「街道をゆく37 〜本郷界隈〜」まちあるき⑥-1 樋口一葉

今回のまちあるき日記はこれで終わりです。

あっちこっち歩いてて、

途中から樋口一葉が鮮烈に心に入って来たので、

まちあるき後半は、

樋口一葉ゆかりの地のみ歩いて回りました。

樋口一葉はみなさんご承知の

今の5千円札の女性です。

彼女の人生を知ると、

涙なしでは語れません。。。

父親が度重なる事業の失敗や借金をしまくった挙げ句、

彼女が18歳の時に死んでしまい、

(既に兄も死んでいたため)

女戸主(おんなこしゅ)として母と妹を養いながら、

父親の貧の遺産を一葉が一手に返すべく、

一所懸命働きながら一家の財産を質屋に出して、

窮地を凌ぐなどされていました。

結婚話も数件あったそうですが

(あの夏目漱石とも!)、

父親の借金ぐせや、樋口家の借金問題で

尽く破談になったそうです。

若い女性なので娼婦や妾になる選択もありましたが、

彼女は凛とした士族の娘であるという誇り

(支え)があり、ならなかった、とのこと。

一本筋の通った、だけど、

自分自身が社会の「底辺層」の人間だけに、

愛情深い、天性の才能と感情が豊富すぎる程にあり、

それが小説を書くことへの情熱

(エネルギー)になっていったのではないでしょうか。

<つづく>