「ヴェルデ・リーガたより」第14号
発行:2010(平成22)年7月1日
●活動状況と今後の予定
 「ヴェルデ・リーガ」は来年度に創立5周年をむかえるにあたり、4月22日開催の第4回総会の年度計画に沿って、5周年記念コンサートの実行委員会を立ち上げました。この2ヵ月の間に、新メンバー4人を迎えることになって、活気づいてきました。
 このところ立て続けに新曲を練習しているのは、5周年を念頭に置いてのことですが、その前に9月8日の「たすけあい部会」のほほえみサロン(第1自治会館)の出演に備え、まとまった曲数を披露しなければなりません。その後は例年どおり、11月のグリーンフェスタ、翌2月の緑台中学校合唱コンクールに参加いたします。
 体調管理に留意して毎回の練習を休まず、本番は全員参加で気持ちよく歌えますように・・・
・4月以降、4名の方が入会されました。
 ソプラノ・貫洞郁子 アルト・上田和子、木村葉子 バス・上川捷一

(写真)渓のサクラを守る会の活動拠点の東屋—–>
●ヴェルデ サロン(団員の自由ページ)
『千住真理子エッセー集より』
 バス 野村 匡
 先日、バイオリニストの千住真理子さんのエッセーを読む機会がありました。私たちが普段合唱活動をする中で、森本先生が練習を通じて指導されているのは合唱技術だけではない、もっと大切な何かがある・・・。
 やはり音楽家はその何かを常に意識し、心がけていることを知り、あらためて感動を覚えました。そのなにかとは・・・、次にエッセーの中から一説を選び、次に紹介いたします。
 ★5年ほど前の冬に、旧ソ連とある国にボランティア演奏に行きました。客席300人ほどの会場に倍近い人が集まり、まるで満員電車のようでした。でも外は身も凍る吹雪なのです。会場では大人も子どもも大きな目を見開いて、時間を忘れたかのように、じっと聴いてくださるのです。
 終了後、大勢の聴衆がお礼のパンを持ってやってきました。未だ発展途上の小さな貧しい国で、多くの人が食べるのに困っているはずなのに、「自分たちにできるのは、これだけです」とニッコリ。 「心配しないでください。物はなくても、私たちの心は今、とても豊かです」というのです。

(写真)水明台1丁目の対岸に生えるエドヒガンの原木—->
 音楽がこれほどまでに人の心に大切な何かを宿してくれるのかと思うと、思わず熱いものがこみあげてきて、涙が止まりませんでした。私の決して忘れられない出来事です。音楽は音で人を幸せにすることができる、言葉よりもずっと人の心に訴える不思議な力があるのです。
 幸せな気持ち、悲しい気持ちや切ない気持ちを、演奏者は聴衆と、聴衆はほかの聴衆と、というように誰かと一緒に感情を共有できることは、人間にとって本当に幸せなことなのです。演奏で伝わるのは、曲そのものよりも、むしろ演奏者の深層心理だということです。
 演奏者が憂鬱ならば、楽しい曲を演奏しても憂鬱さが伝わってしまう。つまり、演奏者は幸せなフリ、悲しいフリなどできないし、心から音楽そのものに同化しなければ、人を感動させることはできないのです。演奏者と聴衆とが一体となって初めて、本当の音楽がつくられるのだと思います。
 聴衆と一体になれたという感じのステージに立つと、ああ生きているんだ、生まれてきてよかったと、ものすごく幸せを感じ、次もさらに頑張ろうと思います。聴衆と感動を分かち合うための努力は決して苦にならないし、今後も続けていくつもりです★

(写真)木立の間を縫って伸びるエドヒガンザクラ・水明台1丁目—>
●コンサート報告
『5つの男声合唱 ANCORの会』
 テナー 勝利康成
 ゴールデンウィークも終わりに近づいた5月4日、ANCORの会による第30回5つの男声合唱団の集いに参加してきました。この会は、5つの大学OBのグリーメンのサークルが集まって行う合同コンサートです。これが何と毎年欠かさず30年続いていることに感銘しました。しかも、30年間皆勤で歌っているメンバーが12名も参加していると聞いて、さらに感銘です。
 会場の兵庫県立芸術文化センター大ホールは超満員で、入場すらできない大勢の人が場外で演奏会の模様を聞いるほどの大盛況でした。
 演奏曲目は、木下牧子の合唱組曲「方舟」(大阪男声合唱団)、リヒャルト・シュトラウスの「歌曲集」より(アルマ・マータ・クワイア)、宮崎駿のアニメ映画より信長貴富のアレンジ曲(南澪会)、合唱様にアレンジした日本の民謡(六甲男声合唱団)、シャルル・グノーの「第2ミサ」より(コール・アカデミー関西OB会)と、各サークルが趣の異なった楽曲を披露。
 聴衆が退屈しないように配慮されていました。最後に5つの合唱団合同での合唱組曲「月光とピエロ」は、何と200名を超えるが、息の合った声量豊かな大合唱は圧巻で、会場の拍手はいた馬でも続いていました。