「四国遍路2018・初夏⑥ 〜掃き掃除していたおばあちゃん〜」

四国遍路をしておりますと、いろんなお寺があります。

人がやって来て去って行くと、

どんどん境内が汚れていきます。

それは目に見えるもの、目に観得ないもの両方です。

ちゃんとされているお寺は、常にその両方が綺麗に保たれています。

29番国分寺は行く度に綺麗な霊気が漂うお寺だと感じています。

清浄な場所でないと真の神仏はそこに存在出来ないので、

あらゆる面で綺麗に保つということが管理者には求められているようです。

今回お参りした時、腰がステキに曲がった

小柄なおばあちゃんが、

一所懸命&精魂込めて掃き掃除をされていました。

私が境内にいる間、ずーっと掃いておられ、

なぜいつも国分寺さんが綺麗なのかが良く分かりました(^^)☆

そんなに腰が曲がってご高齢なおばあちゃん。。。

わざわざ朝っぱらから、お寺にお掃除しに来ないで、

若モノに任せて、ゆっくりお家で過ごして欲しいと

思ったりもしましたが、そのおばあちゃんは、

とても活き活きとそして慣れた感じで

無駄無く掃き掃除をされていて、

「ああ、ここがおばあちゃんの居場所であり、

おばあちゃんの天職(天から与えられたお仕事)なんやなぁ。。。」

と感じました。

朝の清々しい木漏れ日が、そのおばあちゃんに

健やかに生きるヒカリを与え続けておられるんやなぁと

その美しいお姿に、しばらく見惚れていました。

このような感じで、この四国88の遍路道も、

多くの地元の方々の御尽力により、維持管理されています。

そんな皆様方のご多幸をご祈念申し上げております(^人^)☆