今日は八千代スクールでした!!

参加メンバーの中には他のチームのスクールに通っている子もいます。色々な刺激を受ける事はとても大切な事だと思うし、自分という幅を広げる意味でも良い事だと思っています。ただ、そういう中で自分という芯をしっかりと持ってやり続けられるかどうか?が大事になってくるので体に気をつけてどこでもがんばってほしいと思います。

毎回スクールを行うと子供達がいて、その子供達は場所で違う子供ばかりなので、本当に学ばせてもらう事が多いです。こうして対話を増やしながらやっている今のスクールを自分で見ながら昔を思い出すと・・・・

『何かさせなきゃ!』

という気持ちに自分が追われていたな〜。。。って思います。子供に気遣いながら、喜ばせよう(それによって自分が良いと思われたいという思いで)という不誠実な目的に追われ(笑)、時間の経過が遅いな〜・・・って感じる事が多かった事を思い出します。

ところが今では、時間が足りません!!

対話がどんどん広がり、子供の心と向き合いながらやっていくと全く足りなくなってしまうのです。その配分が下手くそな自分に毎回反省させられますが、ギリギリまで少しでも多く対話したり発見したり、その子にとっての何かを残していきたいと思っています。

今日もいつものようにゲームから始まり、レベル6キャッチをやり、ボールと自分との関係性と向き合ってもらいました。『流れ』でやってしまう子には何も残りません。今日も対話の中で発見出来たのは、3年生には言い訳が多かった事。人のせい、何かのせい、自分はやっている、を認めてほしいというのがよく出ていました。何も悪い事ではないし、正しく成長していく過程に起こる事ですが、どうしてうまくならないか?どうして面白くないか?が自分に原因がある事をよく理解してほしいと思います。こうやって少しずつ少しずつ考える時間を与える事で子供は予想以上に変化していきますからね!

八千代の6年生はこれも毎回言ってるのですが、『行動が遅い』です!

集合、切り替え、スクールの中に起きる行動の時間にとにかく遅い。毎回低学年を待たせても急ぐ気配もないし、日頃の習慣がそういう所に出てくる。そして口から出てくるのは『○○ってチームは強い』とかブランドに左右されまくりのメンタル(笑)

自分がどうだとかの会話にならない所を見てもやっぱりまだまだ行き当たりばったりでやってるね、という話をしました。それが『悪い』という指摘ではなく、『もっとこうしたら自分の良さが伸びていくんだよ』という話をします。琉葦くんと拓樹くんが何となくやっていた1対1の勝負の時にも少し話しました。

どういう目的でやっている?どこがこの勝負の一番の喜びの所?
『そんなん考えてやった事ない』という二人(笑)

こう出来たらうれしいな〜とか考えてやったほうが達成感も味わえるようになるけど、何となくやってしまうと勝った、負けたしか自分自身が評価出来なくなるよ、と話しました。6年生だからこそ考え方次第でかなり変わる事を分かってほしいと思います。

今日、一番大切な話が出来たのは5年生の一颯くんと詩くんの二人。

二人はずっとコーチの中で『モジモジ・モヤモヤ』のイメージが強かった。ずっと二人の世界でやってしまうから自分の感覚も広がらない。でも、個人が自由にやる事を否定はしないし、ずっとしばらくは様子を見守っていました。ですが、今日初めて二人にゆっくり話をしました。

『どうして二人だけでいつもやっているの?』と。

『何か・・・話し掛けにくい・・・』と詩くん。

『そうか!でもさ、苦手だからしないって考えで終わっているといつまでも出来ないだろうし、守備が苦手だから守備はしません、ってサッカーあるだろうか?』

『・・・・』

『しなきゃいけない!とまでは言うつもりもないし、二人でやる事が悪いとも思わないんだよ。ただね、二人で一緒にうまくなろう!とかもっと良くなろう!って空気にはなってないし、話し掛けにくいと思っている自分自身にも誰にも話し掛けないもんだよ。』

そういう話をしながら、『もう一つ詩くんを観て気になるのは、弟の利生くんにめちゃくちゃきつくない?言い方とか当たり方が。』という指摘をすると、

『だって・・・いっつも、いらん事ばっかりするし・・・』というお兄ちゃんなら誰でも『分かる!!』という話だとは思います(笑)

『せやし、何回注意しても同じ事ばっかりするもん!!!(怒)』という意見。

これは大人もみんな思い当たりませんか???(笑)

我が子に腹が立つからと注意ばかりしていませんか????

『あのね、注意をするからずっとやるんだよ。だって注意ってされたら嫌でしょ?だからずっとやっちゃうんだよ。それよりも良い所を褒めてごらん?君には人の良さを観る目があるから良い所を観てあげてよ!そうすると、嫌だと思っていた事を自分にはしてこなくなるよ。人ってそういうものだよ』と話しました。

『褒める所ないからなぁ〜・・・・』なんてボヤきながらでしたが(笑)、最後に握手する時に、

『今日から自分変える為にやる事は???』の質問に、

『利生を褒める!』と即答!!

すぐに出来るかどうかは分かりませんが、環境とは自分自身の何かを変える事であり、環境のほうが変わるものではありません。その事を詩くんに話しながらも自身で振り返りながらしっかりとやっていこう!!って思った一日でした!

今日が何かのきっかけになればいいですね♪