今日は八千代スクールでした!!

いつもスクール前に行うゲームですが、6年生の準哉くんが休みだったので音頭を取る子がなかなか出てきません。誰がやるのかな〜???黙って見ていると5年生の拓樹くんがみんなをとりまとめようと努力してくれました。誰かがやってくれている事を、『次は俺が!』と思った拓樹くんと、常に誰かがやってくれると任せてしまっている周りとの差は大きいですよ。誰がやりたいの?誰がここに来ているの?

そういう所をもっともっと積極的に出ていける『個』に育てないといけませんね!と思いながら始まったゲームを眺めていて感じるものがありました。

ゲーム自体、何か『普段の癖』のまんまでやってしまうから、各自がほぼ同じ事を同じようにやるだけ、になっています。

その違和感を感じたのでスクールの最初にちょっと質問。

『ゲームしている最中にみんなは何を考えているの?』と。

やっぱり大半が『ゴールを決める事』でした。

サッカーの目的と、自分の目的は違うものであってほしいのです。サッカーというゲームでの結果は得点で決まるのでサッカーの結果の為には得点が必要です。ですが、みんながそれぞれのレベルで、それぞれの考えで、それぞれの特徴があるにも関わらず『得点』を目的にすると・・・・当然プレーは雑になりますね。

そういう中でも試そうとする個もいたし、それは自分にとっても見ていて楽しい時間でした♪ 自分の狙いをしっかりと持っている個のプレーはやっぱり見ていて楽しい。でも、やらされたような形、偶然、力任せ、能力任せになってしまうと・・・伸びなくなるんですよね。。。

こんな話があります。
とても広い敷地の土地がありました。

ある人は見栄えだけ整えたくて100階建ての高級マンションを建設。上へ上へ積むしか方法がないから途中で変更は出来ない。。。
ある人は広い敷地を有効に使う為に高さはないけど、部屋数を増やしていきました。そうしていくうちに色々なアイデアも生まれてきたのでどんどん横へ増築していきました。

分かるでしょうか?サッカーも瞬間瞬間で場面がどんどん変化するスポーツなのに、『これしか出来ない!』のと、『こんな事やあんな事が出来る』のとは大違いですよね?この差こそが俗に言う『うまい、うまくない』の差だと思うのです。

この年代の時に『サッカーの目的』だけを伝えて、それを達成させる為に子供を動かしてしまうのはあまりにももったいないと思うのです。

自分は今、子供自身がしたい事を優先し、それを表現する為に何が足りないか?を一緒に考えるようにしています!こうしないといけない、とかではなく『何がしたい?』を子供本人から聞くようにしています。それが自分で達成出来る事を『うまくなる』事だと思っているからです。

こちらから与えたものをこなす事を『うまい』と表現する事はありません。それもあり、という考え方はあるけれど『それが正解』にはしたくないのです。

子供は子供のやりたい事が必ずあります!!

『コーチ!次までにこれやってくるからな!!』

と宣言してくれた個も何人かいました!!出来る、出来なかったの結果よりもそう思ってくれる事がうれしいです!

『そうか〜楽しみにしてるわな!!』と答えました♪何かをやりたいと思ってくれた事、やろうとしてくれた事、そこに『今日という日、今日というトレーニングをした時間の価値』があると思っています。今日の努力が明日に繋がり、明日の成果は今日の努力で決まっている。

何もしないのに結果だけに期待、一喜一憂する自分は完全に自分の中からは消えました。結果がどうであれ言える言葉はただ一つ・・・

『当たり前だよ!』ですね!!やった努力も、成果も、成功も、失敗も、手抜きも、全部が自分が選んでした事ですからね。どうなったとしても全てがあなた次第だからね、という事。

子供が全てを教えてくれます!いつもありがとう♪