出前講座「市立川西病院はこれからどうなる」

当日は5月とは思われない暑い日にもかかわらず、22名の方々がお集まり下さいました。

病院経営について市の行政経営室の方から説明を受けました。
川西病院は、市から毎年10億円の補助金を受けていましたが、それでも累積赤字は40億に上っていました。
平成26年度決算で資金不足比率が25.8%で全国で2つしかない経営健全化団体になり、市立川西病院経営健全化計画が急がれました。

総務省が策定した新たな公立病院改革ガイドラインによる「経営効率化」「再編ネットワーク化」「経営形態の見直し」「地域医療構想を踏まえた役割の明確化」という4つの視点での改革を進めました。

それらを踏まえて出した結論が「指定管理制度」で、「市立川西病院」としては平成30年に閉院し、新たに「川西市立総合医療センター(仮称)」「キセラ川西医療センター(仮称)」と「北部急病センター(仮称)」を設立するという構想が出来ました。

新病院の診療機能は、「市民が安心して暮らせる医療体制の整備」をコンセプトに①急性期病院としての役割、②さらに高度急性期病院としても一定の役割を担う。③小児科、周産期、救急などのいわゆる不採算医療の提供。④山下駅周辺に急病センターのような施設を作り、市北部住民の医療ニーズに対応する。というものです。

内容は、26診療科、8専門センター、病床数400床、診療スタッフ80人程度、看護職員400人程度、医療技術職100人程度。
運営は「指定管理者制度」を導入し指定管理者は公募とする。
指定管理後に「社会医療法人化」を目指す。

宮坂まきこのブログ記事に、より詳しく記載されています。ご覧ください。