「長崎レポート③ 興福寺」

大阪・関西人の私は、「興福寺」と言えば

奈良の興福寺を思い出し、

黄檗宗のお寺と言えば京都・宇治の

「萬福寺」しか思い出しませんが(笑)、

長崎市内に興福寺という黄檗宗のお寺があります。

国指定重要文化財で、国内最初の

黄檗禅宗の唐寺です。

かつて中国・明の商人たちがこの長崎を行き来し始めた頃、

航海安全を祈願したのがその始まりです。

黄檗宗の開祖・隠元禅師は中国・福州より招かれ、

ここの住職として一年滞在、

当時の将軍・徳川家綱(4代)に謁見したのち、

京都に萬福寺を開山されます。

黄檗宗の渡来と共に建築、彫刻、絵画、書、茶、料理など、

様々なものが日本に齎されました。

禅師が持ってきた豆は「いんげん豆」として余りにも有名です。

お寺の雰囲気は、唐寺っぽいものを多いに観じつつも、

やはり長い歴史の中で日本化されて来た観もたくさんあって、

ステキに“ちゃんぽん”となって、

非常に興味深く、そして美しい場所でした。

訪れた日は偶然、お釈迦様の日(4月8日)でしたので、

その法要に参加させて頂いた上、お抹茶もいただきました。

黄檗宗のことはほぼ何も知りませんが、

禅宗ならではの凛とした勁さの中にも

他者に対するいたわり・やさしさがあり、

ご住職を始めお寺の方もみなさんとても

気さくでやさしい方ばかりで、とても居心地がよかったです^^♪

この興福寺のように、世界中の人たちが“ちゃんぽん”して、

ステキに調和出来ればいいなと観じました。

【東明山興福寺 公式ホームページ】

http://kofukuji.com/