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「小規模集落元気日記」 今日も集落は元気です!
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2009/05/26のBlog
[ 19:56 ] [ 大川原(神河町) ]
昨日は、神河町の大川原(おおかわら)集落に行きました。

集落内を流れる犬見川。「なんじゃ、ありゃ?」

 川の中央にヒモでくくられたペットボトルがあちこちにあります。
区長に聞くと「サギよけや」とのこと。
フン害対策だと思われます。
まさに憤慨(あ~ぁ、つまらん)。

神河町にはサルの群れが3群あり、サル害にも悩まされています。畑を完全に囲っているご家庭も少なくありません。

サル、イノシシ、シカの害は良く聞くけど、サギもか~。
都心でいうハトやカラスみたいなもんか。


写真:田植えも終わりました。水面は鏡のように集落の景色を映します。山の稜線がエクセレント!
2009/05/25のBlog
[ 19:43 ] [ 三原(豊岡市竹野町) ]
今日は、豊岡市竹野町の三原(みはら)集落をご紹介します。

【集落の位置と特徴】
 豊岡市の北西、旧竹野町の最南部に位置し、香美町と隣接しています。国道178号から竹野川に沿って県道を約7㎞上流に遡った源流域にあります。
 集落は5隣保から構成され、二ツ家隣保を除いた4隣保は、県道からさらに山道を登った場所にあり、集落の中心部を形成しています。
 集落の中心部は、標高360mの高原にあり、冬季は豊岡市の中でも代表的な豪雪地です。

【集落のお宝】
○集落の一部が但馬山岳県立自然公園や氷ノ山後山那岐山国定公園の区域に指定されており、秋の紅葉や三原渓谷など、美しい自然環境に恵まれています。

○集落内の但馬牛の繁殖農家が、郷土料理店、農家民宿(1日1組限定)を経営されています。ハス料理を名物として、レンコンを栽培されているほか、観賞用のハスやハナモモなど、美しい集落の景観づくりにも取り組んでらっしゃいます。

○集落内には、県下一の大きさといわれるヤマザクラがあります。

【これまでの取り組み】
○約20年前から地区独自に「三原高原雪まつり」、「雲の上のコンサート」、「三原高原フォトコンテスト」など、地域間交流につながる事業を積極的に展開されてきました。

○現在、集落あげて「三原高原ハスまつり」(今年で13回目)を行っています。

○三原小学校(S62廃校)跡地を活用し、農産物加工グループが味噌、漬物等の生産販売を展開されています。注文販売や集落内イベント時の販売を行ってらっしゃいます。

【地元の方のお話より】
「近年、三原に戻ってくる若者がいる。イベントの継続実施を通じ、むらに対する愛着が深まったのではないか。」
 地域が元気なら、若い人も関心を示してくれるのかもしれませんね。


※「小規模集落元気作戦ポータル」にも集落の概要を載っけています。是非、ご覧ください。

2009/05/22のBlog
[ 18:56 ] [ 高坂(香美町) ]
昨日のブログのとおり、今年度、モデル集落を10個追加しました。

 今日からは「追加モデル集落紹介シリーズ」を始めますよ! 今日は、その中の一つ、香美町の高坂(たかさか)集落をご紹介します。(「地名の由来を調べるシリーズ」はちょっとお休みします。)


【集落の位置と特徴】
 香美町の南西部、国道9号線のハチ北口から西に約2.4km。標高1,039mの瀞川山を背に、その南東に面する比較的緩やかな斜面に位置し、集落の下には棚田が広がっています。夜明けの風景はめっちゃきれいらしいですよ。撮影に来る人も少なくないようです。いっぺん行かんといかんな。
 標高は約550mで、香美町の中で最も高い場所に位置します。雪は多くって、平年でも1.5m、年によっては2~3mの積雪があるそうです。
 地名の由来は、山麓の高地にあるから「高坂」!

【集落のお宝】
○「高坂のヤブツバキ(2本)」は地域のシンボルとして親しまれています。県内第2位と第3位の巨木と言われています。

○農作業は65~80歳代が中心。自家消費用の農作物を作る程度です。年々耕作放棄地が拡大していますが、古くは大糠、森脇と並び「七美の三大田圃」と称され、村岡藩の穀倉であったそうです。現在も棚田の景観を維持してらっしゃいます。

○集落の中心にある「高坂神社」は1200年の歴史があり、火の神と言われています。五穀豊穣を願う「火祭り」(束ねた藁を燃やし、燃え残しを奉納する)が現在も行われています。

○太鼓を叩きながら各世帯を回る「練り込み」も継続されています。

【区長の思い】
 「これまで村づくりについて考えたこともなかったが、元気作戦をきっかけに村づくりについて住民みんなで考えてみたい。高齢者が多いので無理なく進めていきたい。」
 住民のみなさんと一緒に考えていきましょう。


写真:「放棄田」ならぬ「放棄車」だな いつからあるのかな。

2009/05/21のBlog
集落と都市との継続した交流を通じて、集落の活性化を図っていく「小規模集落元気作戦」。

 これまで兵庫県下16集落で取り組みを進めておりましたが、今年度は新たに10集落を加え、取り組みの拡大を図ります。

 この度、その追加10集落が決まりました!
(※集落の詳細は、「小規模集落元気作戦ポータル」をご参照ください。)

 引き続き、集落情報をどんどん発信していきますので、また、このブログをのぞいてくださいね。

【このたび追加した集落】
① 三 原 (みはら) 豊岡市(旧竹野町)
② 高 坂 (たかさか) 香美町(旧村岡町)
③ 海 上 (うみがみ) 新温泉町(旧温泉町)
④ 上八代 (かみやしろ) 朝来市(旧朝来町)
⑤ 与布土 (よふど) 朝来市(旧山東町)
⑥ 倉 床 (くらとこ) 宍粟市(旧一宮町)
⑦ 仁 井 (にい) 淡路市(旧北淡町)
⑧ 大 芋 (おくも) 篠山市(旧篠山町)
⑨ 福 田 (ふくた) 丹波市(旧氷上町)
⑩ 山寄上 (やまよりかみ) 多可町(旧加美町)



写真:豊岡市竹野の三原集落です。(21.4.23撮影)

2009/05/20のBlog
[ 17:48 ] [ 山寄上(多可町) ]
今日は、多可町加美区の最北部、山寄上(やまよりかみ)集落に行きました。
いや~今日は暑かった~。

 ご当地では、毎年、都市住民を招いて、サツマイモの収穫体験イベントを催しているそうです。今年も苗の植え付けは完了! 20戸のむらで、約500人の都市住民を受け入れているそうです。大変だ。

区長も「高齢化が進んできているので、もてなすばっかりでは続けられない。」とのこと。継続のためには、来られる方と一緒に準備したりして工夫する必要ありですね。
稲も、イモ苗も、チョウチョも元気でしたよ。
2009/05/19のBlog
[ 17:26 ] [ その他 ]
昨日、新温泉町に行きました。

 「バイカモが見頃ですよ。」との情報を得まして、帰りにちょっと寄ってみました。

 バイカモ(梅花藻)とは、湧き水が染み出しているところなど、冷たくて清澄な流水中に生える多年草で、水が汚れると途端に絶えてしまう環境指標植物です。

 岸田川の支流、田君川流域に群生しているのですが、海岸から約4kmほどしか離れていないにも関わらず、標高も十数mという平坦部に、これほどの大群落が見られるのは珍しいとのこと。地元ではここを「バイカモ公園」と呼んでいます。

地元の区長さんにお聞きすると、「ここまでかかるのに10年かかった。台風やなんかでおじゃんになったこともあったしなぁ。」と感慨深げでした。
 信念を持って、積み重ねることが大事なんですよね。
2009/05/18のBlog
[ 16:42 ] [ 熊波(香美町) ]
今日は、香美町村岡の熊波(くまなみ)と新温泉町の栃谷(とちだに)に行きました。

 久しぶりに但馬地域に行きましたが、行くたんびに緑が濃くなってきているように思います。いい時期ですね~。緑がまぶしいと思ったのは初めてです。

 元気なムラの仲間たちも見つけましたよ。

熊波の田んぼで見つけたカエル(トノサマ系かな)
栃谷のバイカモ公園で見つけたカワトンボ
2009/05/15のBlog
兵庫県但馬地域では、シカ・イノシシなどの野生動物による農林業への被害が深刻な問題となっています。しかし、小規模な集落等においては、人手不足により、十分な野生動物被害防止のための作業を、集落自ら実施することが困難な状況になってるんです。

 そこで、兵庫県但馬県民局では、持続的な被害対策が困難な集落の農林地を守ることを目的に、野生動物被害防止に向けたボランティア活動をしていただく『獣害レンジャー』を募集しています。「兵庫のふるさと」をみんなの手で守りましょうよ!


○ボランティア募集対象者・募集人数
 野生動物の生態や農林業被害対策に関心の深い方で、小規模集落等の獣害防止施設の維持管理などのボランティア活動に意欲がある者 50名


○ボランティア活動の内容は? 
 活動内容は小規模集落等が要請する野生動物被害防止のための作業です。
(例)野生動物被害防止のための電気柵等の維持管理、耕作放棄地の草刈り、森林の整備、果樹の収穫作業など


○ボランティア活動に参加するには?
・獣害レンジャー(ボランティア)への登録が必要です。
・この活動は現地集合、現地解散で、必要経費(交通費や食費等)は自己負担です。
・万が一のケガや事故に備えて、ボランティア保険等に加入してください。


○ボランティア登録方法は?
 登録用紙に必要事項を記入し、FAXまたは郵送でお申し込み下さい(登録用紙はこちら
 

○ボランティア登録後は?
・ボランティア登録者には研修会を開催します。
・小規模集落等から要請があった場合、登録された方へ集落情報の提供と併せてボランティア活動の参加を依頼(募集)します。 
 

○申込み・問い合わせ
 兵庫県但馬県民局 豊岡農林水産振興事務所 森林林業課まで
 〒668-0025 豊岡市幸町7-11 兵庫県豊岡総合庁舎内
 TEL:0796-26-3699・3778 
 FAX:0796-24-8163

2009/05/14のBlog
[ 15:58 ] [ 千町(宍粟市) ]
密かにブレイク中の「地名の由来を調べるシリーズ」。今日は、宍粟市一宮町の千町(せんちょう)についてです! 

 
 千町集落は、宍粟市の北東部(一宮町)、朝来市との市境に位置する山間集落です。むらは、なんと標高650mほどのところにあり、周りは1000m級の山々に囲まれています。「宍粟50名山」に選ばれている山が5つもあるんです(千町ヶ峰、段ヶ峰、杉山、笠杉山、大段山)。夏でもクーラーいらずなんですよ。

 地名の由来は、山間部の谷間や山上に広い土地が開けているところを「千畳敷(せんじょうじき)」といい、それが変遷したものという説、瀬戸内海までの距離が千町(約百九キロメートル)あるからという説があります。瀬戸内海となんかつながりがあるのかな? 何か運んでいたのかな?

 江戸時代には、始め姫路藩領、ついで備前岡山藩領、山崎藩領、生野代官所の直轄地と移ってきました。木地屋もいてはったようです。椀・盆・鉢・杓子などの木製品も生産されていました。

写真:杉山山頂からの眺めです。9月の終わりでしたが、めちゃくちゃ寒かったなぁ。

 参考 : 兵庫県の地名(平凡社)
 角川日本地名大辞典「28 兵庫県」(角川書店) 

2009/05/13のBlog
[ 15:54 ] [ 馬瀬(養父市) ]
今日は、養父市の馬瀬(まぜ)について書きます! 

 
 馬瀬集落は、養父市の北東部(旧八鹿町)に位置し、円山川の支流である小佐川流域の集落です。養父市役所から西に3㎞。昨年3月には、日高町知見とを結ぶ「珍坂トンネル」が開通し、日高町へ買い物に行く地元の方も増えているようです。

 ちなみに「珍坂トンネル」は「珍坂峠」をくぐるので、そういう名前が付いたようですが、そもそも「珍坂」の由来は、豊臣秀吉が但馬征伐の時、峠越えをしようとしましたが、柔らかい地盤に馬が滑って先に進めなかったので、「珍なる坂」と嘆いたという伝説によるそうです。へぇ~。

 馬瀬集落は、かつて小佐(おさ)村の枝村「馬瀬」と九鹿(くろく)村の枝村「馬瀬」とで同一集落を形成し、家・耕地とも入り組みあっていたようです。このため、「混ぜ」、すなわち「馬瀬」の地名が起こったとの説があります。ダジャレですやん。こんな由来もあるんですね。

 参考 : 兵庫県の地名(平凡社)
 角川日本地名大辞典「28 兵庫県」(角川書店)