今日はナイター練習でした!!

昼間はコーチがトレセン大会の審判があったのでナイターになったのですが、その審判に参加した際にも色々思う事があったので、チームに持ち帰りました。何が良くて、何が正解なんてないと思っています。

ルールがあるスポーツですから【これをやってはいけない】というものはあっても【こうしないといけない】はないのです。だからこそ、オリジナルを作らないといけない。最近特に思う事はスタイルの確立されているチームは【トレーニングで磨きをかけられる】のですが、実はそういうのがしっかりと持てていないチームは【とにかく試合】をする。試合に対しては強くなるかも知れないけれど、選手の心はそれでは育たないと思っています。

うちは元々入部してくれた際に【自信あります!!】って子が少ないです。勉強も、サッカーも・・・【好きなんだけど・・・】みたいな子がほとんどです。

そういう子供達に【サッカーとは?!】みたいな講釈をしてもやっぱり理解してもらえるはずがない。それよりも、サッカーを本当にやりたい?うまくなりたい?という心を自分で見つめてもらい、その上でその心に火を灯すという事をやるのが使命だと思っています。

サッカーを教える、という言葉が自分に合ってるとは思わないけれど、一人一人に応じた事をやっていくという事はこだわりを持ちたい。チームとしてのカラーや特徴があるべきだと思っている時期もありましたが、今はそれよりも【個々が輝くチーム】にしたいと思っています。

うちの選手に以前話をしましたが、【ファルコに入る時に北播磨で一番になりたいとか思っていた人???】と聞くと全くいませんでした(笑)

でも、ファルコのたった数年間で北播磨優勝をするとかを目標に思えるようになるのです。それは努力に比例するし、目標の高さは自信の大きさでもあると思います。そうやって少しずつでも目標の規模を大きくし、心が成長していく姿を間近で見られるのはこれ以上ない幸せだと思います。

狭い地域、小さい地域ですが、自然が豊かで川の水も透き通っています。。。

そして、その自然と同じぐらいにみんなの心もすごく綺麗なんです!だからこそ一緒に心からがんばろうと思えるし、この子達に費やす時間や苦労はそもそも苦しいと思わないのです。むしろ、一緒に悩んだりする時間がうれしいし価値を感じます。

体力はまだまだ戻るには時間が掛かりますが、心はしっかりと成長していく事を近くで感じます。

今日も練習の最後には1年生が自主的に残って【当たり前のように】みんなの忘れ物をチェックしてくれていました。

【今日も忘れ物ありません!!!】といつもアンリくんの元気な声でみんなが解散します。そのアンリくん自身がボールを忘れて帰ろうとしましたが(笑)、そのいつもがんばってくれているアンリくんだからこそ周りが気付いて助けてくれていました。忘れてるよ〜〜って。

これが良い例ですが、自分からみんなの為に動く人間は自分のミスを助けてもらえるものです。でも、多くの人が間違うのは【最初から助けてもらう前提】で人と関わるから嫌われたりするのです(笑) 1年生でありながらアンリくんはどんどん課題に前向きに取り組み、その姿に周りの1年生も多くの影響を受けつつあります。だから、成功も、失敗も、全てが成長に繋がっていくという良いお手本に早くもなってくれています!!

ただ、こういう素敵な1年生が育つのも良い2,3年生がいるからです。この関係性を大事にして、選手一人一人が色のある素敵な選手になるようにこれからもがんばりたいと決意を持ってみんなの練習後に一人トレーニングをがんばり、しっかりと汗をかいて終わろうとした時、背中にコソコソと何かが動いたから慌てて手で振り払うと・・・・

その手と背中に激臭が〜〜〜〜。。。。。

カメムシさんでした(笑)

一日の締めくくりは素敵な選手達の思い出と、強烈なカメムシさんの臭いで終わったコーチでした(笑)