「子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者」

先月、ご本尊様の御開帳にお伺いさせて頂きました、

四国八十八ヶ所霊場・79番天皇寺さまより

年賀状が届きました。

めちゃくちゃうれしいです〜(T人T)☆

そこに、

「子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者」

という論語の御言葉が記載されており、

早速ネットで調べてみました。

ほんと、便利な世の中になりましたぁ〜(^0^)♪

この御言葉の現代語訳は

「あることを理解している人は知識はあるけれど、

そのことを好きな人にはかなわない。

あることを好きな人は、

それを楽しんでいる人にはかなわない」 です。

つまり、仕事でも何でも・・・

人生において、最も勁(つよ)い人が

【全てを楽しんでいる人】 ということのようです。

人生日々、喜怒哀楽いろいろなことが起こって参りますが、

それは己の心身・・・

はたまた魂を磨き高め&深める為の試練・鍛錬のチャンスだと捉え、

疾風勁草(しっぷうけいそう)の精神で挑み続け、

「楽天知命の境地」に生き続けて参りたいと感じました。

ちなみに、本来の【楽】という言葉の意味は、

「自他融合して、一体と成った快楽の状態」なんだそうです。

平たく言いますと、「今の自分」と、

「なりたい自分・目指している自分の姿」が一緒に成った状態です。

ただ単に「楽しい」とか、「楽(らく)したい」とか・・・

そんな薄っぺらい表面上の快楽感情の言葉ではないようです。

また更に調べ進めて参りますと、

「(人生において)富や権力を得、選択幅を増やすことが、

幸福に繋がるのではなく、真の幸福とは、【選択眼】を得、

磨き続けること得られる境地なんだということのようです。

つまり、

「あらゆること・ものを得続けようと努力し続けることよりも、

今の自分が持っているものを、

どのように取捨選択して行くか?の方が重要である」ということです。

まずは自らの足下が重要であり、

そこに全ての方向性や問題解決の方策(=幸福の種)が

もう既に転がっているということです。

成功や幸福・・・

その全ては、自らの手から遠く離れたところにあるのではなく、

既に今、その全てを持っているということです。

今自らが持っている【幸福の種】を自己努力・鍛錬によって、

どのように育てて行けるかだと思います。

その真実に気づかず、過去を憂え未来を嘆いているのが、

愚者である私たち人間であろうかと感じました。

南無大師遍照金剛(ー人ー)☆