何を伝えていくのか?北播磨リーグ!

昨日は朝から社中学校さんでの北播磨リーグがありました!

この時期はリーグ戦でたくさんこうして中学校さんとの交流をさせていただけるのですが、改めて考える事が増えます。比べる、とかじゃなくてやるべき事は何なのか?という事です。

試合に勝つとか負けるとか、挑戦するとか継続するとか、我慢するとか、礼儀とか、色々あると思います。ですが、その全ては『手段』であるという事。本来目指すべき事、形とはやっぱり一つしかないと思うのです。この時期は高校でも総体が行われ、この大会を機に引退をする3年生も多いのですが、その引退も気持ちよく、という形の子もいれば、不本意な子もいます。その不本意も『本人納得』であれば仕方がないと言える、思えるのですが、そうではない形・・・・理不尽な形がどうも多いような気がします。

世の中には『理不尽』がつきものだと思います。

でも、そもそも理不尽を語るには常識をきちんと持たないといけないはずです。常識のない子にとっての『理不尽はただの常識』だからです。

つまり、今その社会への準備をしなければいけない時にそういった常識を学び、伝えていかないといけないと思っています。どうしてサッカー、部活をやっているのか?どうして試合をするのか?練習をするのか?ルールを守るのか?必要なのか?

あるチームの試合を審判した時の事です。

『相手への暴言はもちろんだけど、仲間への暴言も厳しくとるよ!』と言った自分。

『え?暴言って・・そんなんで注意されなあかんの?』という子供。

『味方にもあかんの???』と。

正直驚きでした・・・が、知らないようなので、ゼロから教え説明しました。

暴言という行為が問題なのに、仲間ならいいでしょ?って考えがいけない事をその子が驚いていたのです。違う日にもある保護者さんと出会って話している時に、息子の対外試合で相手とモメて中止になったそうです・・・。

保護者の方の言い分も分かりますが、整理すべきは誰の為の時間なのか?だと思います。ベンチから出ている声の多くはまるで主役の選手を『俺が操作している』かのような言葉。教育者ですよね?先生なんですよね?もちろん人間ですから失言、失敗もあると思うのですが、それでも『反省』とかはされているのでしょうかね?

明らかに選手の意思を奪う言葉に自身は気付かれているのでしょうか?思いっきり気にしていても気が付けば奪ってしまっているかも?!と考えさせられる毎日なのに、あからさまな言葉でも気付かないようです。

試合中、その言われまくっている選手と対話をしました。。。

『あのさ〜今サッカーやってて面白いの?』と。

『・・・全然面白くないです。。』

『先生のあの言ってる言葉の意味とか理解出来ているの?』と聞くと、

『いや、聞く気もないので。』

という問答。。。

これは、そのチームへの批判とかではなく、『自分は選手にちゃんと伝わっているだろうか?』という確認を深くする時間になったという事。選手の時間を大切に出来ているだろうか?という事を常に考えるべき材料の一つ。

みんなが同じ形に、方向に、向いて進むって出来ないだろうけど『誰の為にやっているのか?』は揃えないといけないと強く感じたこの数日。

がんばっている小学生、中学生、高校生達の日々の努力には頭が下がる。体力をどんどん失っている自分には同じ事はもう出来ない。でも、そんな子供達でも『考えなければいけない事』はあるだろうし、その事は伝えるべき役目があると思っている。

大切に想えば大切にしてもらえる。そのスタートを自分から、なのか?相手に求めるか?が大きく分けると思う。

自分は大丈夫か?毎日、これからも自問しながらやっていこうと思います。子供の学び、自身の学び。終わりはないと思うのでこれからも精一杯向き合いながらがんばります!

会場をしてくださった社中学校さん、対戦してくださった自由が丘中学校さん、小野南中学校さん、ありがとうございました(礼)