今日は昼間のトレーニングでした!

午前中に地域の少年の大会を観戦してからのトレーニングだったので思う事も多々ありました。少年サッカーでお世話になった集大成の大会でみんなは自分の心を込めましたか?大きな違和感は、大会の会場には【勝ちたがっている大人】ばかりだった事です。子供以上に、です・・・。

子供が育つかどうかはやはりこういう部分なんだと常々思います。勝ちたい気持ちはそら当然のように大事ですが、そういうのは持つとか持たないではなく、スポーツを始める人間は誰しも当たり前に持っているものなんです。そんな子供が持っている気持ちを越えて大人が勝ちたがる環境に戸惑いを感じました。保護者用の観覧席から見たので、いつも以上に会場全体を冷静に見れる中でそういう風に感じたのは気のせいとかではないと思います。

グランドに戻り、中学生の練習をする時には恐ろしい風景が始まりました(笑)

【シュート野球拳】

でした(笑) 男ばかりのこのグランド。天気が良すぎて頭が緩くなってしまったのでしょうか???ポカポカとは言い難い風の冷たい中でしたが、シュートを決められなかったら脱いでいくという誰も得をしないゲームにみんなが熱中(笑)

気がついたら一人半分裸体になっておりました・・・。間もなく11月を迎えるこの日に全力で遊んでおられました(笑)

ここで大事だと思ったのは、【楽しい空気が全員を巻き込んだ事】でした。

日頃、人前では恥ずかしい子も含め、全員が参加していた事。意味があります!価値があります。男は時にバカをする事で人を引き込む事があります。空気を作る上で必ず必要になる存在っています。

自分は【心を使った活動】をしてほしいと日々思っているし、それはいつも楽しい、面白い、うまくいっている、ではないという事。時に辛く、厳しく、悲しく、悔しいも同時に必要であるという事をしっかり理解していれば、こういう時間の楽しみ方も推奨します。ですが、理解出来ていないのに、楽しい事だけをやろうとするのは卑怯でしかないのです。そういう人間、大人にはなってほしくないのでどうかメリハリだけは持ってくださいね!

でもね、この風景を観て自分自身の成長を感じましたよ・・・。

コーチって生き物はカッコつけな所があり、自己中心的な所がある。そんな中で心を開放し、楽しむ事が苦手な人が多く自分もその一人でした・・。ただ、目の前の子供達って【コーチの鏡】だから自分が照れてると子供も照れる。自分が偉そうだと子供も偉そうな口調になる。そんな事を知ってからこの風景を見れたという事は、恥ずかしいという気持ちを越えてくれる子が増えた事が見えたし、自分という鏡の中で子供の成長を感じれたのは、自分も成長出来ているんだと思いました。

そこからのトレーニングはかなり厳しい事も何度も何度も言いました。心を動かし、心を震し、全力で向き合いました。

それでも選手達は下を向いたり、目を逸らさなくなりました。

強い心になってきたと思っています。だけど、実際はかなりのマイナススタートでしたから、ようやく・・・ちょっと強くなってきた、ぐらい。

ただ、このちょっとの積み重ねにしか価値がないし、意味がない。大きな変化、劇的な成長などそうそうある話ではない。コツコツやるしかないって事をもう一度よく考えて、一日の中の、大切な時間の向き合い方から考えていこう!!

昼間練習には自転車で参加するのが【当たり前】と思えるようながんばり屋さんが継続して増えている事も、今の3年生が残してくれた大きな財産だと思っています。選手の良さや心の温かさ、強さはしっかりと受け継がれるものです。今いる選手に感謝し、これからがんばる選手達への敬意も忘れないようにがんばっていきたいと思います!