夏の合宿

いやー暑は夏いね。

 なんてギャグを言ってみたくなるほどの蒸し暑い日が続いておりますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。こちらは日連の、いや連日の暑さで、冒頭のギャグを見てもわかるように全体的にぼけーとしており、気付いてみるともう9月といったモハメッド、いや有様です。

 何とか状況を打破せねば、というわけでもないですが、長い間行けていなかった空手の教室に行ってきました。8月に空手の合宿があったのですが、それ以降は全く行けずじまいでした。

 練習をすることで気合が入り、いい汗をかけたのもよかったのですが、何より久しぶりにメンバーの方々と会えたことで安堵感というか、諸行無常とは言え変わらないものを感じられ、また少しずつ練習を積み重ねて頑張っていこうという気が湧きました。

 先ほど言った合宿は2泊3日の泊まり込みで、同じ流派の各道場の師範と子どもたちが参加しました。私は新参者ですので子どもらと一緒に練習をして、師範らの教えを請うたり、練習の補助をしたりしたのですが、普段とは違い大人数で練習したことや、子どもらの指導のお手伝いをしたことで、またいつもとは違う学びを得ることができました。

 そして夜はおそらく毎回恒例であろう飲み会もあり、空手の現状や、それに関わる人達の熱い思いを聞くこともできました。その場にいて思ったのは、皆で本音で話し合える場というのは大切だな、ということです。今回は空手ということを主題にして皆が集まり、私の場合は初めて参加させていただいたのですが、それでも空手をやり始めたということでありがたいことにその場に居させてもらい、場を共有することができました。何か共通のことをしているもの同士が集まった方が、共感もしやすく、最初に集まるための動機づけも生まれてきます。しかしそれと同時に、たとえそれほど強固な共通項がなくとも集えるような場も意識的に作っていくことも、個人の孤立化を防ぐためには大切だな、という思いを改めて体感しました。運よく縁あって人のつながりが持てた場合はよいのですが、なかなかそういうきっかけがない場合には、とりあえずだれでも自由に来ることができ、人とつながりが持てる場を増やすことも必要だと思います。「皆で助け合う社会」とは経済的なものだけではなく、精神的な助け合いを特にこれからは重要視すべきであると思います。

合宿では練習だけではなく、魚のつかみ取り&焼いて食う、といったことも行いました。魚にとってはとんだ災難でしたが、我々はさかなクンに感謝し、またその死を無駄にしないよう、さかなクンの分もこれから日々精進し生きていくことを誓いながら、おいしくいただきました。(%ペンギン%)