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今日のフロリナ ~福祉の世界にアロマを!!~
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2010/02/01のBlog
お仕事柄お会いする方は70代80代の方も多く
お元気なスーパー高齢者(と呼ばせていただきます)は
ご自身には厳しく人には穏やか、
・・・ですが時として世の中を斜に構えて見ておられます。
ひよっこどもが何をいうやらって感じ。

あるスーパー高齢者の方がほかほか弁当のすきやきうどんを食べておられました。
すきやきうどんに生卵、ご飯梅干お漬物のとりあわせ。
ほかほか弁当を買うことのない私は
その炭水化物オンパレードな内容といい(うどんにご飯なんておかずないやん)
仕切られた容器にも興味津々。
その方が容器のふたを開け、おもむろに生卵を取り出したので
「生卵はどこに入れるんですか?」と聞いてみました。
その方は無言でティッシュを取り、今生卵が入っていた仕切りを綺麗に拭かれます。
(ああ、そこに入れるんだ・・・)と思い他のことをしていると
「会話というものはねー」と始まりました。

「あんた今生卵どこにいれるんか気になったんやろ。
そやから実演してみたんや。ほな『ああそこに入れるんですね』って
いうもんやろ。そしたらワシが『そうや、よう覚えとき』って
会話は成立するんや。あんたのはやりっぱなしや。会話が続かんわ」

よく考えてみると日頃から言いっぱなしが多いです。
自分で勝手に納得したり早合点したり
すぐ他のことに気をとられたり、次の話題に移っていたり。

携帯でメールしながら会話とかしょっちゅうで
会話の内容を覚えていなかったり。

スーパー高齢者の方はながら会話はされません。
上の句下の句を詠むように
ゆったりとしたそして確かな手ごたえのある
キャッチボールを楽しまれます。

もくもくと炭水化物を食べ終わられ
割り箸を置かれてお弁当のから容器を持ち上げたり
周りのものをどけたり探し物。
「どうされました?」
「箸紙がないんや」
「あっ、ごめんなさい。さっき蓋と一緒に捨てました」
「ワシはべ終わって箸を入れて捨てるんや。
人それぞれやから物を捨てるときは聞かんとなー」

恐れ入りました!
まだまだこれは入門編!

[ 07:02 ]
ターミナル期に入った利用者さんのおられる施設。
スタッフの皆さんは利用者さん、そしてご家族が穏やかな気持ちで
過ごしていただけるよう細心の注意をはらっておられます。

その中でお部屋の香りに工夫はできないかなとのご相談をうけました。
私が父と母を看取ったときも
死を目前にして病室に独特の匂いを感じました。
家族としては死が近いことが判っていても
とても辛いものです。

施設の皆さんのお好きな香りは
よく知っている香り。
オレンジやグレープフルーツ、柚子です。
(ハーブ系やお花は人工的なものに慣れておられて精油の香りは違うようです)

でもそういう香りは
亡くなったあと辛い思い出に繋がる香りになってしまうよ
とご指摘も受けました。

よく知っている大好きな香りが
使い方によっては悲しい香りに変わってしまう。

アロマで何かできないかな・・・と施設の方に思っていただけるのは
嬉しいことですが、本当に良い結果がうまれるかは難しいことです。

情報がいっぱいあって香りのある生活がお洒落に紹介されて
アロマがいろんな場面で利用されてても
自分や家族以外に使用することは難しいものだなと思いました。
2010/01/21のBlog
『ママの手を引っ張って入るコンビニの
 スイーツは春。桃色!いちご!』 
 
うーん字数が合わない、お粗末(笑)
明日からはまた寒いようですが
雑誌をめくってもウィンドウの向こうにも
着実に「春」。
日本人はこの四季のおかげで長生きなのかもしれません。

今日のデイサービスはお二人ボランティアの方が駆けつけてくださったので
14人の方に足のアロマトリートメントを受けていただきました。
いつも私一人だとお話の内容も同じようになってしまいますが
ボランティアの方が来てくださると
どこが痛いのしんどいのというお話から「いくつに見える?」という
若々しさ当てクイズも新鮮です。

皆さんお元気だった頃は会社でバリバリ働いておられたり
お友達とランチして夫婦で旅行に行って
バーゲンも行って、お孫さんのお世話もして
いっぱい楽しいことがおありでした。

年月が経ち今は身体が思うように動かず
昔と同じように楽しむことできません。
あきらめてきたこと、悔やんだこともたくさんおありでしょう。
でも手作りおやつを皆さんで協力して作っておられる姿を拝見したり
「ここに来てるからみんなとしゃべれるし…」
「休まんようにデイに来るわね。アロマ好きやから…」
なんて声を聞くと嬉しくなります。

老化と聞くとマイナスなイメージを持ちがちですが
細胞は老化をして増殖を止めることで
刺激の多い生活の中での
癌などの発生の予防もしています。
つまり細胞が分裂するのを辞めることで身体の中でおこる
エラーも減って老化するから守られる部分もあるわけです。

ちょっと前に『アンチエイジング』と書いたところですが
何も戦わなくてもいいんだー。

『サクセスフルエイジング』余分に老化するスピードは抑えて
老いたときには無理のない生活に変えていくってことでしょうね。

ワイワイ賑やかだったアロマのコナーでしみじみ思いました!
遠く大阪からボランティアに参加してくださったSさんMさん
いい時間をありがとうございます!



2010/01/17のBlog
[ 20:36 ]
娘達は徹夜してもなーんてことないそうです。
昔、私たちも学生の頃はラジオの深夜放送が楽しみでした。

寝るなんてただ夜になると眠いから寝るのだと思っていましたが
昼間のダメージを修復するのに大切な時間。
パワフルなエンジンを積んでいる娘達の徹夜はへっちゃらでも
私達は燃料切れになるのもわかります。

今はバレエのレッスン受けても
「筋肉の回復には48時間必要だから…」と自分に言い聞かせ
休養の日をとるくらい慎重になりました。
仕事柄もそうですが年齢的にも『身体の声』をよく聞くようになりました。

今日は二ヶ月ぶりに塚口の喫茶店「as]さんの2階をお借りしてトリートメント。
皆さんそれぞれに心の充実した年末年始があり
そして年越しで引きずった身体の不調あり。

身体に痛みや不調があってはじめて
しげしげと自分の身体をさわったり見てみたりします。
でも一人で考えていると不調も重病に思えて
よりストレスになったり「だれもわかってくれない」とネガティブに。

「肩、首がイターい」って口にだすと「これって更年期かも」
「ホルモンや自律神経のバランスも崩れて、血管の収縮もうまくいかなくて
二足歩行の人間の弱いところにコリや痛みが出やすいようですよねー」
と痛みの分かち合いもできて
なーんだみんな通る道なんだ。

もちろん骨格のズレやヘルニアや大きな原因のあるものもありますが
好きな曲を聴いてリラックスし過ごしたり
頑張りすぎないように心がけたり、少し軽い運動、歩くことを日課にしたり
嫌なことは一つでも「NO]と言えるようにしたり
夜遅くに物を食べないようにして胃腸を休めていい睡眠を心がけたり
自分の身体と対話して守れることもいろいろあります。

髪や顔と同じように身体にも触れて労わってて
気づかせてもらえる年頃なのかもしれません。
人生半分を過ぎた頃から
身体が「走ってばかりいないで立ち止まって!
自分を見つめなおして!」って教えてくれるのでしょうね。




2010/01/10のBlog
お正月をはさんでいるので
各施設の利用者さんと
「お正月はどうされていました?」と会話が始まります。
皆さん口を揃えて言われるのが
「ここは年とってる人が多いからお餅が出ないねん」
(ご自身は『年寄り』の部類に入っていないところがポイント)

私が物心ついたときから毎年お年寄りがお餅を喉につまらせて…
というニュースがありましたが、最近耳にしないのは
こうやって予防されているからでしょうか。
それとも昔は平和で他にニュースがなかったのかな。

今日はNさんのお部屋に伺いました。
Nさんは認知症で月に2回伺っている私は
いつも始めての人です。
そしていつも
「あなたどこから来てるの?」
「家族は?子供さん何人?」

でも今日は違いました。
「そう子供さんはもう大きいの。だったら自分を磨きなさいよ。
磨いたらふさわしい人が側に寄ってくるものよ」と
叱咤激励をしてくださいます。

「身だしなみやお顔を磨いたらいいんですか?」と私は聞いてみました。
「もちろん内面も外側も磨くのよ。これからはあなたが主役よ!」
それから出会いの多かった人生を語って下さいました。

アラフィーのお仲間の皆さん。
年頭にいい言葉をいただきましたよ。

いろいろあきらめることの多かった2009年。
まだ磨けば光る原石!。

「私ぐらいの年になるとね。もっともっとやっておけば良かったって思うのよ。
頑張りなさいよ」

Nさんの力強い言葉を聞いて嬉しくなりました。
転がる石に苔は生えない!とも言いますよね!。