今日は午後からファルコの生徒を連れて社高校へ行きました!!

体験練習をさせてもらう為に参加をさせてもらいました。天気も良かったし、母校という事もあっていつ来ても懐かしい気持ちとうれしい気持ち、ここで人生の大きなきっかけになる努力が出来た場所という思い出を振り返る事になります。

今でも全国区のレベルを多数抱える社高校は、今年のインターハイも陸上部、バレー部が全国大会へ出場し、近年で言えば野球部も甲子園に出場するなど県内でも有数の体育科がある学校として恥じない成績を誇っています。先日行われた体育祭も見学させてもらったのですが、やっぱり全国区の選手がいるとレベルも上がるし、盛り上がる。自分もこの学校で巣立った一人としてはうれしい気持ちにもなりました。また成績に反映されるかのように、設備も公立高校とは思えないほど充実しています。

サッカー、野球、陸上、水泳、ソフトボール、テニス、バレー、柔道、剣道・・・全ての種目に『専用グランド』があるのです。こんなに恵まれた環境はなかなかないだろうし、そこで出来るってすごい事だと思う。

自分が通っていた頃にはなかったトレーニングルームには器具も充実しまくりでお金を払わないと体験出来ないレベルの器具がありました。そこでいくらでもやれる!!こんな素晴らしい環境はない!!・・・・と強く思っている自分でしたが・・・・・

それに見合う使われ方が出来ていないと言うか・・・。今日見学させてもらったサッカー部だけを見てもこの設備を活かしているとは思えませんでした。逆に自分の時はここまで整っていなかったにも関わらず木のベンチをジャンプ台にして練習後にトレーニングしたり、サビだらけの器具を使って手には鉄のサビと匂いが取れないような状態でもほぼ毎日使わせてもらっていました。工夫次第で努力などいくらでも出来るのに、整えば整うほどにやらないのが現実・・・。何かものすごく複雑な気分になりましたね。。。

今の自分でも毎日通ってトレーニングさせていただきたいぐらいです(笑)

あるとそのありがたみが感じられないものなのでしょうか?気付くという経験が足りないのでしょうか??

今日改めて思いました。

人間、どこに入っても、どれだけ周りから見れば『一流』だの『大手』だの『すごい』と思われようが、結局はその価値は『中身』で決まるという事です。どんなすごい企業や学校でも、サボる人はサボるし、悪い事やっている人はやっている。連日嫌な話がニュースで流れている中には公務員だの世間からは『すごい』と言われる仕事をされている方々が多いですよね?場所がすごいからすごい人ではないのです。

良い学校かどうか?は通っている人間が『良い学校です!』と言うかどうか?であり、周りが決める事ではないですよね。充実しています!と言える子が今日、今、この場所で言える人がどれだけいるか?だと思います。

一番夢中になれる年代だからこそ、何かに思い切りぶつかったり、挑戦したり、傷ついたり、失敗したり、恥ずかしい経験をしたり、やってほしいと願う。

平々凡々と過ごす事が後でどれだけの後悔になるのか?は今は分からないだろうけど、育成年代を預かる立場としては出来る限りの事を伝えながら本気で『今』と向き合ってほしいと感じる。

練習の見学時間の合間にこのトレーニングルームをちゃっかりお借りしてトレーニングをしてきたコーチでした♪設備はものすごく充実していたけど、何もなかった時代に充実させた自分の人生をちょっとだけ『良かった』と思える時間にもなりました。努力なんて自分次第でいくらでも出来るって事。若い高校生の姿を観て、また人生について考えさせられる良い一日となりました。