今日のナイター練習!エリート塾の練習は明日が大きな大会もあるので活動を休みにしました。なので今回はファルコだけでの練習となりました。

グランド状態は良くなかったのですが、体育館施設もなかったしどうにか外でやらせてもらえてありがたかったですね!そういう中でスクールを終えてからグランドに合流した瞬間にコーチの目に留まったのは今中代表が水の浮いている土の所に土入れをしてくださっていた事。みんなの練習の設定を作り、その上でそこまでしてくださっている隣で選手達はニヤニヤ、ヘラヘラと努力というには程遠い遊びをしている『だけ』でした。

なかには数名自分の体を温める為に走ったりしていましたが、他のほぼ全員がそういう状態。やってもらっている事に何一つ気づかない事。そら家でも親に偉そうに言ったりするんだろうね!!!という話から始めました。目の前の大事な人を大事と思えない選手が仲間と仲間になれるはずもない。ありがたみに気付かない選手が仲間から良いパスが来るはずがない。そういう事をまた最初に言わないといけない状況でした。

みんなトレーニングをしている中でもやっぱり繋がっているんだけど、目先、足先、口先、手先・・・『先』だけは確実にうまくなっている。でも、大元と言うか根っこと言うか、その部分への意識が回らないからずっとその『先の部分』だけをがんばろうとする。だから変わらない!!何も出来なかった最初の頃に比べれば随分上手にはなったと思うけれど、それでもその上へ行けないとすればそういう部分が足りないのだろう。

すぐ目の前で代表が大変そうにしている姿を感じ取れないみんなの目が上達を阻止しているとも思う。気付かない、気付けない事が何よりの証拠になる。逆に言えばもっともっと上達出来るのに、もったいないな〜って話です。

この年代の難しい所は、繊細なくせにプライドが高くなってくる所。男の一番ややこしい部分(笑) そこを理解しながら関わらないとうまく子供には伝わらない。ご機嫌とりしてもダメ。調子に乗らせてもダメ。怒ってもダメ。きちんと相手が理解出来る対話をしなければいけない事が一番工夫が必要だと思う部分。

各年代の難しさはやっぱりあると思うし、どれも経験したほうが指導をする側にとって大きなプラスになると改めて思う事がある。先日の0歳児〜3歳児を見させてもらった際にも、『今の中学生達の根源はこういう所にあるんだろうな〜』と思う事が多々あった。もちろん中学生の保護者の方々も、その時にどんな言葉掛けをしてきたか?を繊細に覚えている事はないかも知れないけれど、その時の影響はやっぱり大きい。ある程度出来上がってきた今に関わって、影響与えて、変える、なんてすごい技を自分なんかには出来ません(笑) でも、変化のきっかけだったりヒントだったりを与えられる大人を自分自身が目指さないといけないとも思っています。

3年生が来てくれると一年でこんなに違うんだな、と思わせてくれるぐらいの余裕があり、うまさがある。

1,2年生が必死に食らいつく所を余裕を持ってかわせる。こういう時間を1,2年生には大切にしてほしい!肌で感じる経験が大事だから今日は多めの1対1をしてもらったけど、特に1年生が良い影響を受けていたと思います。後輩には憧れられる、慕われる先輩でないとやっぱりあかんのです!見栄張ったり、威厳を出そうとするのはみっともない。自然にとけ込めて、尚且つ目指してもらえるような、そんな空気を出せる子を育てたいと思っているし、今の3年生にはそういう人間性を持った子が本当に多い。これがファルコにとって良い伝統になっていってほしいと思う。

まだ日々変えようとがんばっている本気の覚悟が足りない1,2年生達!!勇気を持って本当の一歩を踏み出しましょう!!