与布土(朝来市)と本山地域(東灘区)とのお見合い

2/26、与布土地域の住民さん10名が本山地域を訪問しました。

1月には、本山の皆さんが与布土を訪問。今回は逆訪問です。まだまだこれからの段階ですが、相互の交流が始まりつつあります。

場所は、神戸ベイシェラトンホテル。ほんまの見合いみたいですわ。
「こんなことしたいな」「こんなことできるよ」 お互いが無理なく進めることができる交流のあり方について、活発な意見交換が行われました。

都市農村交流というと、都市住民がお客さんになってしまって、どうしても農村側がもてなしてしまう傾向があるように感じます。この日の意見交換の中でこんなやりとりがありました。

(本山)
田植えや収穫体験もしたいな。しかし、一方的なそんな勝手なことが許されるのか? 体験くらいでは作業を手伝ったことにはならないだろう。面倒になるだけではないのか。

(与布土)
地域でも子どもに農業体験をさせたいと取り組んでいる。バケツで稲を栽培するとか、手で田植えをしたりとか。とてもすべての田を手で植えることはできないので、残った分を機械で植えている。はっきり言って、効率だけを考えれば、すべて機械でやった方が早い。ただ、田植えの大変さ(食の大切さ)を次世代につなげたいがためにやっている。それは都会の人に体験してもらうのも同じ話。足手まといではないんだ。

都市側は「もてなしてもらう」というスタンスに立っていない、一方、農村側は交流の目的を持っている。いいお付き合いが始まりそうな、そんな予感です。

終了後には、本山児童館、本山第1小学校など本山地域を視察させていただきました。本山の皆さん、与布土の皆さん、お疲れさまでした。そして、これからもよろしくお願いします。

まずは、無理なくできるところから始めましょう。