クワガタの夏(平成21年7月6日)

ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。

早朝の天気予報が見事に外れ、朝から晴天の孟子不動
谷です。
それでも昨夜はしっかり降ったので、朝からムシ暑い不動
谷に、今日は昆虫たちの世界のような予感がします。

相変わらずホトトギスは元気です。
今日は久々に、ツツドリも飛んでいます。
コジュケイが、雑木林の中で「チョットコイ チョットコイ」と
叫んでいます。

やすゆき公園のクヌギの樹を蹴飛ばすと、大きな大顎の
ノコギリクワガタが落ちて来ました。
ありもとも少し、嬉しくなるほどの「大物」です。
少年時代、このサイズはいくらでも捕れました。
1晩で、20頭も30頭も捕れました。
しかし、最近は大型のノコギリクワガタは珍しい代物にな
ってしまいました。
ものの本によると、ノコギリクワガタの幼虫はシイタケのホ
ダ木の中で育つことが多いそうです。
最近ホダ木でシイタケを作る農家は「希少価値」になって
います。
毎年「シイタケ植菌イベント」を行い、細ぼそなりともホダ木
でシイタケを作っている「効果」が、ここにも表れているの
です。

とんぼ池で、ようやく。 本当にようやく
ベニイトトンボを確認しました。
2002年 6月16日
2003年 6月22日
2004年 6月20日
2005年 6月19日
2006年 6月21日
2007年 6月17日
2008年 6月 8日
2009年 7月 6日
過去8年間のベニイトトンボ初見日を列挙してみると、7月に
初見がずれ込んだのは、今年が初めてのことです。
あれだけ多産しているので、出ないことはないとは思っていま
したが、ようやくの初見に、流石にほっとします。

ベニイトトンボが出るのと同時に、堰をきったように、夏のトン
ボが出だしました。

やすゆき公園で、羽化したばかりのハネビロエゾトンボ♀に
出会います。
翅胸側面に黄色い線が2本入った、新鮮な未成熟個体です。
最新の改訂で、環境省レッドリストに名前があがってしまいま
した。
山中の細流でヤゴが育つ美しいエゾトンボ類で、孟子では毎
年観察できますが、今後注意してモニタリングせねばなりま
せん。

重そうな飛び方で、草地の上空低くを飛んでいる♀のネアカ
ヨシヤンマに出会います。
2週間前に出会ったアオヤンマと同属のトンボです。
アオヤンマは孟子の環境にはあまり合致しない種ですが、
このネアカヨシヤンマは孟子の環境に合致するのか、少ない
ながら毎年観察できます。
でも産卵のシーンは未確認だったので、しばらく追跡すること
にします。
はたして♀のネアカヨシヤンマは、丸嶋無農薬水田のそばの
休耕田の畦の草地の飛び込み、産卵を始めました。

草たけが高く、撮影は残念ながら不可能ですが、しばらく観察
することにします。

追跡している10数分、何度か場所を変えながら、畦の草の中
にはいり、土中に注意深く産卵管を挿入して、産卵を繰り返し
ていました。
ヤブヤンマも土中に産卵するタイプですが、こちらは裸出した
土に産卵するのにたいして、ネアカヨシヤンマは草に覆われた
土の中に産卵するようです。
感じとすれば産卵環境はサラサヤンマに似ているように思いま
ました。

そう言えば、四万十とんぼ公園で一時ネアカヨシヤンマが激減
したことがあったそうです。
その時、池のほとりの草刈をやめて、池畔の湿った草地を保全
することで個体数が回復したということを聞きましたが、今日産
卵を見て、それが「呑み込めた」ような気がしました。

とんぼ池のほとりのネムノキには、子連れのコサメビタキが飛
びかっています。
ゴマシオ頭の幼鳥は、両親から昆虫を口うつしでもらっている
のですが、今日は羽化したばかりのマユタテアカネをもらって
苦労しながら呑みこんでいました。

トンボのデータを取るために久々に水路道を歩きます。

上空を♀のハチクマが飛んでいます。
ハチクマの姿を見るのは、本当に久しぶりです。

水路道には、未成熟のハグロトンボが、たくさん飛びまわって
います。
涼しい木陰を、ヤブヤンマとマルタンヤンマが飛んでいます。
これからはヤンマたちは、日中涼しい木陰で出会うことが多く
なります。

クリッ クルルッ
孟宗竹林にさしかかったところで、目の前に小さな芋虫を咥え
た♀のキビタキが、飛びだしてきました。
餌を咥えて怒っているところを1枚、写させてもらいます。
このペアのヒナはまだ、巣の中にいるようです。
巣立ちヒナを連れた夫婦とは、全く違った緊迫した雰囲気が流
れています。
「すまんすまん。」
そういって傍らをすり抜けます。
おそらく半径数mに、ヒナの待つ巣がある感じです。

驚いたことに、まだオグマサナエが残っています。
4月に出るコサナエ類が、7月まで残るのは、孟子孟では珍し
いことです。

ヤブカンゾウの花が咲き出しました。
漢名「忘草(わすれぐさ)」
この花を見ていると、浮世の憂さも忘れるという古事からそう呼
ばれるようです。
この花をおひたしにすると、おいしいのですが、今日はつまずに
おこうと思います。

その代わり、アカメガシワの枯れ木に、おびただしい数で出た、
新鮮なアラゲキクラゲをお土産にいただきました。
毒のある種の多いキノコの仲間にあって、キクラゲ類は安全
なので「きのこ音痴」にもありがたい「収穫物」です。

犬飼池でオオヤマトンボが飛んでいます。
ネキトンボとナニワトンボは、残念ながら確認できませんでした。

それでも今日は26種のトンボを確認できました。
この時期にしては、まずまずの成果です。

「くわがたの夏」が明け、遅れていたベニイトトンボの出現を機に、
本格的な「孟子とんぼ谷」の、幕開けのようです。
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<鳥類>
カイツブリ、ハチクマ、コジュケイ、キジバト、ツツドリ、ホトトギス
カワセミ、コゲラ、アオゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ
サンショウクイ、ヒヨドリ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ
サンコウチョウ、ヤブサメ、ウグイス、センダイムシクイ、エナガ
ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ
ハシボソガラス、ハシブトガラス
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<両生爬虫類>
ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル
ニホンアカガエル、トノサマガエル、ツチガエル、ヌマガエル
ウシガエル、ニホントカゲ、ニホンカナヘビ、ニホンイシガメ
クサガメ、ヤマカガシ
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<昆虫類>
キイトトンボ、ベニイトトンボ、クロイトトンボ、モノサシトンボ
オオアオイトトンボ、ホソミオツネントンボ、ハグロトンボ、ヤマサ
ナエ、オグマサナエ、コオニヤンマ、オニヤンマ、サラサヤンマ
ネアカヨシヤンマ、ヤブヤンマ、マルタンヤンマ、クロスジギンヤ
ンマ、ハネビロエゾトンボ、オオヤマトンボ、ハラビロトンボ
シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、マユタテ
アカネ、コシアキトンボ、ウスバキトンボ、チョウトンボ
ハラビロカマキリ幼虫、ヤブキリ、ヒメギス、エンマコオロギ幼虫
ナツノツヅレサセ、マダラスズ、オンブバッタ幼虫、トゲヒシバッタ
ヒシバッタ、フキバッタの一種幼虫、ツチイナゴ、ツマグロイナゴ
モドキ、ショウリョウバッタ幼虫、ケラ
ホソヘリカメムシ、クモヘリカメムシ、ハリカメムシ、ホソハリカメム
シ、モチツツジカスミガメ、シラホシカメムシ、マツモムシ、アメンボ
オオアメンボ、ヒメアメンボ、ヤスマツアメンボ、ニイニイゼミ、オオ
ヨコバイ、トビイロツノゼミ
トビイロケアリ、クロヤマアリ、ニホンミツバチ、セイヨウミツバチ
コガタスズメバチ、ヒメスズメバチ、オオスズメバチ、キアシナガバ
チ、セグロアシアナガバチ、キボシトックリバチ、オオフタオビドロ
バチ、キオビベッコウ、ベッコウバチ、ヒメベッコウバチ、ジガバチ
ルリジガバチ、ヤマトアブ、シオヤアブ、オオイシアブ、ホソヒラタ
アブ、ホシアシナガヤセバエ、ミカドガガンボ、アメリカミズアブ
モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キチョウ、クロアゲハ、ウラ
ギンシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ツバメシジミ、トラフシジミ
ベニシジミ、キマダラセセリ、コチャバネセセリ、テングチョウ
アサマイチモンジ、コミスジ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、イシガケ
チョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメジャノメ、ヒカゲチョウ、クロヒカゲ
クロコノマチョウ、カラスヨトウ、キマダラツバメエダシャク、ホタル

ナナホシテントウ、オオニジュウヤホシテントウ、キイロクビナガ
ハムシ、クロウリハムシ、サビハネカクシ、ヒメクロオトシブミ
キマワリ、コクワガタ、ヒラタクワガタ、ノコギリクワガタ、ヒメトラ
ハナムグリ、コアオハナムグリ、シロテンハナムグリ、カナブン
マメコガネ、セマダラコガネ、ミズスマシ、マメゲンゴロウ
ヤマトタマムシ
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<花>
エノコログサ、ホタルイ、イヌホタルイ、ツユクサ、コナギ、オニユリ
蕾、ジャノヒゲ、ヤブカンゾウ、ヒメヤブラン、ウバユリ蕾、ドクダミ
ハンゲショウ、キツネノボタン、ナンテン、イヌガラシ、アジサイ
コマツナギ、シロツメグサ、カタバミ、ムラサキカタバミ、アカメガ
シワ、セリ、ミツバ、ヤブニンジン、リョウブ、ネズミモチ、イヌホオ
ズキ、トウバナ、アゼナ、アメリカアゼナ、ハハコグサ、ハルノノ
ゲシ、ノアザミ、ヒメジョオン、ムラサキニガナ
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