ニックネーム:  パスワード:
| MyBlogトップ | Blogポータル | ブログガイド | よくある質問 | サポート |
「小規模集落元気日記」 今日も集落は元気です!
記事一覧イベント一覧
[ 総Blog数:871件 ] [ このMyBlogをブックマークする ] [ RSS0.91  RSS1.0  RSS2.0 ][ ATOM ]
2010/10/04のBlog
[ 13:14 ] [ 目高(佐用町) ]
10月3日(日)、佐用町上月地区でウォーキングイベント「上月城跡を歩こう」が開催されました。

やはり、ウォーキング、トレッキングブームの影響でしょうか。
当日はあいにくの天気が予想されたにもかかわらず、総勢約60名の方がスタート地点の上月歴史資料館に集合。
 「登るぞ~」
 「お~!」
皆さん意気盛んです。
さて、今回は上月歴史資料館を出発し、上月城跡、周辺の土塁跡を経由して、目高集落に至る約7㎞のコース。
まずは上月城跡を目指します。
少し急な登りですが、手を使って四つんばいで登るほどのものではありません。

約30分ほどで上月城跡に到着します。
ガイドさんの説明によれば、上月城は小高い山の上を平らにして造られていたようです。
ちなみに同じ山城でも、殿の竹田城(朝来市)のような石垣はなく、土塁のうえに木の柵や建物が建てられていました。
山道の平坦な部分には「堀切」という障害を配置し、麓から登りにくくしていたとのこと。
本丸跡にはそれを示す標柱と、羽柴秀吉によって攻め滅ぼされた赤松政範のお墓がひっそりとたてられていました。
本丸跡で雨降り出しましたので、先を急ぎます。
今回の登山コースの途中には「不自然に」平らなところが何箇所かありました。
これらは上月城の周りの砦の跡です。
ガイドさんが「ここのちょっとくぼんだところが、砦の入口です」と説明してくださいましたが、申し訳ないのですが全く想像もつきません。
単なる窪地であり、学生時代に山をちょっとかじったブログ子にとっては、「絶好のレストポイントやな」くらいにしか見えません。

でも、この写真はイメージ湧きませんか?
この「こんもり盛り上がった」ところは土塁の跡です!
幸い、頂上の利他村に着いた時には、計ったかのように雨があがり、皆さんお弁当を楽しまれていました。
雨にちょっと濡れて冷えた体に、ふるまいのお味噌汁が大変おいしかったです。

目高集落そのものにおうかがいする機会はあるのですが、今回は集落周辺の歴史資源巡りができたことに加え、かつて田んぼだったという放棄地など、ついこの前まで人々が生活していた様子にも思いをはせることができ、貴重な体験になりました。
(写真は、集落の山側に氷屋さんが設けていた「氷室」の跡です)
2010/10/01のBlog
養父市筏集落では、毎月の小規模集落元気作戦定例会「いかだげんきかい!」に合わせ、住民の方に気軽にお茶をしていただける「村カフェ うだつ」を開催しています。

今回9月28日(火)のカフェは西谷公民館向かいのお宅の車庫をお借りして開店。
しばらくすると、学校帰りのぴかぴかの小1の子供さん、集落のお母さん方がご来店くださいました。
と、ここまでは普段どおりゆる~い昼下がりのお茶会だったのですが、この日は違いました!
集落のギタリスト兼ヴォーカリストMさんと、筏の様子を偵察(?)に来た香美町の集落サポーターでパーカッショニストのIさんが即席デュオを緊急結成
はじめてとは思えない息の合ったライブショウが行われました。
集落の皆さんも大盛り上がりです。
この日「村カフェ うだつ」、もとい、「ライブハウス うだつ」では、こんな話題が展開されました。

11月3日(水)は天滝のもみじ祭り(是非お越しください)。
国勢調査の集落内調査員は今回遂に1人になってしまった
稲刈りは9月初めに済ませた。
昔は炭焼きと養蚕が盛んで、かつて炭焼き日本一になった名人もいた。
10月放映予定の某全国ネット番組のクルーが大屋に来ていて取材を受けた。
さて、この日の夜は第5回の「いかだげんきかい!」。
今回は「筏の資源=良いところを具体的にあげてみよう!」をテーマにワークショップを開催。
最初はちょっと躊躇していた皆さんも程なくしてエンジンがかかり、「これもある」「あれもある」と次々に意見が出始めました。
…そして1時間半後、模造紙4枚が一杯になりました。

筏の良いところ、改善したいところを掴んだら、次はむらづくりの目標共有へ。
一歩一歩、ステップアップしていきましょう。

皆さん、お疲れ様でした。
2010/09/30のBlog
昨日稲刈りの様子をお送りした、馬瀬集落の収穫イベント。
今日は昼から行われたサツマイモ掘りの様子をレポートします。

と、その前に忘れてはいけません、お昼ご飯です。
この日、朝早くから集落のお母さん方が
おにぎり
おはぎ
芋づるの炊いたん
筍の煮付け
豚汁
漬け物
…等々、「机の脚も折れんばかり」の量のご馳走を用意してくださっていました。
個人的には芋づるの炊いたんと筍の煮付けがとても印象に残る味でした。
前者は、繊維質が多いことにまずびっくり、食感はわらびに近いでしょうか。
ごはんがいくらでも進みそうな甘辛い(といっても濃すぎずほどよいのが嬉しい)味付けです。
そして、後者は馬瀬のお母さん方の人柄を反映してか、お出汁の味がとても優しく、胃に染みこむようでした。
ごちそうさまでした!
この日の朝の区長さんのご挨拶。
「昨日、試し掘りしてみたら、こんな大きいのが出てきました。皆さん、期待してください」

こんなのを見せられたら、期待が高まらないはずがありません!
みんな意気軒昂、思い思いに畑に散っていきました。
馬瀬のお母さんが東灘の子供さんに手取り足取り上手な掘り方を教えてくださっています。
馬瀬の皆さんと東灘の皆さんが一緒に移植ごてをもって作業をし、話に花が咲いている風景がそこここで見られました。
そして、肝心の収穫量ですが、これが期待以上の大豊作。
至る所で
「わ、でかっ!!」
という悲鳴にも似た歓声が。
とにかくこの日は大物があちらこちらで掘り出されました。
ブログ子が見た中で一番大きかったのは、掘った子供さんの顔のゆうに2倍のサイズがある長さ50㎝級のもの。
当然、中には両手でもかかえきれず途方に暮れる子供さんまで出る始末。
みんな袋一杯のサツマイモにまたまた大満足でした。
この日のイベントには集落の皆さんが数多く参加してくださっており、馬瀬の皆さんの交流に掛ける心意気をひしひしと感じる一日となりました。
来る12月には東灘区の餅つきイベントに馬瀬の皆さんが参加されるとのこと。
お互いの顔の見える交流関係がまた一つ育っています。
私たちにとっても嬉しい限りです。

今後とも無理なく、楽しく続けられる関係でありますように!
馬瀬の皆さん、東灘の皆さん、大変お疲れ様でした。
2010/09/29のBlog
9月26日(日)、養父市馬瀬集落では、交流を続けている神戸市東灘区の住民の皆さんとの収穫イベントが行われました。
今回は5月29日(土)に植えた稲とサツマイモの収穫のため、約40名の皆さんが馬瀬にやって来ました。

区長さん、東灘の代表の方のご挨拶のあと、早速、田んぼに移動

前日は雨で足許はぬかるんでいましたが、皆さんの日頃の行いが良かったのか、当日は幸い穏やかな天気に恵まれました
東灘の皆さん、鎌を手に田んぼに分け入って、「エイヤエイヤ」と刈り取り開始。
田植えの時に一度泥んこになっています。
多少のぬかるみもへっちゃらです。
東灘の皆さんが刈り取って積み上げられた稲を、馬瀬の皆さんが受け取ってくるくるっと結束。
そして、ある程度の面積が刈り取れたら、稲木を設置して次々と掛け始められました。
稲刈りに疲れて田んぼから上がってきた東灘の皆さんが集落の皆さんと一緒に稲束を稲木まで運搬。
さらに、稲木に干しきれなかった稲束は集落の皆さんがコンバインで脱穀。

一緒に稲刈りをやるのは初めてなのに、ぴったり息の合った作業が展開されました。
午前中には稲刈りが全て終わってしまいました。
そして、こんな一こまも。
機械化が進んだ昨今、稲刈りはコンバインで行うのが普通になっていて、集落の中でもわらで稲束を結束する機会は劇的に減っています。
ということで、今回の機会を利用して、上手な束ね方を若手に伝授です。
 「ここな、こうやって引っ張ってから結わえるとうまくいくんじゃ」
古くからの知恵が集落の中で着実に受け継がれた決定的瞬間です。
それからこれは「注連縄用の稲穂」の作り方伝授。
 「これをこうやって剥いて、ほれ、あんたもやってみ」

畦ではおばあちゃん方がにこにこしながら作業を楽しそうに見守ってくれていました。

さぁ、昼からはサツマイモ掘りです。
こちらの様子は、また改めて。
2010/09/28のBlog
何だかデジャヴのようになってきて大変恐縮ですが、本日は西播磨・上郡町行頭(ゆくとう)集落で行われた稲刈りイベントの様子をレポートします。

行頭集落では今年度、米づくりオーナー12組を募集。
オーナーさんが4月に獣害柵設置5月に田植えを行い、その後集落の皆さんに暖かく見守られてすくすく育った稲は、ついに9月19日(日)、収穫の日を迎えました。

この日は12組のオーナーさんのうち10組の皆さんが参加。
鎌の使い方を集落の方に教わり、手刈りで稲を刈っていきました。
集落の方はさすがにものすごく手際よく、どんどん作業を進めていきます。
子供たちを含め、オーナーの皆さんもがんばりました。
午前中には刈り取りはほとんど終了。
順調です!!

昼食後、作業を再開しました。
刈った稲を結束し、稲木に掛けていきます。
だんだん役割分担もできてきて、なんだか作業の様子もとても様になってきました。

落ち穂を丁寧に拾って、さぁ、稲木干し作業の完了です!
黄金色の田んぼが茶色に変わり、そこに何気なく、でもどこか誇らしげに掛かっている逆さまの稲束。
何回見てもいいものですね。

今回収穫されたお米、来る10月2日(土)に脱穀作業を行う予定とのこと。
それが済んだら、いよいよオーナーさんの食卓に待望の新米がやって来ます。
田植えの寒さなどの思い出話をおかずに、おいしく召し上がってくださいね。

オーナーの皆さん、集落の皆さん、大変お疲れ様でした!

2010/09/24のBlog
[ 10:59 ] [ 薬王寺(豊岡市) ]
稲刈りシリーズ第3弾は、豊岡市薬王寺集落から。
これまでもお伝えしてきたとおり、今年度、「田んぼオーナー」に取り組んだ薬王寺。

「10年ほど放っておいた田んぼだが思いのほか上々の出来」という順調な出来映え。
台風9号の影響で稲が倒れるハプニングもありましたが、無事に9月18日(土)に収穫を迎えました。
まずは手刈り体験です。
3回目なので、くどくど申しません。
大人も、子供も、貴重な戦力です。
ましてや、オーナーとして自分たちの食卓に上がるお米です。
みんなで頑張りました。
途中からは心強い助っ人「コンバイン」が登場。
力強く手刈りの残りを刈り取った後、手刈りした分の脱穀作業をこなしてくれました。
薬王寺では、作業が完了してからお昼ご飯タイムとなりました。
地元のお米を使ったおにぎりやおつけものをご用意いただいており、集落元気応援隊特派員「明石のゴローさん」によれば、「しょうが入りのおにぎりは大変美味しく、好評でした」とのこと。
こちらがその絶品おにぎりです。
にぎやかな稲刈りとなり、参加されたオーナーの皆さんも大満足の一日となりました。
オーナーの皆さん、丹誠込めて育てられた集落の皆さん、お疲れ様でした。
(詳しい様子は「ブログ 江笠山」でも公開中です。)

そして、告知です!
集落では「そば」を育てています。
稲刈りの日、ほら、こんなにきれいな花を咲かせていました。
このそばを使って11月14日(日)に「秋の収穫祭 そば打ち体験と都市農村交流を実施します。

そして、もう一つ告知です!!
ご好評いただいた「田んぼオーナー」、来年度も募集することになりました。
耕作放棄田を活用し、地域の活性化、都市と農村の交流、農村景観の保持を目的に引き続き行います。

どちらも詳しくは添付のPDFファイルをご覧ください。
ご応募、心よりお待ちしています!!
2010/09/22のBlog
[ 08:52 ] [ 大芋(篠山市) ]
9月18日(土)、篠山市大芋地区の宮代集落で稲刈りイベントが行われました。
今回、参加されたのは、阪急阪神交通社ホールディングスの皆さん。
同社ではCSR活動の一環として、昨年、「里山保全活動協定」を地元と締結し、宮代集落内で森林保全のための間伐活動などに取り組まれています。

そんな同社の皆さんが5月22日(土)に集落の皆さんとコシヒカリを手植えしました。
その後、度重なるイノシシの襲撃などもあったようですが、集落の皆さんの努力でたわわに実り、この日の稲刈りを迎えました。
鎌の使い方を教わって、いざ、稲刈りスタートです!!
最初はちょっとおっかなびっくり刈っていた参加者の皆さん、作業に慣れてくるとだんだんスピードアップ。
ざくざくと刈り取り、お昼までに半分程度刈り取ることができました。

あれ?
先ほど写っていた子供たちがいませんね。。。
田んぼの周りは小動物の宝庫です。
後ろを振り向くと、みんな網を片手に生き物採集に精を出していました。
サワガニ、カエル、イモリ、バッタ、カマキリ…いろいろな動物がゲットできたようで、みんな大満足
昼からはコンバインが登場。
まずは午前中に刈り取ったお米を脱穀します。
稲の束がゴゴゴ…とコンバインに吸い込まれ、あっという間に脱穀されていきます。

好奇心の旺盛な子供たち、はじめは遠巻きに目を輝かせて見ていましたが、こんな魅惑的なシロモノを放っておけるハズがありません。
気がつくと、ほら、みんなコンバインにすずなりになっていました。
そして、脱穀が終わると残った田んぼをコンバインで刈っていきます。
今度は大人の皆さんにもお楽しみ、そう、コンバイン操縦体験です!
「運転免許はもっていないんだけど」と不安がっていた方もいらっしゃいましたが、皆さん楽しそうにバシャバシャと操作されていました。
この日収穫できたお米はしめて約400㎏。
早速、この夜から集落の方が乾燥作業などにとりかかられたとのこと。

何でも宮代集落のコシヒカリは糖度などが新潟産のものと遜色ないそうです。
皆さん、美味しい新米を楽しみに待っていてくださいね!

この日は爽やかな秋晴れに恵まれ、気持ちの良い稲刈りイベントになりました。
参加者の皆さん、お疲れ様でした。
そして、半年間お米を見守っていただいた集落の皆さん、ありがとうございました。
2010/09/17のBlog
お待たせしました、宍粟市は小茅野集落からの初めての投稿ネタです

この度、神戸山手大学の講座「兵庫の村を元気にする」で小茅野集落を調査対象にすることになり、9月12日(日)に受講生有志の皆さんが集落を訪れました。

集合場所の山崎アウトドアランドに行くと…あらら、早速シカがいました。
獣害については講義を通じて既に知っておられる受講生の皆さんも、いきなりのお出ましにびっくりされたに違いありません。
やはり、「百聞は一見にシカず」です(失礼しました)。
その後、受講生の皆さんは公民館に移動して地元役員の方から集落の概要を聞いた後、早速、住居がかたまっている2ヶ所を中心に現地調査に出発されました。
この日は農繁期ということもあり、外に出ている息子世代が帰ってきて農作業をされている姿もちらほら見られ、突撃インタビューを行っている受講生の方もいらっしゃいました。
小茅野集落は高原野菜などにも取り組んでいる山間の集落。
当然、坂道が多くなっています。
受講生の皆さん、まるでトレッキングのような調査になりました
麓からの距離や平地の農業との違いなどを実際に体感され、驚かれた受講生の方も多かったようですが、それもこれも含めて小茅野集落の特徴です。
今回のむら歩きや今後の調査を通じて、どんな活性化提案が出てくるのか、楽しみです。

参加の皆さま、お疲れ様でした。
また、インタビュー等に応じていただいた集落の皆さま、ありがとうございました。
2010/09/16のBlog
[ 09:12 ] [ 丸山(篠山市) ]
昨日、神戸では47日ぶりに最高気温が30度を割り込み、真夏日が途絶えました。
なんだかんだ言ってももうすぐお彼岸、諺どおり暑さも一段落を迎えつつあるようです。
涼しくなってきてほっとするのはもちろんなのですが、嗚呼これで夏もほんまに遠ざかっていくんやなぁと一抹の寂しさを覚えるのはブログ子だけでしょうか。

さて、元気作戦の各集落はみどりの面積が大きいことや標高が神戸市街地より高いこともあって、夏場でも「あ、ちょっと涼しい」と感じることが多かったですが、昨日お邪魔した篠山市丸山集落は曇り空だったこともあり、半袖ではちょっと肌寒いくらい。

集落の方にお会いしました。
「さっきまで稲刈りをしていましてねぇ」
丸山集落も実りの季節を迎えています。

そして、これは篠山名産の黒豆。
例年になく、株そのものは立派に育ったとのこと。
確かにジャックと豆の木の豆ではないですが、しっかりした枝振りです。
あと気になるのは実の入りですね!
もう1ヶ月ほどでゆでたての黒枝豆を肴にくいっと一杯できる季節がやってきます(うーん、待ちきれない)。
丸山集落では、古民家を改装した滞在施設「集落丸山」を住民の方を中心に、地域全体で経営しています。
この10月でオープン1周年を迎えます。
これは3棟ある滞在施設のうちの「ほの穂」、この日の打ち合わせ会場です。
曇りガラスを通して漏れてくる灯火が何とも暖かくありませんか?
自分の家ではないですが、「ただいま」「おかえり」というフレーズが思わず口をついて出そうな、そんな雰囲気です。

この日はこの暖かい灯の光のもと、秋のイベントに向けた打ち合わせや、集落の特産品づくりなどについて熱心な話し合いが夜遅くまで繰り広げられました。

イベントについては、まもなく皆さんに全貌をご紹介できると思います!
請うご期待!!
2010/09/14のBlog
[ 09:39 ] [ 金子(佐用町) ]
9月12日(日)、佐用町金子集落で「小規模集落元気作戦 稲刈り月間」の火ぶたが切って落とされました。
西宮市の皆さんが5月30日(日)に手で田植えされた「あきたこまち」の収穫です。

ほら、こんなに稲穂が垂れています。
ちなみに、このお米、農薬も化学肥料も使わず半年育てられました。
農薬を使わないため、草との熱い闘いが繰り広げられたようですが、自然の力だけでこんなに立派に育つんですね。
(日々の闘いの様子は、金子の集落サポーター「かなごごー」さんのブログ「かなご通信」もご覧ください)
そんなお米ですから、刈る時も当然「手刈り」ときたものです。
最初は気合いも気力も充分、エイヤエイヤと鎌を振るいます。
後で稲木に均等に掛けるため、予め6株×2をひとまとめにします。

と、ここまでは良かったのですが、炎天下の慣れない農作業です。
ほどなくして口ばかり動いて手が動かなくなる人、逆に無口になってしまう人が続出。
ブログ子も機械と楽しく戯れていた前日の面影なく、作業開始後まもなく、頭を垂れて膝に手をつき、「ふ~、しんど~」。
昔は3人がかりで1日刈ったら1反稲刈りができたようですが、とてもとてもそれどころではありません。
そして、刈った稲を束ねていく「バインダー」もこの日は機嫌を損ねて使えません。
ということで、稲木に掛ける束も手で束ねるしかありません。
地元の方はあっという間に稲わらを紙縒にひねってきゅきゅっと縛って、はいできあがり、っと作業をされるのですが、みんなこちらも悪戦苦闘。

でも、お昼までには4分の3くらい刈り終わりました。
公民館では集落のお母さん方が豚汁、ゆで卵、お漬け物と、何と何と今年の新米のおにぎりを用意してくださっていました。
脱水症状になった身体に程良い塩気が染み入るようです。
お米もきらきらっと輝いていました。
昼からは稲木干しです。
繰り返しますが、今回は徹底的に手作業にこだわりました。
乾燥機を使わず、昔ながらの天日干しです。

稲束を7:3に分けて、それを互い違いになるように掛けていきます。
こうすることで、効率よく沢山の稲束を干せるそうです。
昔の人の知恵ってすごいですね。

素人が束ねたのでどんなことになるのかと懸念しましたが、積んでみるととても様になっていました。
4段積みにしたのですが、みんな午前中頑張ったおかげで結局は50束ほどは積み残しとなり、これは終了後、公民館のフェンスに集落の方々が干されていました。

とてもとても疲れましたが、太陽の下、収穫するというのはとても気持ちの良いものでした。
集落の皆さん、参加された皆さん、大変お疲れ様でした。