大震災・津波・原発被災地訪問 その8(二本松市)

12日午後二本松市Kさん個人宅で・・・

午前中はKさんの夢の地に足を運びました。お父さまが残された土地でその遺志の農業をとり戻したいと、整地され、桜の植樹、ラベンダー畑、コットンを植えて多くの方に使ってほしいとの希望でした。安達太良山が遠くに見え、母山(乳首山)などの連峰が見事な景色です。

そこには、私が生まれて初めて好きになった花「ねじり花」があちこちに〜〜
終戦直後、高射砲陣地の大きな空き地に咲き乱れていた花でした。

ダーチャ村と呼ばれる整備途中の村にも寄りました。放射線量の問題があるが、土地を剥がしてそこに芝を植え、見事な緑が再現されていました。福島県のあちこちにはその線量問題が浮き沈みながら進んでいかれる努力に頭が下がります。一日も早く、福島の原発事故の影響0が実現することを祈ります。

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午後からKさん宅でスリーA方式認知症予防についての小さな集まり(三人の参加者と私たち三人)を持って頂きました。小林先生も同行して下さったので、理論はお任せして、優しさのシャワー溢れるゲーム展開をしました。

Kさんが地域包括支援センターにお声をかけて下さったおかげで、二名の方がお見えでした1~10の声のかけ方、タイミングが難しいので実習してみませんか?と参加して下さったお三方にやって頂きました。タイミング、声の出し方もとてもお上手に出来ましたので、あとはゲーム中の優しさのシャワーを身につけて頂ければ直ぐにでもスリーA方式のゲームはやれると力強く感じました。

シーツ玉入れも皆、乗りに乗って大はしゃぎしました。これいいなぁ〜売っているのですか?とシーツ玉入れを感心して仰っていました。簡単に出来るゲームで関わり方さえコツを掴めば、誰にでもできるから〜と包括のお二人と、Kさんのお友だちはとても乗り気になっていただきました。お友だちはDVDも購入してくださいました。テキストは持参していなくて送付の約束をしました。

15時半に、包括の事務所にお伺いする約束があり参りました。所長さんにスリーA方式認知症予防についてを小林さんともども話させていただきました。二本松市では、行政直営の包括が一か所しか無くて、多忙のようでなかなか予防にまで手が回らないことを仰っていました。

ゆっくり進む二本松市の時間が名残惜しかったですが、またきっとお会いしたいとKさんと別れました。

小林さんとも、前橋でのコラボはとても楽しかったし、納得してもらいやすいので、講演部分を短くしてゲームを楽しんでいただきたいねと話して、再会を約束しました。

東京駅では、金曜日の夕方とあって混雑をしていました。11日JRたにがわの網棚に忘れたリックサックを「東日本忘れ物係」へ取りに行き、19時半過ぎのひかり号に乗車して、10日間のスリーA方式認知症予防ゲームで被災地お見舞いと研修会の旅は終わりました。

報告になっているかどうか〜

ただ単なる日記でしたがお読みくださいましたみなさま、ありがとうございました。

12日の深夜に帰宅、翌13日夕方にライヴコンサート、15日にはグループホームでゲームと日常生活も忙しくしていますが、東北で出会った皆さまの笑顔を励みに、次回の旅も企画したいと張り切っていますので、疲れてダウンしていないかとのご心配を安心に替えて頂きますように。

NPO法人認知症予防ネット 福井恵子