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NPO法人 認知症予防ネット
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2018/03/12のBlog
昨年の4月から、念願叶って行きはじめた「故郷の家・京都」での認知症専用デイサービスセンターでの「みんなの認知症予防教室」、月3回のボランティア活動が今年度の最終月の3月に入りました。

全員が認知症の方で、レベルはまちまちです。
予測も出来なかった勉強をさせて頂いて、ボランティアでは足りなくて、月謝をお渡ししないと神様に叱られるような気分です。

韓国出身の方が多いので、政治がらみの恨み言を瀧のように止むことなく言い続けられる方や、時には思い込みで持ってきてもいない「ズボンが無い」と、半狂乱で部屋中を探し続ける利用者さんもおられました。
その時は“命の電話講座”で習った対応の仕方(反復)が効を奏して、我ながら納得した事もありました。

韓国やフィリピンや日本や、出身国のさまざまな職員の皆さんが、とても温かな優しい対応を自然体でされていて、「福祉に国境なし」というのが私の感想です。職員さんが苛つく場面をみたことがありません。虐待が起きない施設と言いたいです。

利用者さんにも感心しました。ズボン騒動に直面した時に、“3B”レベルかと推察できる方が、「ああいう病気の人なんですよ」と私に囁かれて、動じることなく温和に構えておられて、儒教の国の母だなと感服しました。

この施設創始者の母上、木浦(もっぽ市・韓国南西部に位置する港町)の孤児院を運営された故田内千鶴子=高知県出身で、韓国の文化勲章受章者の心が、此処に生きていると思えてきます。
2018/02/23のBlog
2月22日(木)の午後、国際ソロプチミスト奈良万葉のお招きで、橿原神宮の深い森にも早春の気がみなぎる中を通り抜けたところにある、ロイヤルホテルにうかがいました。

例会場では女性の社会活動を讃えるクラブ賞の授与式があり、私も賞をいただきました。その後、記念講演の形で、これまでの活動の原点と経過のお話し、続いて認知症予防と改善のゲーム体験会をさせていただきました。

50余人の方たちが、真剣な面持ちで聞いてくださり、続いての予防ゲーム実技を深くご理解くださって、要所では声を上げて笑われ、裏付けの理論や、五段階加速法の具体的な技法も理解され、8種類同時に脳の異なる機能を活性化させる説明の順番まで覚えてくださり、流石と敬服しました。

ソロプチミストの皆様は常に例会を開いて集まられる由で、その集まりの時に、このゲームを少しでもしましょうかと、話し合っておられるのを耳にしまして、ゲームの真意を確実にご理解いただいたと言う大きな喜びで、講師冥利に尽きる思いに浸りました。

西の空の夕茜も、畑になびく煙の色も、「みんなの認知症予防ゲーム」も、まさに“冬終わる”という言葉そのものに感じる帰り道でした。
[ 05:32 ] [ 理事長から ]
此処しばらくITの不調で音信不通、絶海の孤島ではありませんが、メールもHPも遮断されて、術もなく閉じこもり状態でした。やっと回復したようで、テストから再開しました。

2月19日には大阪の大東市でのリーダー養成講座4回シリーズの3回目で、カバンとリュックに道具を詰めて出かけました。
何年か前に京都で受講されて、自らも教室を始めているAさんが、≪カバン持ち≫の名目で見学に来られて、帰りの電車の中で、「とても勉強になった」と言われました。私が嬉しくなったのは、いつでもリーダー養成講座の受講生さんに、お手玉の縫い方見本を一個ずつプレゼントして、一生涯に一個でもよいから、縫い上げてくださいと、お願いしています。Aさんも勿論その中の一人で、その一個を縫い上げただけでなく、縫うのが楽しくなられて100個ほども縫い上げられたと聞いたことです。
道具と一心同体で教室が出来ていくだろうなと思いました。
2018/02/01のBlog
「みんなの認知症予防ゲーム」リーダー養成講座を修了した方が、ご自分の地域で小人数の教室を始められました。そのお手伝いに参加された方が、自分もと思い立たれて、養成講座を受講に宇治市までこられました。5回シリーズ講座の2回目から参加されたその日の別れ際に言われた言葉が耳に残ります。
「どこでもやっているゲームだと思っていたが、こんなに細やかな心配りで成り立っているのですね。涙が出ます」。
涙が出ます、なんて言葉を聞いたのは初めてです。私は勲章をもらったような気がして、私も涙が出そうになりました。恐らくこの方も、介護の悩みをお持ちだったのだろうなと察しました。みんなの苦労の上に花が咲き、認知症を持ちながらも悪化進行の予防改善で、明るく暮らせる社会に近づいていくのだと思います。

私の活動を理解されない人もおられるのは事実です。が、なぜ私が節を曲げずに活動を続けることが出来ているかといえば、それは十余年来、多くの方々が賛同・応援して下さっているお陰です。
年齢別の認知症発症率では、最高域に既に入った私は、心身共に老化現象を露呈していますが、終活に入る暇も無いので、いつも失敗を反芻しながら出掛けています。今日は雪降りです。

ふるさとは よしのの山の ちかければ ひと日もみゆき ふらぬひはなし

世界連邦の方から頂いた墨跡(古今集)ですが、辛い時の師表と思って眺めています。

2018/01/30のBlog
[ 07:27 ] [ 理事長から ]
大寒で、毎日のように積雪情報が聞こえてくる1月29日。京都南部は申訳ないような穏やかな日差しの中、大阪市の北にある大東市に伺いました。大東市社会福祉協議会主催による、「みんなの認知症予防ゲーム」リーダー養成講座4回シリーズの第一回です。
担当者が「驚いた」と言われたのは、募集をかけられたところ、定員20人がすぐさま18人の応募で、30人に枠を拡げられたのでした。市民の意識が高いというか、認知症予防に広く関心がもたれていて、まさに待たれていたのだと思いました。
座学では輪読方式を、ここでも行いました。終わってから言われたのは、
「座学で、一人も居眠りをする人がおられなかった」
というお気づきでした。午後のひと時、それも昼食あとですから睡魔がねらっている時間帯です。だから一人も眠くさせない、睡魔を寄せ付けない秘法、輪読形式で進めているのです。また別の職員の方の感想は、
「同じルールのゲームを指導していたが、進め方の配慮が全く違う、今までは間違われたときに、間違いを本人に指摘して上手に皆が揃うようにしていたが、認知症混在の教室では、その点が違うのですね」
と、一番大事な注意点を自ら気づかれたことに、すっかり嬉しくなりました。こういう学ぶ姿勢で受け入れて頂き、大東市に初めて伺ったのですが、すぐに市民活動に活かされるに相違ないと、確信することができました。2025年問題に間に合うようにとお願いしましたところ、皆さんが頷いて下さったので、今まで活動を続けてきて、本当によかったなと、つくづく思いました。帰りの電車では、輝く西日の光を正面から浴びて、身も心も力に満たされる心地でした。
2018/01/10のBlog
[ 21:02 ] [ 理事長から ]
今年の御用始めは、1月9日(火)、大阪市旭区の「コミュニテイトレーニングクラブ」第88期開校式の第2部に招かれての講演とゲーム体験会でした。
夕茜が暗闇に移っていく絵のような空を眺めながら、初めての駅に降り立つと、真向からの烈風が、これぞNPOの試練だと耳朶に響くようでした。

最近は「認知症予防」という言葉への反論がよく聞かれます。それを逃げないで正面から、NPOの命名の決意を表明しないといけない時期になって居ることが思われて、風に吹き飛ばされまいと商店街を歩きながら、短時間で話す内容を再確認しました。

「認知症予防」という言葉の意味が、一次予防・二次予防・三次予防に亘っていること。
認知レベルが混在している教室で、全員に対して同時に効果を上げるものでないと世の中の役に立たないこと。
ランクの異なる全員に、同時に、予防と改善に役立つゲームの独特の進行方法を体得していただくこと。
これらを伝えねばと願って、その体験会を目指しました。

100人以上の参加者さんに、ご理解頂けた感触でホッとして、帰途につきました。
2018/01/02のBlog
[ 07:11 ] [ 理事長から ]
新年おめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
NPO法人設立以来の、認知症本人の願いと、取り巻く周りの嘆きを、希望と喜びに代えるという変らぬ目的で歩み続けたいと、思いを新たにしています。
昨年までに少しはその目的は実現して、少数でも喜んでいただきました。これを力に、もっと拡げるための努力を続けたいと、思いを新たにしています。
共感、ご支援、ご参加、ご援助、よろしくお願いいたします。




2017/12/28のBlog
[ 12:25 ] [ 理事長から ]
12月27日、西山は雪で白く、京都駅前でも雪が舞っていました。
「故郷の家京都」の認知症専門デイサービスセンターでの、今年最後の教室は全員で9人の輪でした。

皆さん馴れてくださって、最初の頃とはうって変わって自己紹介、年月日の確認も立派に声を揃えて鮮やかに言ってくださいます。夢の旅行はまだ省略です。
今日のメンバーさんは皆さん軽いレベルの方のようでしたので、スイスイとゲームを進めることができました。
ゲームその1の6種類が全部できたことに感動します。
2拍子、3拍子、4拍子もスイスイできました。お手玉回しも本式で、みんながお隣さんの手のひらに渡す事ができて、初めての成果に部屋中が楽しさに溢れました。

韓国の習慣では、旧暦でお正月をされますので、年末年始の挨拶はしません。また来月3回の日程を決めてお別れしました。
4月の教室開始時では、「グーチョキパー」が分からなかった方も、そのような事は感じさせない鮮やかさでゲームを楽しむようになってくださって、リーダーも楽しませてもらっています。

ご褒美は年明け1月、全館フロアの職員さんが集まってくださって、ゲームを体得される学習会が行われることになりました。このようなことは予測していませんでした。夜学になりますが、道が暗いなんて何でしょう。何の妨げにもなりません。最大の私へのご褒美だと思って、ルンルン気分で今年最後の教室の帰途につきました。
電車を降りたら寒くて、目がショボショボしました。

2017/12/15のBlog
[ 08:08 ] [ 理事長から ]
やみくもに、ただ一生懸命、認知症予防に効果的なゲームの極意を身に付けていただきたい思いでやってきた「リーダー養成講座」です。
全国の、受講してくださったリーダーさんに呼び掛けて開催した、レベルアップ研修会と交流会の2回目が、師走8日に終わりました。溜まっていた仕事の半分が片付いたところで、振り返っています。

昨年度の研修会と違って、今年の研修会で驚いたのは、皆さんのゲームでの手の動きが、格段に上達しておられたことです。ゲームでの手の動かし方はとても大切です。繰り返し繰り返しお伝えしても、なかなか身に付かない、その場では納得し、覚えられたかに見えるのですが、次回に出会うと元の木阿弥になって居るのが通例でした。

ところが今年の研修会は違っていました。大多数のリーダーさんの手の構えが出来ていたのです。それを見て嬉しいを通り越して、内心、感動してしまいました。
尤も全員ではなくて、大多数の人でしたが、それでも画期的なことで、くどくどと言って来たことが、各地で花が咲くまでになったと感じられて、胸が熱くなったのです。

これほど嬉しいことが世の中に有るでしょうか。完全に私の努力は報われいる、もう何処で終わっても満足です。生きている間に報われるなどと、思いもしませんでした。
なんと有り難い事でしょうか。
2017/11/30のBlog
昨11月29日は、嬉しい一日でした。東京都新島村民生委員協議会の事業として、新島村役場民生課福祉介護前田係長のお世話で、伊豆諸島の中の新島と式根島から、8人ものお客様をお迎えして、「みんなの認知症予防ゲーム」の研修会が実現したのです。
小さな島とおっしゃっていましたが、飛行場まである大きな島です。
皆さんが青空か太平洋のように明るくて、兄弟姉妹のように仲良くて、積極的で、4時間の接触で私もその色に染めていただいたような気分で、余韻に浸っています。

ご縁は、一般社団法人みんなの認知症予防ネットの加藤さんによる体験会で、「みんなの認知症予防ゲーム」の良さを知ってくださったことからです。滋賀県に研修旅行に来られ、宇治まで足を延ばして下さいました。

このようなチャンスはまたと無いので、前夜からそわそわして会場のJR宇治駅前市民交流プラザ「ゆめりあ うじ」に向かいました。
1時から5時までびっしり、ゲームリーダー養成講座ができました。

「みんなの認知症予防ゲーム」は誰でも声を上げて笑う楽しいものですが、予防教室においては笑うだけで満足しては、目的が達成しません。
目的とは認知症の予防と改善の2本の柱です。医学知識の無い私たち市民に許される一次予防のゲーム、といっても一般高齢参加者さんの1割程度は認知症を発症しておられます。認知症予防ネットとしては市民にできる、市民にしかできない予防と改善のツールを身に付けたリーダが輩出してほしい。レベル混在教室で成果を上げてほしい。日本中、津々浦々まで、と願って活動を続けているのです。
ですから内実は、認知症の一次予防だけでなく、発症した人への改善目的、症状悪化の予防、元の生活への引き戻しを忘れてはなりません。単なる楽しいゲームでも構わないと言いますが、改善と悪化の予防も出来なければ、ゲームの名前が泣きます。それを実現させる力を、ゲームリーダーが体得していないと、単なる笑いになってしまうのです。

4時間で、ゲームリードの実技は時間いっぱいギリギリまで追求しましたが、少々時間切れで割愛部分もありました。一人ずつの体験を丁寧にしたからですが、思い残しも出たのが正直なところ。
完全無欠ではないが、大事な中枢は皆さんにお伝え出来、記念写真では「2~、2~、2~」と皆が笑顔だったと思います。熱い篤い握手でお別れしました。