お四国へ・・・②「田渕義雄 特任大先達」

1番霊山寺の次1キロ離れたところに、

2番極楽寺があります。

そこに、「田渕義雄 特任大先達」の

銅像が建てられています。

現在、私が「四国八十八ヶ所霊場会 公認先達」

としてお世話役をさせて頂いております、

「大阪楽心会」というお四国参りの講

(グループ)の創立者であられる方です。

どうやら、「楽」という字は、

この「極楽寺」から取ったとのことです。

それだけこのお寺と田渕特任大先達

(大阪楽心会)とはご縁が深いようです。

戦中戦後の混乱期大いに

衰退してしまった四国遍路道を、

昭和初頭時代のように、大いに盛り上げるべく、

戦後の復興期にご尽力された功労者で、

未だ四国遍路のコミュニティでは、

我々公認先達全員に配られる基本テキスト

『先達教典』にお名前が載っている

歴史的有名人であられます。

私が公認先達になった直後、

田渕特任大先達のご子息・雄三氏

(4代目で現在の大阪楽心会会長。

倫理法人会の仲間です)から、

公認先達として大阪楽心会のお世話役

になるようご依頼を受けまして、

もうすぐ4年になります。

この銅像を一人、眺めておりますと、

果たしてその役をちゃんと出来ているだろうか・・・?

と、心のどこかで常に自問自答していましたが、

とても感謝されているという念を感じ、

なんだかほっとしました。

田渕特任大先達を想うと、

古えの私の知らない多くの

お遍路さんの想い(念)も

一緒にたくさん伝わって参ります。

ほんと、いろんな有名無名な方々が今、

私が歩む道を万感の想いで歩まれていたのです。

その想いを・・・【バトン】を引き継いだのが、

私たち今、遍路を歩むお遍路さんなんだと感じます。

改めて、この遍路道の

悠久の奥深き世界を感じました。。。

田渕特任大先達のように、

ダイナミックにカリスマ性を持っては出来ませんが、

私の器・やり方あり方で、

これからもご縁続く限り、

暗中模索状態ではございますが、

公認先達としてのお役に生きたいと、

改めて感じた次第です。