今日はナイターでの西脇スクール♪

先週と同じく、西脇中学校さんの格技場での活動でした。前回みんなにとって『サッカースクールなのに???』という感覚を持ってもらいました。卓球をやりましたが、今回もそれは同じように出来る上に、違う種目も色々用意してみました。

ただし、何をやるか?どのようにやるか?は自由。

枠組みを決めてからの自由は実際自由にはならない。やるべき事がほぼ決まってくる。ですが、今日はあまりそこの枠組みを決めずにやってもらうようにしました!

先週の卓球をやってみて、面白かった子もいたので同じようにやっている子もいました。

でも、違う事もやってみたい、やってみよう、という子もいました。

色々あるから面白いと思うし、誰かの真似しかしないとか目的のズレた事をやると『面白い』とその瞬間は思っても『楽しい』という表現には到達しない事を子供達にはいつか分かってもらいたい。

自分の都合というものは基本的に社会ではうまくハマらない事がほとんど。

その事を分かっている人は違う行動を起こします。『起業をする人』は束縛だったり、納得いかない事に対して自らの力で責任を取る一番究極の形とも言えます。それをやっている人も多くいるし、そういう方々は本当にすごいと思えます。

でも、そこまでの覚悟がない人は結局は組織の一員となり、そこにやり甲斐を感じていれば良いのですが、『自分の都合』が入って不満、文句、人のせい、を繰り返す。そういうのが社会の中にはたくさんあります。そのストレスを発散する為に色々考えられている事もありますが、発散する方法ではなくストレスそのものへの向き合い方を子供の時に学んでほしいと思う。

自分の思い通りになんかならない。

だけど、やりたい事(目的・目標)があれば思い通りにならなくても楽しみ方がある。新しい発見、感動という事だ。挑戦しない人には到底見えない大きな価値がそこにはあります。

この小学生年代で一番よく分かる事と言うのは『子を見ればそこの親が何を大切にしているか?が分かる』という事だ。これは絶対に隠せるものではないのです。素直な子供は知らない状態から生きていく過程で一番影響を受ける親の姿を『観る・聞く・感じる・真似る・吸収する』という事をするからです。生きる為に本能的にそれをやるから子供を通して見える。

そこに対して『良い・悪い』の評価など全くする気もありません。見えるからこそ、『こういう事を気付かせてあげたい』という材料にするだけです。人はそれぞれ違うから分かるタイミングも、量も、伝わり方も違う。

自分という存在がやるべき事は、その違いを各自に受け止めさせた上で『認める』事をさせていきたい。

他者を認めるには、自身を認める事から始めないといけない。そこがまず苦手、もっと言えばきちんとやった事がない子が多い。だからこそ、束縛したメニューよりももっと各自の思いがしっかりと表現されるメニューのほうが子供にとって絶対に良いものだと感じる。大人が思っているよりも子供はよく考えている。

その力を信じてこれからも引き出したり、引き伸ばしたり出来るきっかけ作りを意識していきたいと思います!やるかやらないか?は本人。そこへの期待とか要求ではなく、『やってもいいよ、やらなくてもいいよ』の選択肢がある状態でこそ『真意』が見える。子供自身から出てくる気持ちをこれからも大切にしたいのと、それ以外信じる事は出来ないと思っているので、ずっと意識して現場で向き合っていきたいと思います!