「“熊野街道”大阪出発の地へ」

先日、大阪・天満橋に行く用事があり、

ふっ・・・と

「そうだ。近くに熊野街道の出発地点があった☆」

ということを思いつき、

ぶらり散策しに行きましたぁ〜(^^)♪

まずは「八軒家船着場」辺りだったという場所へ♪

京の貴族・上皇たちは京都の「城南宮」

(今の名神高速道路・京都南IC降りてすぐのところ)

を熊野詣の起点とし、船でここまで来て、

ここから陸路にて熊野に向かいました。

ここには老舗の「永田家昆布本店」があり、

熊野街道のことが詳しく説明された冊子が

無料配布されていました。

数分西方向に歩き、

交差点・南東角にある熊野街道の概要を

説明する石碑を撮影っ☆

更にちょっと南西方向に歩き、

ビルの谷間にひっそりと佇む、

“熊野九十九王子”の一番目「窪津王子」が

昔祀られていたという場所

【坐摩神社行宮・いかすりじんじゃあんぐう】に行き、

そこで私の“熊野古道行”の成就を

御祈願させていただきました(^人^)☆

<熊野九十九王子とは?>↓

http://www.tb-kumano.jp/kumanokodo/oji/

来月、熊野界隈を下見しに行き

(ついでに先に7キロくらい歩こうとも考えています)、

更にこの秋か来年・・・

熊野古道(中辺路ルート【滝尻王子→熊野本宮大社】およそ35㎞)

を歩こうと企画しております。

まずは一人で行き、その後、

いろんな方々と一緒に熊野古道を

歩きたいと思っています。

そのための“下見”として今、

あれこれと調べ、そして実行しております(笑)♪

にしましても、熊野信仰の開創時期は謎っぽく

(昔々・・・自然発生的な山岳宗教や修験道、

浄土宗などの仏教が混ざった神仏習合的な感じとのことです)、

院政時代(平安時代後期)には貴族や上皇など

身分の高い人が中心だった熊野詣ですが、

それが武士、そして一般大衆へと拡がり、

江戸時代には「蟻の熊野詣」という名の黄金期を経て・・・

今は、すっかり熊野街道の名残が

ほぼ無くなっている大阪の風景ですが、

2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として

ユネスコの世界遺産に登録され、

じわりじわりと再び脚光を浴びているようです。

・・・そんな都会の風景から、

いにしえの熊野街道を歩いておりますと、

どこからともなく、かつてここで生きていた・

ここを歩いておられた先人たちの想い【念〜今の心〜】が、

初夏の爽やかな風に乗って、

私の頬にまた心に染み入って来る感じがいたしました。

先人たちの想いを感じ、紡ぎ、

そして繋ぐ現代人の一人として、

この大阪でこれからも勁く生きて参りたいと思います。