています。
都市部でのイベントで特産物の販売や交流を深めたり、逆に村の祭りに呼んだり、獣害対策のシカ柵を共同で設置したり・・・・。そば打ちの体験でも、そば刈り~脱穀~そば打ち、試食まで3度おいしい農業体験があったり・・・・。
ほどよく交流が進んでいます。

小規模集落元気日記も見てくださいね。

彼がつくってます。


くろ