ついて、ついて、またついて(篠山市大芋)

2月20日(日)、篠山市大芋地区「市野々かまどレストラン」ワークショップにお邪魔しました。
19日と20日の工程は「版築壁づくり」。
この日は5名ほどのボランティアさんが作業に汗を流されていました。

「版築」とは土を搗き固めて壁などをつくる工法です。
今回、市野々集落の土を調べたところ、粘土質で版築に適しているということでしたので、地元産の土を使ってかまどづくりを行うことにしました。
この冬は雪が多かったため、ちょっと湿り気が多くなっているとのことでした。

この日の作業は
(%とんかち%)版築の型枠の中に土を入れる。
(%とんかち%)土を均す。
(%とんかち%)むしろを敷いて搗き棒で叩く。
(%とんかち%)むしろを取り除いてさらに搗き固める。
の繰り返しです。
本来むしろを敷く必要はないようなのですが、今回は土の水気を除くために使います。

とんとん、とんとん。
隅の方まで、丁寧に叩き固めます。
ここまで済んだら、また土を入れていきます。

搗き棒の音とともに、型枠の高さ−そう、1mちょっとでしょうか−の版築壁が立ち上がる予定です。

今週中にはこの型枠を外し、そのまま乾燥させていきます。
「版築」は土を順々に積んで搗き固めてつくる工法なので、使った土の色の縞模様が浮き出てくるとのことですが、どんな色に仕上がっているかは、型枠を外した時のお楽しみなのだそうです。

来週はいよいよ「かまど」本体の整備にとりかかります。
楽しみになってきましたね。

参加者の皆さま、お疲れ様でした。

【おまけ】
今回は作業の様子を動画でも撮ってきました。
どうぞお楽しみください。