今日のナイター練習!!

練習前にはみんなの行動をチェックします(この時間はものすごく大切です)。気持ちの変化、今日の様子などがよく分かります。気になる子には声を掛けますが、様子を観るのが一番の狙いになっています。

火曜日は室内だったので、今日は外で思い切り出来るという事でみんなは一斉にゲームをしようぜ〜と始めました。が、その設定には違和感がある事は後から伝えました。基本的に前向きな行動自体を否定しようとは思っていないし、その行動にプラスとして伝える事があれば伝えるようにはしています。全員が一斉に、一個のボールで本当に意味のあるゲームが出来るのかな?という事だけ今日は伝えました。

途中に雨も少し降ってきましたが、中止にしないといけない程ではなかったのでそのままやりました。やっている選手には気持ち良いシャワー程度に感じたでしょうが、コーチには肌寒かったので夏が終わって最初の長袖を着ました。

序盤は明らかに差が見える技術のトレーニング。それも動きの中でやるから尚更その差はハッキリと出るメニューをやりました。技術に関しては【惜しい】なんてないという話はしました。技術はあるかないかのどちらかであり、曖昧な言葉など必要ない!!と言いました。

ここでわざとハッキリと差を見せるのも最後まで意味を持ってやりました。

そこからは対人に行きましたが、まだまだ考えずに【こなしている】子がいます。

がんばった感は残っても、意図的な何かを残す事は出来ません。自分で考えてやる習慣にはもうちょっと時間が掛かりそうですね・・・。

そこから対人の輪を増やし、人数を増やした中で考えながらやる、意思を持ってやる事を何度も止めて話をしましたが、やはり勇気を出せない子はここでもいました。

確かに、1年生だから・・・という言い方は出来ますが、そしたら逆に言うと【1年生の間はうまくなったらいけないのですか???】という事です。そんなはずないですよね?だったら1年生だろうが、3年生だろうが関係ないって思ってもらいたいです。

最後のゲームは意図的に【遠慮すれば何も残らない】という設定とルールにしました。

自信のない子は仲間にも声を掛けられずにプレーの時間もとても平等とは言えませんでしたよね?でもね、これこそが競争のある中での平等なんですよ。自分からやろうとする人間にはチャンスや機会が多く与えられる。もちろんその分の失敗も出てくるだろうが、チャンスを掴む可能性は圧倒的に多い。でも、自分からいけない子は身体は楽が出来るし、チャンスも巡ってこない。成長とは真逆に事が起きる訳です。

どちらのほうが自分の将来にとって大切な経験だろうか?考えてほしい。

終わりに話をしたのは、

【今日、自分からいけなかったメンバーこそがこのファルコにとっての伸びしろだという事】です。うまい子や技術のある子よりも、今は自信がない、勇気が出せない子のほうがチームにとっての大きな可能性となる。

だからこそ、自分を動かし、行動していく事が大事なんだと伝えました。技術がみんなより劣る子の思考は【どうせ僕なんか・・・】【下手だからみんなの足を引っ張る】なんて子が多いだろうし、そういう空気をチームで作ってしまう所が多い。

そうではなく、ファルコではそういう子の目が変わる事が楽しみであり、喜びなんです。だから、マイナスな思考になる空気ではなく、前向きに戦える空気を作っていきたいと思う。終わってから重たい空気を引きずらないのがファルコ一番の真骨頂!!切り替えも含め、前向きに毎日がんばりましょう!!