綺麗に色付いてきました!!

この地域に住んでいる利点と言うか、四季を感じられるのはとても気持ちが良いものです。田舎育ちのメリットがたくさんあって、ボコボコの田んぼで日が暮れるまで遊び回っていたから健康な足と身体が出来上がっているし、自然豊かだから目も良いし、耳も良い。今振り返ると本当にこの地域に生まれたからこそ不便があったけど、それ以上に良かったと思う点が山ほどあります。

そんな自分は今日も『コーチ』としてグランド、現場に行きましたが全くコーチングはしておりません・・・。子供を育てるという事がいかに難しいか?を痛感しながら日々を過ごしています。安心して預けてもらうには?喜んで行きたい場所にするには?一人一人違うニーズがあったりするのでなかなか全てに応える事は出来ませんが、だからと言って全てを無視してやりたい事をやるのも違うと思う。

毎日毎日悩む自分に教えてくれるのはいつだって目の前の選手達。何を望み、何をしたいのか?それをいかにして見極められるか?がコーチとしての資質なんだとつくづく思う。自分は冷静に見ても自分にコーチの才能があるとは思わない。情熱はあっても才能はゼロ!!そう言い切れるのは『自分がコーチとして育ててはいけない形』というのは挙げるとして、その多くに該当してきた自分だからだ。身勝手、ワガママな選手生活を送ってきた今だからこそ分かる事はたくさんあるし、子供達を教える資格など到底あるとは思わない・・・・。

そしたらどうして現場にいるのか???『自分自身をまず変えたいから』だ。子供を変えるとか、子供に何かをする才能はなくても、自分自身を変える事は誰だって出来るし、そこから始めないと子供と向き合う事は出来ても寄り添う事は出来ない。

子供が何を望み、何を求めているのか?

『聞く』が出来るようになると、

『引き出す』が分かるようになり、

『察する』レベルまで行けると素晴らしいコーチだと思う。

今の自分にはまだ対話レベルでしか子供を把握出来ないけれど、『向き合う』から『寄り添う』の方法は増えたと感じる。人間は幅を持っているかどうか?で自分の人生に大きな影響を与える。

知っている範囲が少ないのと、範囲が広い中での考えでは全く深みが違う。自分も現場に立たせてもらって20年近くなってきた事もあり、幅は随分と増えた。目の前の子供達は狭い幅の中でもがいているのがよく分かる・・・。ただ、その気持ちごと寄り添っていかないと押し付けになり、納得させて、結局は自分の思い通りにしてしまう事になる。

そうではなく、一緒に考える。選手を『一人の人間』として向き合い、寄り添う。正しく出来ているかどうか?は分からないが、結果ではなく『自分自身がどういう気持ちで向き合っているか?』を大事にしている。正解、不正解を決めるのは世の中ほとんど『周り』であり、いつしかその評価ばかりを気にしている自分になっていく・・・。そうじゃなく、自分自身の中で答えを持ち、評価で振り回される事ない人間になりたいと思う。

自分が芯を持てば子供達も必ず良い人間、選手へなっていくと信じている。いつだって自分!!変えるのも、変われるのも!!がんばってくれる選手達が大好きだからこそがんばれる!!選手も、自分も、一緒にがんばろう!!