こういう時期こそ!交流試し合い!!

明日から梅雨の空模様になるようですね。

それまでの貴重な天気の中で試し合いを行いました。朝からみんなで協力し、0の状態から試合が出来る状態にまで仕上げてくれましたが、一人でも出来ますか?まだ出来ない子いっぱいいるよね?ベゼルさんの時も同じ。練習でも同じ。ここでも同じ。

『分かっていないのに聞かない』

という事を癖にしてしまうとその場凌ぎは出来てもきっと先で困るよ。ここでそれが出来ていないのだから、学校でも、勉強でもそうなっているんじゃないの?

『分かる・分からない』は自分だけのタイミング

だから、その場を過ごしてしまうと後でものすごく後悔してしまうよ。教えながらやってくれている2,3年生が全体的に時間が長く掛かってしまった事は仕方がないのですが、その時間を同じように過ごしただけで『結果、言われた事だけをやっている』という1年生いませんか?一人で準備出来ると言えるまで『やっている意味』から考えるようにしましょう!!

今日の試し合いをしてくださったのはフォルテ新宮さんとFC志染さんでした!

わざわざ足を運んでくださる事の意味と価値。どんな距離であろうとそれをしてもらえる事の意味と価値を考える事。テスト休みだったのは一人でそれ以外は全員参加してくれた事もあり、人数には余裕がある中で『責任を持ってピッチに立つ』事に甘えがまだあります。練習試合だから試合に出れて当たり前。その考え方が自分を堕落させるのです。

途中にも話をしましたが『平等って何だろうか?』を本気で考えないといけません。何度も言いますが、このファルコの活動場所では一人一人がなりたい自分を目指し、同じように目指す仲間と一緒になって努力していく場所です。その本来の目的からズレてしまっている子に、当たり前だと思ってしまっている子にただ場を与える事と、本気で変わろうと毎回してくれている数名の子と同じ形で使うのは平等とは言えないのです。

差があってこその平等。それは差別という言葉ではなく『区別』だと思う。

今日はA戦のメンバー一人一人が本当によく考えて取り組んでくれていました。

今週言ってきた言葉に『ボールを持てるのは11人と11人の22人の中の一人だけ。その子は自分のしたい事をやればいい。だけど、残りの21人がチームの為にどんな動きが出来るのか?そこが勝敗や点差になってくる』という話をしました。

その事もあり、ボールのない子の動きの質が明らかに良かった。この『良かった』というのもコーチが思う事をしてくれた、ではなく『誰かの為に、何かをした』という意図が伝わる事をやってくれていたのです。もちろんサッカーって相手がいるスポーツで、全てが成功するなんて事はありません。でも、まずはこうした意思表示から始まる。何だって同じ。それがないと前には進まないから!

そこから試行錯誤し、何が良くて、何が良くなかったのか?を考える。自分が良いと思った事でも間違っている事だってある。チーム全体の事を思えば正解は違う形だという事もある。そこがまた面白さなんです。

B戦もほうも、出れている事が当たり前の感覚から『出れている事のありがたさ』というものへ少し気付けたかな?という感じです。

自分がしたい事というものを実現するにはね、それだけのスペース、時間というものがいるんだよ。それを考えもせずに『うまく出来なかった・・・』なんて一人前に落ち込んでいる場合ではないのです。何度も言いますが、落ち込むなんて自分の事を過大評価、期待し過ぎている人間のやる事。本当にうまくなろうとする人間は自分がうまく出来なかった時に、うまくやっている人間から何かを学ぶのです。

落ち込んで下を向いている人間は、うまくいった時に上を向いて『その時の周りの事を何も見ていない』のです。非常に分かりやすい状態。

競争しながらA戦にも1年生を試せる機会が出てきました。前向きに、真摯にがんばる人間には必ずチャンスというものがあります。そのチャンスも『こんなに自分はがんばっているのに・・・』という『自分基準』ではなく、『気が付いたらチャンスをもらえた』って状況になるまでやり続ける必要があるのです。

暑くなってきたこんな時期こそ、各自の『本音』が出てきます。

仲間に助けてもらっているのにも関わらず『自分は助けていない』という現実。

そこは『がんばっても助けられない』のは分かるが、『その事にすら気付いていない』事が問題なんだよ。

出られないとか落ち込む前に、自分のやっている事をもっと真剣に向き合ってみなさい!チームにどれだけの『ありがとう』を言われた??みんなと一緒に、チームで、という事はそういう事で評価されるんだよ。

罵声を浴びて、反骨心でがんばる人間もいるけど、お互いを励まし合い、一緒にがんばれる仲間のほうがやりがいはあるはず。どうすればそうなれるのか???

せっかく交流をしているんだから、自分じゃない人間、仲間、対戦相手に、その答えはあると思うよ。交流戦をさせてもらう事の意味は勝敗や強さを競うだけじゃないんだよ。

同じグランドで、みんなが自分を磨ける場所にしたい!出来るとか出来ないとか言ってる場合ではなくしなくてはならないというコーチの覚悟がある。

まだまだ出来る事がある。みんなの為に!自分の為に!!