今日も天気は非常に不安定な一日でした!スクールは室内なので、天気は関係ありませんがやはり日本のあちこちで自然災害が増えている事は気になる所ですし、この先もどうなっていくのか???本当に安心して暮らせるって簡単じゃないし、何もなかったと言える毎日がどれだけ幸せな事なのか?をニュースなど見て毎日思います。何かを直接してあげる事も大切だし、自分自身が出来る事を精一杯やって誰かの役に立てる間接的な事も大事だから今出来る事をやろうと思います。

スクール前には今日もゲームからのスタート!!いつも5年生対5年生以外のメンバーで試合を行うのですが、とにかく5年生のみんなが個人の出来る事が増えています。守備が強く、うまくなりました!自分で奪うというプレーが増えたし、自分で決めるプレーも増えました。その姿を見ながら、体感しながら下の学年もきっと上達していくと思うし、その成長を楽しみに見守りたいと思います!

今日のスクールは最初のレベル6キャッチを『教え合い』『自己主張』を取り入れました!

同じ事でもやり方を工夫すれば違った成果を手に入れる事が出来ます。いつもは個々で練習していますが、今回はお互いに見合って『誰が一番うまい?』をお互いに決めてもらいました。自信のない子は輪から外に出て教えてもらいたい相手を選びます。そこに選ばれる事の価値も大きいのです。何かがないと選ばれません。技術はもちろんですが、教えてもらうというのはそれだけではないものが必要なのです。頭がいいだけの先生なら誰でも良い、とは思えませんよね?どうしてなのか?

教わる側の気持ちになれる

という素質も必要だと思います。子供同士だとそこがものすごく素直に伝わっていくので、選ばれる子はうまく伝えるし、選ぶから前向きに学ぼうとする。今日はそういうシーンを何度も見せてもらいました!!

今日『先生』として選ばれた子は、

レベル1⇒慶悠くん
レベル2⇒瑠くん
レベル3⇒那月くん
レベル4⇒聖斗くん、凛太郎くん
レベル5⇒慶悠くん、蒼一くん
レベル6⇒慶悠くん、瑠くん

でした!!瑠くんは2週間休みだったのですが、今日はまだ来ていない時から3,4年生に『今日は瑠くん来るらしいで!!』ととても喜ばれていました♪3年生の頃はどちらかと言うとワガママな印象でしたが、年々周りの事に気遣いが出来る一面が広がっていた瑠くん。こうして下の学年に喜ばれる『人間性』が教える立場には必要なんだろな〜。。。って子供の姿を見て、自分もがんばろうと思いました。慶悠くんは何を置いても『サッカーが大好きです』という雰囲気がとにかく出まくっています(笑) そのオーラみたいなものにみんな惹かれているんだと思います。

選ばれる価値を考えてもらいながら本番でもみんな強く意識してやってくれていたし、回数よりも大切な成果がしっかりと残った今回のトレーニングでした!!

その後の各自の時間にもコーチが一緒にトレーニングをやるヒントを与えていくとみんな同じようにやりたがります。特に慶悠くんは『真似の天才』と言うべき特徴があり、人の長所をうまく自分に取り入れられます!!夏休みにはエリート塾の一員として鳥取にも参加をしてもらう事になるだろうけど、その時にもきっと同年代から多くの刺激を受けてくれるだろうと思います。

今日は5年生には『ボールに逆回転をかける』事を意識してやってもらいました。バックスピンというもので、足でやるのは簡単ではないけど体が柔らかい、頭が柔らかいみんなは順応性があるので雰囲気は掴んでくれていたと思うし、後は各自の時間に遊びでやっていけば習得出来ると思います!

最後はゲームをしましたが今日は一つだけ条件を付けました!!

『ボールを持った子はダッシュ禁止!!』

です。

さて、これを聞いて皆さんはどんなイメージになるでしょうか???

残念ながら、加美スクールのメンバーの多くは『思考停止』となりました(笑) ダッシュを禁止されただけで、しかも攻撃時の、ボールを持った時限定なのに、です(笑) ダッシュを奪われたみんなは何を、どうしたら良いのか?分からずに戸惑いまくりでした。

そういう中で5年生は少しだけ柔らかく、体でフェイントを使うとか、パスを使うとか応用出来ていましたが、特に2,3年生は『すぐに遠くへ蹴る』しかありませんでした。

要するに、『ゆっくり』をさせてもらった事がないのでしょうね!全部誰かの基準に合わせられてしまい、自分のペースで選べない状態が多いのだと思います。だから、しばらくは窮屈に思うかも知れないけど、そういう面を教えていきたいと思います。ゆっくりやる事で見える景色を伝えたい。一生懸命は指導力がない人が根性論で伝えてしまう逃げの言葉になっている事が多くあります。

好きな事をやっているんだよ。
笑ってごらん?
試してごらん?
失敗してごらん?

と言える大人が増えないと、って思います。一生懸命が悪い言葉でも、意味でもない事ぐらい知っています。ですが、『うまくいかない時でも好きな事をやっている意識』を持てる余裕がないといけないのです。子供の時からその『やる気を削ぐ一生懸命だけを伝える方法』は余裕のない大人になるだけです。楽しむ事が何事も大事で、その為の土台をこの小学生年代に絶対に伝えないといけないという使命を感じてやっています。

これからも地域の中に少しでも、ゆっくりゆっくり広めていきたいと思います。