今日は自分の誕生日でした(笑)

朝から多くの方々にメッセージをいただき本当にありがたいと思いました。とは言っても一年の中の一日である事には変わりなく過ぎていく時間、月日、年数を振り返る節目としては色々思う事もあります。毎年強烈な出会いが広がっていく今、子供の変化にも本当に敏感になりました。今日は体験に一人来てくれたのですが、お父さんは自分がサッカーを始めて選手として一番最初に尊敬をした人であり、高校で憧れたから同じ背番号をもらったという方でした!!その当時は全てを盗みたくてプレーを近くで観察したり、真似をしまくって当時の監督(今はFC志染の監督)には『お前には無理だ』とよく言われたものです(笑) それでもなりたくて、なりたくて仕方がなかったのを覚えています。それぐらい印象の強い先輩でした!体は決して大きくなかったのですが、ボールを持てば相手はファールをしないと止められない選手でした。その先輩の子供である唯人くんが今日は参加をしてくれたので一緒に楽しみました♪ファルコの波琉くんもまた参加をしてくれて一緒に積み重ねをしてくれました!!

スクール前のゲームでも一緒にやっているととても楽しそうに、やりたい事が出来る回数も増えてきているように思います。この調子で公式戦とかでもそういう心の余裕を持ってプレー出来る選手になってほしいと思います。

今日も最初はレベル6キャッチをしていきましたが、最初から見せ合いからやっていきました。普段は出来る、一人なら出来る、という子も人前になると途端に出来なくなるという事も多くあります。緊張もあるだろうし、失敗したら恥ずかしいとか思っているからだと思います。良い雰囲気でトレーニングをやるチームというのはその失敗を恥ずかしいと思わないチームだと思います。よくあるのが、子供の失敗を大笑いしたりする、馬鹿にする、というチーム。それが繰り返されると年齢が上がるにつれて失敗をしたくない・・・=ミスをしない、チャレンジをしない選手になってしまうという事が多くあります。

中学生を見ているとその背負ってきた過去が本当によく分かります。どういう指導を受けてきたのか?どのように言われてきたのか?が子供を通して丸分かりですし、その染み付いた癖みたいなものはなかなか簡単に取れるものではないのです。ですが、スクールなどの小学生というのはまだまだ頭も心も、体も柔らかいので変わる余地はいくらでもあります。

回数をやり込むだけではなく、理屈を理解する。体で自然になるまで覚える事と、頭でしっかりと整理すべき事を分けてしなければならないのです。その為にも、今一番大切にしてほしいのは『サッカーの何が楽しくて、どうなりたくて、どうしてやり続けるのか?』をきちんと言える選手であってほしいです。

カテゴリー(幼稚園・小学生・中学生・高校生・大学生・社会人)が変わると一気に変わる人が多くいます。

対応出来なくなって辞める人もたくさんいます。次の目標があり、したい事があり、サッカーを通して学んだ何かを生かせれば良いのですが、不満だったり、合わないとか、ウザいとか、しんどいとか、きついとか、『正論・本音』のように思っている事が実は自分自身がそんなに好きでもない事を当たり前にやらされてきた事によってがんばりを勘違いしている子が多いと思うのです。

サッカーがうまくなる子、とコーチに認められる、コーチの思う通りに動く子、プレーする子というのは全く違うのにそこが『無意識』にやらされている状態の子も多くいるのが事実です。そういう子が次のステージに行くと面白くないから、という具合いに辞めてしまう事があります。だからこそ、今、我が子ががんばっている、楽しんでいる、一生懸命にやっていると思う時こそ、

『どうしてやっているの?』

を常に聞ける、本人が言える、分かるという必要があると思うのです!

このスクールでは自分のやりたい事が『ベース』です。

それがないと何も楽しめません。与えられるのを待っている、受動的な子は何も出来ません。それでも真似から入る空気も与えます。真似をしながら楽しさを発見する子もいます。真似がダメとか思わないし、真似から入るのは大事!でも、真似『ばかり』では自分は育ちません。真似はきっかけであって全てではありません。そこはスクール内でも伝えていく所です。

今日も先生があちこちに出てきました!教えられる子、教えてもらえる子、両方大事です。一番小さな先生は1年生の楓真くんでした。体の柔らかさを武器にみんなが出来ない事が一人だけ出来ました♪これはとてつもなく自信になると思います。みんなも素直に認めてあげていたからきっと本人はうれしかったと思います。

誰もが先生になれる、教えられる、自分から考えて出来る習慣。一番大事な所です。ようやく浸透してきました。発見出来る空気、試せる空気、失敗を繰り返せる空気、大事にしたいです。

最後はゲームをしてもらいました!

ここでもブレません。自分のやりたい事を自分でやってみる。その繰り返し!!まだ今は全員がそれをやろうとしていません。出来ていません。目の前の試合を勝とうとするだけでは何も残りません。これが全員に浸透し、自分のチャレンジが積極的に出来る雰囲気が出来ればどんどん次のステップにいきます!!

最終的には仲間を感じる事が出来ればいいなと思っています。一緒にプレー出来る子はライバルでもあり、仲間でもあり、気付かせてくれるありがたい相手でもあるという事。そこに気付かずに自分の事だけでいっぱいいっぱいのうちは大きな収穫は残りません。そういうものだと思います。

個人を磨く為にスクールに参加をするのですが、自分の事しか考えられない子は磨くどころか成長しません。ここが陥りやすい間違いの部分だと思っています。自分もコーチを始めた頃はそうでしたから・・・。個を磨くという事の広い意味を少しずつ伝えていきたいと思います。

今日のように違う地域からの友達と一緒にボールを蹴れる楽しさを忘れないようにこれからもサッカーを通して自分の輪をどんどん広げていきましょう!!