まっしろけのけ。(宍粟市小茅野)

3月27日(日)、宍粟市小茅野集落にうかがいました。
集落ではせっかくほ場整備を行った農地の多くが休耕田となっており、その活用に頭をひねっています。
この日、「とりあえず該当農地がどんな状況になっているんだろう」ということで、調査することにしていました。

…前日の元気交流会の際に「結構雪が降っとったで(%雪だるま%)」と聞いていました。
まぁ、昼の13時集合ですし、何といっても3月末ですし、大丈夫でしょう。
とばかりに、ノーマルタイヤで強気に蔦沢から小茅野を目指したのですが(%車%)、峠道はじゅくじゅくと足許を取られ、冷や汗もののドライブでした。
紅葉橋もこんなに雪が残っています。
赤白のコントラストもこれはこれできれいですね。

まぁ、こんな状況ですから、農地現況調査といっても、雪に埋もれてしまってあたり一面まっしろけのけ。
せっかく集まったので現場に行ってみましたが、茅が生えているのか、雑草なのか、それとも保全済みで土になっているのか、全く分かりません。

こんな雪の下でも、春は来ていました。
これはキャベツ。
スーパーなどで見かけるものよりちょっとこぶりで色も薄い黄緑できれいです。
一般に出回っているものと違い、高冷地用の品種とのことです。
いただいたのですが、しんなりしていてちょっと甘口。
雪の下にいたせいもあるのでしょうね。
炒めたりせず、そのまま生で焼き肉の付け合わせに、というのが合いそうです。

そしてこれはタラノキです。
そう、ちょっとほろ苦で「ふきのとう」とともに「春山菜の天ぷら」の双璧をなす「タラの芽」が採れる木です。
雪の中で凜と立っている姿に、思わず春が待ち遠しくなりました。

雪に埋もれていた場所も多かったですが、とりあえず、「けっこういい立地条件の場所も休耕田になっている」「面積もかなり広い」、そして、「今なら何とか手入れをすれば農地に戻りそう」ということが分かりました。
これだけでも大きな収穫です。

雪の中ですが、ダチョウくん達も元気でした。
彼らのようにまっすぐ前を向いて、みんなでよい方法を考えていきましょう。
寒い中、お疲れさまでした。

 え〜やん