今日は朝からの昼間練習でしたが、送迎に回っている最中からの容赦ない雨によってグランドは水没・・・。

急遽室内の練習となったので、場所だけとりあえず確保してやるべき内容は考えました。雨の日の体育館は怪我が出やすい事もあるし、湿度が高い今日みたいな日は床は湿気で滑るし、非常に難しいのでがんばらせても怪我が増えるだけなので、内容は変更しました。

逆にずっとここ数日タイミングを見てさせたかった事をやるようにしました。

天気の悪い中、それでも遠くから10キロ近くの距離を自転車で来てくれる子が多く、言い訳などせずに自分との戦いの意味を自覚してくれている子も増えてきました。

自転車だからがんばっている、という訳ではなく【自分に出来る何かをがんばる】事が重要なんです。されてばかり、甘えてばかりでは何も始まりません。試合の日を迎えればスタメンという11人以外は出れない訳です。その現実をその時だけ落ち込んで終わり、では無意味でしょう・・・。どうしてそうなっているのか?自分はどうすればスタメンなのか?など考えてやるべき事は山ほどあるのに・・・ついつい弱い自分に負けるのが【普通】なんです。

その普通の感覚を自分自身で厳しくしていく事がトレーニングなんです。

決められた場所に集まって言われた事をやるのがトレーニングではないのです。己の為に、自分で動き、自分で考え、自分で行動をする。そのサイクル以外はトレーニングではないでしょう・・。

今日はメインでやった事は【哲学対話】です。リーダー(ファシリテーター)と、サブリーダー(反対意見者)をこちらで決めて後はランダムにしてグループ対話をしてもらいました。

今日は4グループで、4つのテーマについて話をしてもらいました。

①学校ってどうして必要なの???
②サッカーがうまいって何???
③がんばるって何???
④テスト、大会って必要なの???

という事でした。そもそも哲学って【一つの答えに縛られない】事なんです。これが正解ってない事を話し合う事が哲学対話なのです。だから時間内に答えがまとまらなかったグループのほうが良い成果だったのかも知れません。それだけ一つ一つの意見を考えた証拠でもあると思います。

今のみんながやるべき事の一つとして、

【各自が自分の色を持つ】

という事です。サッカー選手である前に一人の人間。その人間としての色が出ない子にサッカーの武器なんてものが出てくるとも思えない。今日の対話が一つのきっかけになる子だって絶対にいるはずです。

各自やるべき事は絶対に違うはずなので、その一人一人の違いを大事にしながらチームとしてのカラーや各自のカラーを引き出せるようにがんばりたいと思います。