子どもがアダルト情報に惑わされないために 1

キララには、性的な加害行為をしてしまっている人からの相談も多く入ります。
年齢的には小学生の低学年からご高齢の方まで。
加害行為をする人は「男性」と思われる方が多いと思いますが、実はそうではありません。
性別もいろいろです。

ここでいうアダルト情報というのは・・・
 雑誌・・・コンビニや書店で売っている性描写が描かれているコミック誌、写真週刊誌、雑誌
 新聞・・・スポーツ新聞のヌード写真、アダルトビデオや風俗店等の宣伝、性描写
 ビデオ・DVD・・・いわゆる「AV」と言われるもの
 インターネット・・・18歳以下はアクセス禁止のいわゆる「アダルトサイト・ブログ」、出会い系サイト
 ビラ・・・デリバリーヘルスや風俗店(性行為をサービスとする店)の宣伝
 看板・・・風俗店の看板
 その他・・・電車の中吊り広告に掲載されている性描写

*定義の根拠は、こちら

最近は、アダルトビデオやインターネットから情報を得て、
それらの模倣をすることで行動化(=加害行為)をするというパターンも増えています。
もちろん、原因はそれだけではありませんが、ここ数年の傾向は、
アダルト情報の影響が大きくなってきています。

アダルト情報の影響が大きくなってきている背景には、以下が考えられます。

1.パソコンや携帯電話の普及
2.「萌系」のコミックや雑誌の広がり
3.雑誌やインターネットの性描写の過激化
4.インターネットで消費者から供給者に転化するシステムが成立
5.系統的で発達に応じた性教育の授業数の減少
6.人間関係の希薄化

アダルト情報に惑わされない子どもに育てるためには・・・
これから数日にわたって順番に書いていきたいと思います。