昨日は早朝から鳥取へ!!

体調も準備も万全!と思った矢先に、バスのトラブルが発生し出発時間に少し遅れるハプニングからのスタート(笑) でも、旅にはハプニングがつきものでそういうのがあってこそ楽しめるものだと思っています。デザインされた形が全て順調に進むのは大切ですが、その場の空気、雰囲気というものを常に大切にしたい!そんな思いもあってこの日のファルコ修学旅行はいくつかのプランがありながらもどれをするか?はその場で決めるという特攻型の楽しみ型に決定しました!

この企画は高円宮杯が終わった時に考えました。みんなで県大会に行こう!と意気込み、怪我人を出しながらもその目標を達成し、県大会では3年生が全員ピッチに復活出来る所まで気持ちを一つにがんばってくれた事など、本当にそのがんばりは敬意に値するので、その敬意を表現する意味でも今回の企画を考え、鳥取の坂口さんに相談し、毎日のようにみんなが楽しめるプランをどんどんと提案してくださり、この日を迎えました。

一人では絶対に出来ない事をこうしてサッカー仲間で繋がった方々から色々な形でサポートしてもらえる自分とチームは本当に幸せです!

午前中は綺麗な川へ行き、みんなで【川遊び】なんて軽いものではなく(笑)、渓流下りならぬ、渓流上りをしました!また岩の上からのダイブはどんどん高さも高くなっていき、本当にみんなの遊びの覚悟が試されるものでした!

でも、頼もしい仲間と一緒にいる事で勇気と力が湧いたみんなはどんどんとダイブを行い場を盛り上げてくれました!また今回はダイブ出来なくても岩の先端まで顔を出し、自分の中の勇気と戦えた子もいて、そういう一つ一つの経験がまた子供を大きくさせていくのだと思います。また怪我が完治していない1年生の叶翔くんは厳しい渓流を上るのに途中までしか参加出来なかったのですがそこで3年生の大事な携帯が濡れないように、大事に抱えて、服で包んで、本当に大切に保管して長い時間待っていてくれるなど、温かい気持ちのその行動には胸を打たれました。

午後は大山の麓にある牧場広場にて半日、それぞれの遊びを堪能しました。元気と規律がモットーの【バレー部】(笑)、勢いと口の悪さがウリの【野球部】(笑)、個の強さを誇示したい【レスリング部】(笑)と、それぞれの部に所属(またいで色々な部に所属する子もいました)

広大な大地の中で、それぞれの遊びを楽しみながら時間を過ごしましたが、それをゆっくり眺めさせてもらいました。

朝から陸上部の一員として駅伝大会に出場した2年生の雄斗くんは終わってから家族でわざわざこの鳥取まで駆けつけてくれるなど本当に頭の下がる行動のおかげで午後に全員が揃う事が出来ました。県大会の時もそうですが、全員が揃うってうちみたいな規模のチームでも簡単な事じゃないし、一人一人の体調、調子、気持ち、身体の全てが揃わないと出来ない事だと痛感させられた事もあり、こうやって全員揃うというのは本当にうれしい出来事でした!午後はそれぞれの遊びをしながらも、きちんとチームとしてのあるべき姿、3年生の人間性の成長、2年生の個人の心の成長、1年生の楽しむ才能などがしっかりと見えました。サッカーはサッカーをしないと上達はしません!でも、サッカー選手として、一人の人間としての成長はサッカー以外の場所での経験のほうが大きい事がよく分かりました。

良いものが見れました。楽しむ事も大きな才能の一つだと分かりました。

そして、一番は【サッカーが遊びの中で一番好きな事】であるかどうか?の部分。自分が知らず知らずにやらせてしまっているとか、疲れさせてしまっている事とか、自身の反省点も多く見えました。子供達の素直な、ありのままの姿から大切な事って何なのか?高いレベルでサッカーをやる事も必要だけど、本当にそれだけで良いのだろうか?人生を生きる中で必要な力ってどんなんかな?とか、本当にたくさんの収穫を得ました。

目の前で見える子供達の素の状態での笑顔・・・。大自然よりも癒されました!こんな笑顔をサッカーの中で、ファルコの時間の中でも引き出せる大人にならないとな〜・・・・って思いながらも、その為にはやっぱり厳しい部分も必要だし、向き合う勇気、関わる距離、言葉掛け、色々な要素でレベルアップしていかないといけない事を感じ取る事が出来ました。

楽しい時間はあっという間でした。楽しい仲間との時間だからこそ余計にそう思えたと思います。この時間をコーディネートしてくださった坂口さん、帯同してくれた堀金コーチ、早朝から送り出してくださった保護者の方々、そして、全力で楽しんでくれた選手達に感謝したいと思います!本当にありがとうございました【礼】