今日は朝からキッズ活動満載♪

まずは多可町の子育てふれあいセンターを訪れて親子遊びの教室を見学させていただきました!月末にこの年代(1,2,3歳の子供)と親御さんを対象にした運動教室を依頼された事もあって、未知数な上に未経験なので今回は見学をさせていただきました。そこで観た光景はどれも素晴らしく、子供達が持って生まれた能力だったり、言葉以外の表現の仕方がユニークだったり、何よりもそこで関わる大人のすごさを実感しました。親っていれば当たり前に思ってしまうけれど、とんでもない!!みんな何をしたら良いか?が分からない状況であっても逃げる事なく向き合う事で、何もしゃべれない子供が安心したり、何を求めているか?が分かったりするのです。生まれて間もない子供がスヤスヤと寝ている隣で見学していると、突然起きて目が合って、ニコニコしていると思ったらいきなり泣き出して・・・・その声に反応したお母さんが駆けつけて抱っこするだけで心地よい表情になり、またスヤスヤ眠りました。この『親にしか出せない安心感』ってこの世で一番すごい力かも知れないと思いました。

そんな良い経験をさせてもらってから、お昼に芳田こども園さんへ!!

こちらは週に一回の活動なのですが、いつもは中学生や小学生を対象に見ている自分としてはこの幼稚園児であっても『言葉が通じない・・・』なんて事が起きていたのですが、今日はさらに小さな子供と過ごせた事もあり、『何て言葉が通じるんだ!』と思う新鮮な気持ちになりました(笑) 対話で分かる、対話で言い聞かせる事が出来るこの年代はこの年代の大切なやり方があると思うし、1歳や2歳の子供にはまたその時期に大切な関わり方があるんだと思う気持ちがたくさん見つかりました。

コーチをさせてもらってからはや20年目を迎える事になりますが、未だに出来ない事、知らない事だらけで、毎年発見の嵐です(笑) 見ようともしていなかった時期がもったいないとすら思います(その頃は自分自身出来ている気になっていたのでしょう・・・)。

だから気付いた今こそ、毎年変化、進化しながらがんばりたいと思います。

今日の芳田こども園さんでは、『自分達で決める』という事をテーマにやりました!

この年代では『自分の事+他者を感じる』事が出来始める時だと調べました。だから、相手を感じ、相手がいる事を理解し、その中で生まれる『競争・結果・協力』などの事を経験してほしいのです。勝てば偉い、負ければダメとかそういう事ではなく『勝った・負けた』を理解する事が大事だと思っています。しかもそれらを『自分で』出来るのが大切。誰かに判定されるのではなく、自らが決められる。その経験をしておくのは大事だと思います。

だから、今日のメニューの中でドリブル競争をやってもらいました!!

スタート地点、スタートの合図、勝敗の結果を自分達で決める。それをやってもらいました!

自分達で決められるからこそ、結果も受け止められる。ズルいとか、卑怯だ〜という事は誰かが決めたルールの中だと起こりやすいけれど、こうして今日のように自分達で決める権利を持つと案外その文句は出ないものです。それはやはり子供であっても『こうのほうが良いんじゃないかな?』という提案だったり、アイデアが出てくるからです。その気持ち、考え方を大事にしていきたいし、今日はみんながその勝負をどんどんと、生き生きとしてくれていたのがとても良かったと思います!

最後はコーチと試合をしてもらいましたが、この時期になって『パス』が出来る子がチラホラ出てきました♪

自分とボールの関係しか見えない所から入ります。サッカーでもよく低学年は『団子サッカー』と言って一箇所にみんなが固まるサッカーをやりますが、『低学年はこんなもん』と思っている大人が多いと思います。でも、そうじゃなくて言えば『子供の力を信じていない』から出来る事しかやらせないとか、大人の都合でそうさせる事によりそうなってしまうのだと思う。だから、感覚の早い子にはどんどん他の人がいる、一緒にやっている、という事を教えても良いだろうし、同じタイミングではなくてもみんなに『周りに人がいるよ』という事は伝えていけると思う。そうすれば団子サッカーはなくなるだろうし、なくす為にやるとかではなく、『仲間を感じる力』を育てる必要性はあると思います(団子サッカーは要するに、仲間や相手を意識しないサッカーだという事です)。

今日は数名が仲間へのパスによってコーチを困らせるシーンが観れた事は大きな成果だったと思います。どんどん変化していく園児達!!自分も負けずに変化していきたいと思います!

芳田こども園さん、本日もありがとうございました(礼)