2015/07/23のBlog
[ 22:11 ]
[ 小規模集落元気作戦とは ]

小規模集落元気作戦のエンジンは、都市と集落の住民のパートナーシップです。
言うまでもなく自然豊かな集落では、住民が自らの力を合わせ、生活基盤を築き、村づくりを進めてきました。
しかし、集落でお話をお聞きすると「5年先など到底考えられない」との声もあります。
どうやら、これまで集落が持っていた力が失われつつあり、地域の力だけで取り組むことが困難になりつつあるようです。
そこで、どのようにパートナーシップを創り出していくのかをまず考えました。

「持続可能」という言葉には“おつきあい”の継続という意味を込めました。
いくつかの条件がある中で大切なことは、顔が見える関係が必要ということです。
市町単位の交流ではなく、まちづくり協議会や地域活動グループなどの少人数単位の方がよいのではないでしょうか。
集落からも、何十人もの人に一度に対応することで疲れてしまうという声もあります。
“おもてなし”に終止しないように配慮する必要があります。

都市の住民を集落に惹きつける魅力も必要です。
集落の中には住む人が意外と気付いていない「素敵なもの」があるはずです。
生活の中に埋もれた普通にある資源を活用することで対等の交流の関係をつくることが大切です。
そうすれば、来ていただく関係でない、行きたくなる関係を上手く作ることができるのではないでしょうか。
村の特産品の買い手になってもらうのも良いですが、一緒につくる経験を共有することがより効果的な場合があります。
中には、ただ散歩するだけで心安らぐと言われる方もいます。

付き合い方には様々なバリエーションがあります。
交流というと都市の住民が集落に訪れることを想像しがちですが、集落の住民が都市の住民を訪れるのも一つの方法です。
集落で採れた野菜や特産品などを臨時直販所や直買所を設けて販売してみることも考えられます。
まちづくり協議会が管理する公園でテントを張って朝市を開いてみたり、県民交流広場や公民館に運び込み、旬の野菜の豆知識をミニ講座で披露してみたりすることも面白い取組です。
一方、都市の住民は、自然の中で伸び伸びと育った野菜、心の込もった特産品を独り占めすることができます。

集落には「こんなパートナーと交流したい」という考えを持っていただくことが大切です。
集落側でも、どのように集落の魅力を生かし、どのように村おこしをするのか。
漠然としたものでも良いので、語れるビジョンを持つことが大切です。
集落住民でどんなことに取り組むかを共有しておく必要があります。
その際、既に触れたように、無理のない持続可能な取り組みを考えていくことを忘れてはいけません。
基本はありのまま、素顔の集落を知ってもらうことです。
これは簡単そうで難しいことです。同じように、都市部の住民の素顔も大切です。

都市から集落に、集落から都市を訪れる「トライやる」が次のステップになります。
エントリーシートや紹介だけでは見えない素顔を、実際に会ってみるのが一番だと考えました。
お互いの地域の風景を味わったり、お互いに語り合ったりする中で、うち解けていただくことが大切です。

「農業体験でかいた汗をシャワーで流したい」「日中は日差しがきついのでしばらく農作業は休憩」「疲れたのでちょっと横になりたい」など、交流が密接度を増すにつれ、様々な希望が出てくるでしょう。
こうした希望に応えるための交流拠点が欲しくなります。
気安さが増す拠点を持つことで、交流の頻度も高まるでしょう。

交流は外部からのエネルギーを呼び込むのに良い機会です。
都市住民の視点やマンパワーを集落づくりに生かすことができます。
お会いした集落の住民は「いろいろな人が集落に来てふれあう、それだけで刺激になるんです」「自分たちだけで行動しているので世間が狭い。
他地域との人のつながりが欲しい」とおっしゃいます。
交流は不可欠なものです。
都市住民にとって「第二のふるさと」、集落住民にとって都会に新しい親戚をつくることにつながります。

この他にもパートナー候補はたくさんあります。
県内でも数は多くありませんが、大学や企業もパートナーとして集落との関係を築いているところがあります。
例えば、大学の研究フィールドや企業の保養所として活用するなどしています。
集落生活の実際を語り部として若者に伝える先生役を担っていただいたり、集落の環境そのものや集落での諸活動がもたらす癒しを享受したりすることができます。
2009/08/15のBlog
[ 21:28 ]
[ 小規模集落元気作戦とは ]
市町からの推薦をもとに、各市町担当課、集落役員等へのヒアリング及び現地調査を行い、世帯・高齢化率の状況や集落の立地、取り組み意欲などをもとに対象集落を選定しました。
集落元気アドバイザーを派遣して集落の取組方向の明確化と合意形成を図るとともに、都市部パートナーとのマッチング、交流インターンシップの実施、拠点整備や本格的な交流の展開へ、取組の段階を進めます。
集落元気アドバイザーを派遣して集落の取組方向の明確化と合意形成を図るとともに、都市部パートナーとのマッチング、交流インターンシップの実施、拠点整備や本格的な交流の展開へ、取組の段階を進めます。
【平成20年度選定モデル集落:16集落】
① 薬王寺(やくおうじ) 豊岡市(旧但東町)
② 岩 崎(いわさい) 養父市(旧八鹿町)
③ 長 野(ながの) 養父市(旧養父町)
④ 黒 川(くろかわ) 朝来市(旧生野町)
⑤ 実 山(さねやま) 香美町(旧美方町)
⑥ 熊 波(くまなみ) 香美町(旧村岡町)
⑦ 久斗山(くとやま) 新温泉町(旧浜坂町)
⑧ 千 町(せんちょう) 宍粟市(旧一宮町)
⑨ 行 頭(ゆくとう) 上郡町
⑩ 豊 福(とよふく) 佐用町(旧佐用町)
⑪ 金 子(かなご) 佐用町(旧上月町)
⑫ 長 沢(ながさわ) 淡路市(旧津名町)
⑬ 馬 瀬(まぜ) 養父市(旧八鹿町)
⑭ 丸 山(まるやま) 篠山市(旧篠山町)
⑮ 生 田(いくた) 淡路市(旧北淡町)
⑯ 大川原(おおかわら) 神河町(旧大河内町)
① 薬王寺(やくおうじ) 豊岡市(旧但東町)
② 岩 崎(いわさい) 養父市(旧八鹿町)
③ 長 野(ながの) 養父市(旧養父町)
④ 黒 川(くろかわ) 朝来市(旧生野町)
⑤ 実 山(さねやま) 香美町(旧美方町)
⑥ 熊 波(くまなみ) 香美町(旧村岡町)
⑦ 久斗山(くとやま) 新温泉町(旧浜坂町)
⑧ 千 町(せんちょう) 宍粟市(旧一宮町)
⑨ 行 頭(ゆくとう) 上郡町
⑩ 豊 福(とよふく) 佐用町(旧佐用町)
⑪ 金 子(かなご) 佐用町(旧上月町)
⑫ 長 沢(ながさわ) 淡路市(旧津名町)
⑬ 馬 瀬(まぜ) 養父市(旧八鹿町)
⑭ 丸 山(まるやま) 篠山市(旧篠山町)
⑮ 生 田(いくた) 淡路市(旧北淡町)
⑯ 大川原(おおかわら) 神河町(旧大河内町)
2009/08/14のBlog
[ 20:41 ]
[ 小規模集落元気作戦とは ]
おいしい空気と豊かな自然のもと「田舎に第2のふるさとがあったらいいな」「都会の喧噪を離れ、田舎生活を体験したい」「ライフスタイルを見直したい」など、末なが~く集落と交流ができる都市部の団体やグループを募集しています。
都市パートナーの対象は?
集落との継続的なおつきあいが可能な団体やグループを募集します。
少しでもご興味のある方は、兵庫県地域再生課にご相談ください。
例:まちづくり協議会、自治会、子ども会などの住民団体、NPOやテーマ型の活動団体、企業、大学 など
パートナーの決定は?
応募があった団体を集落に紹介します。
互いが気に入っていただければ「交流トライやる」を始めていただくことになります。
「交流トライやる」とは?
本格的な交流を始める前の「お試しの交流」です。お互いの地域を行き来することで、顔の見える関係を築くことができます。
・「集落が都市住民を迎えて行う交流活動」 例:農作業体験、地元の祭への参加など
・「集落が都市を訪問して行う交流活動」 例:都市側イベントでの農産物の直売など
応募は?
ファクスかメールで、団体名(構成人数)、代表者名(担当者名)、団体住所、連絡先を明記して兵庫県地域再生課まで。
→下のPDFファイルが「都市パートナー募集チラシ」となります。
【お問合せ先:兵庫県企画県民部地域再生課(担当:佐藤・高榮・糀谷)】
電話 078(362)4314
ファクス 078(362)3950
Eメール chiikisaisei○pref.hyogo.lg.jp (○部分を@へ変更)

集落との継続的なおつきあいが可能な団体やグループを募集します。
少しでもご興味のある方は、兵庫県地域再生課にご相談ください。
例:まちづくり協議会、自治会、子ども会などの住民団体、NPOやテーマ型の活動団体、企業、大学 など

応募があった団体を集落に紹介します。
互いが気に入っていただければ「交流トライやる」を始めていただくことになります。

本格的な交流を始める前の「お試しの交流」です。お互いの地域を行き来することで、顔の見える関係を築くことができます。
・「集落が都市住民を迎えて行う交流活動」 例:農作業体験、地元の祭への参加など
・「集落が都市を訪問して行う交流活動」 例:都市側イベントでの農産物の直売など

ファクスかメールで、団体名(構成人数)、代表者名(担当者名)、団体住所、連絡先を明記して兵庫県地域再生課まで。
→下のPDFファイルが「都市パートナー募集チラシ」となります。
【お問合せ先:兵庫県企画県民部地域再生課(担当:佐藤・高榮・糀谷)】
電話 078(362)4314
ファクス 078(362)3950
Eメール chiikisaisei○pref.hyogo.lg.jp (○部分を@へ変更)
2009/07/24のBlog
[ 23:39 ]
[ ひょうごふるさと・元気新聞 ]
ひょうごふるさと・元気新聞第5号
[ 23:38 ]
[ ひょうごふるさと・元気新聞 ]
ひょうごふるさと・元気新聞第4号