四国遍路2015冬 つれづれ日記 【その12】

「先を読む 推測する力」を養うには?

凡事徹底・終始一貫だと思います。

物事を結実成就させる為の健全なサークルは、

①的確な準備・②徹底・③後始末 です。

③は次の物事の準備に続いてゆきます。

例えば、工作をして、一つの作品を完成させます。

完成して後始末をしなければ、

工作の時に使用したのりやはさみが

いつの間にかどこかに行ってしまいます。

で、次の工作をする際に、

「あれ?はさみとのりが無い!」と

何も生産活動をしない『モノ探しの時間』を浪費してしまいます。

そしてそれに同時進行で精神的にダメージを受け、

いいことが何一つもありません。

ある組織のみんなが使う物入れに

時々視線がゆくので、あれこれ見てみますと、

所定の位置に所定の物が置かれてなかったり、

配布資料の向きがバラバラに置かれていたり、

一週間前に使用した資料の余りがそのまま入れられていたり・・・

だんだんと、誰がそんな置き方をしているのかを特定しまして、

「ああ、成程。ありゃー、『見た目騙し』で

口だけで実践が伴って無くて仕事出来へん・信用出来へんなぁ」

という烙印を私は押しております。

たかだか、資料の片付け方法ですが、

そんな些細なことから、

その人の本質(心の中)が観得て参ります。

それが何故か?

その人の心の中にある事柄しか

言動として表面化(見える化)して来ないからです。

ですので、誰も見ていなくても

(っているか、天と自分は必ず見ている)

面倒くさがらず、また手を抜かず、

凡事徹底・終始一貫しなければ、

そんな悪いクセが肝心なところ(大きな舞台)で出てしまい、

ボロが表面化してしまうことを

私達は肝に銘じなければならないと考えております。

【写真】66番雲辺寺ロープウェイにて