昨日は午前のファルコ練習を終えてからすぐに会場移動し、緑が丘中学校さんへ行きました!

今年度2回目となる北播磨トレセン選考会が行なわれました。昨年度から1年生を担当し、今年度もそのまま持ち上がりだったので2年生の選考会に帯同しました。先月行われた1回目の選考会は参加出来なかったので自身は今回が初めてとなります。ただし、選手は昨年度から観てきた子が多かったし、そのメンバーがどのように成長しているのか?なども楽しみでした。そして、何より北播磨の中のたくさんの選手を観れる事でまた自分の良い刺激になると思いました。

1回目で60名弱の選手が残っている所を40名程度に絞らなくてはなりません。

4名のスタッフと一緒に4チームに分けてゲームを行う中でのプレーを観る事となりました。限られた時間の中で精一杯のプレーをする選手達への敬意も持って観る事を大切にピッチの中、外から観るようにしました。

外からは全体の動きを観る。良い準備や相手との駆け引きや考え方など。
中からは選手同士の声、コミュニケーション、判断などを観るように一つのゲームで両方やるようにしていきました。

本当に近年各自の技術というものは大幅に上がっていると思います。足元の技術は高くて、ボールが持てる。

でも、持つ事、抜く事が『目的』になってしまうとちょっと違う・・・。何の為に?意味が繋がっているのか?などを選考基準として自分は観ていました。また、知らないメンバーといきなりゲームでプレーする際のコミュニケーション能力ですね!これはかなり重要だと思っています。各自に良い武器があるのは分かるけど、それらを『仲間を通して引き出せるかどうか?』だと思うのです。仲間のせいにしてしまうのは簡単で、でもそうじゃなくて仲間から引き出す為のコミュニケーションをゲーム中はもちろん、試合の合間(待っている時間)、アップの時間なども活用しているかどうか?と言うと、やっぱりその能力は低いと感じる。

試合のプレーを選考されているスタッフ方の横でピッチ外での様子も観察していたのですが、チームとして合わせる事はどのチームもなかったし、個々が好きな、気の合うメンバーとしか過ごしていないような雰囲気ばかりでした。

天気は非常に暑く、体力的にも厳しくなってくるからこそ仲間との協力は大事なのに、ただイライラしたり人のせいにする言動も結構目立っていましたね。。。北播磨トレセンの選考会に参加する子というのは、ここが最終ではなく県とか関西とか、もっともっと先の代表などを目指したりしている意識の高い子が多いはず!という事は『誰にでも評価されるような選手』でないと通用しないのです。誰か一人の目、も大事ですが日本代表の監督さんがいきなり一人で観てくれる機会などない訳で、だったら今は現実的に関わる多くの方の賛同を得られるような選手でないといけないのです。『一つの正解』じゃなくても『確かにあの子の武器は素晴らしいね!』と一つの武器だけでも評価される形でないといけないと思う。

こうした場に参加させてもらう事で、『良い選手』について改めて考える事がたくさん出来る。ワールドカップで盛り上がっている今、将来の日本代表を背負うメンバーがこの中にいないとも限らない訳ですから、夢を持ってこれからもがんばってほしいと思います!北播磨にも良い選手がたくさんいるんだぞ!という事を全カテゴリーで見せられるように選手の皆さん、コーチの皆さん、一緒にがんばりましょう!!