四国遍路2015冬 つれづれ日記 【その3】

「蓮の花」

46番浄瑠璃寺(愛媛県松山市)の

蓮の池はとっても綺麗です。

が、冬の間は写真のように、

枯れ果てて、骸骨が散乱した感じです。

このような一見汚い場所であっても、

時期が来れば、泥の中から蓮が現れ、

美しい花を咲かせます。

泥のついた、汚れた花は一つもありません。

蓮の花は、この娑婆に生きる私達の

あるべき姿を具現化したものであります。

【右写真は夏の浄瑠璃寺の蓮の花です】

そう思えば、私達って、

泥のついて汚れた蓮の花なんだと感じました。

この娑婆を生きる上で、モノカネは絶対いる。

だけど、それに心囚われてはならない。

奴隷・支配されてはならない。

利用するのである。活かすのである。

決して、利用されてはならない。

そのようなことを、静かに、そして力強く教えてくれるのが

蓮の花なんだと感じました。