四国お遍路・2日目 〜お二人のおばさまとの出会い〜

鯖大師を出て、しばらくすると海へ。。。

思わず、遍路道である国道55号線をそれて海岸へ。。。

こうやって、あらためて自分自身の後姿写真を眺めてみますと

34歳・大橋良子。若い・軽い中にも、“貫禄”が出て来ましたねぇ〜・・・

(独身女子としてのカワイサは0%やなぁ・・・涙。

あ☆だから、サーファー&バイク野郎のニーちゃん達に

声かけられなかったんやぁ〜!ナットク☆(%ニヤ女%)(%ニヤ女%)(%ニヤ女%)笑)

遍路道をそれ、海岸線をどんどん行きますと、

国道55号線に行くためには

右の断崖絶壁をはって行かないとアカン!と

釣り人に教えて頂き、恐怖と快楽苛まれながら

落ちないように、ゆっくり歩ませて頂きました。

きっと大昔の・・・お坊さんなど特殊な人だけの時の

四国遍路道は、こんな道がたくさんあったんでしょうね。

(しかも、崖まっかさまの人もおられたかと推測されます)

1300年の歴史の間に、ちょっとずつ、ちょっとずつ

人が道を作って、拡げてきてくださったんですよね。

これは、この国・世界にも言えることなんでしょうね。

古えの人たちのおかげで今があるのだと、

つくづく感じます。。。「恩に生きる」とは

こんなことを言うのかな・・・と思います。

カフェ「ふくなが」という看板をみつけ、

とってもよさげで入ってみることに・・・(%笑う女%)(%ハート%)

そこのおばさまは、とってもお接待大好きなおばさまで、

お願いしたアイスコーヒー以外にも

寒天ゼリーや、お菓子、リンゴなどがどんどん出て来た上、

結局40分も、他愛のない会話で盛りがってました(笑)。

その後、またそさくさと歩いておりますと、

シルバーのヴィッツに乗ったおばあさんに

お声をかけて頂きました。

「これ、お接待です。。。」

と、500円も頂戴いたしました。。。

ほんと、感謝、感激です。。。

そしてその後、1時間も立ち話をしていました(笑)。

それぞれのおばさんたちの会話は

超プライベートなお二方の半生のお話なのでヒミツですが、

お遍路色の“糸”で結ばれた

四国の方々との何げない会話の中に、

生きていることへの感謝、そして生きていくことへの覚悟を

深化させていくことができます。

きっと、私の人生遍路もこんなステキな出会いがあって

磨かれ、輝いていくんでしょうね。

そして、そのステキな出会いはきっと己自身が

引き寄せていくんやと思います。

車止めてお話していたおばさまは、

愛犬と散歩しながら、よくドライブしているそうで、

お遍路さん見つけては、お接待されておられるそうです。

(以前は、しんどくて歩けないお遍路さんをお宿まで送迎されたそうです!)

そのおばさま曰く・・・

「私は若いときに2回、歩きお遍路さんしたから

みなさんのご苦労はよ〜く分るのよ。今は仕事もしていないので

ヒマさえあれば、ドライブ&お接待しにこうして車を走らせているのですが、

男性の方とか、スピードが速かったり、急いでおられる方には

お声をかけられないの・・・(%ショボ女%)(%涙%)」と

嘆いてはりました。

ああ、そうか。。。

人生って、マッハで動き回る時と、ゆっくり歩いたり

じっくり立ち止まったり・・・とその時々によって動きを変えないと

結局いいチャンスを逃すということか・・・っていうことが分りました☆

私も普段は、一秒でも早く目的地に行こうと

マッハで走りまくっていますが、

これを機会に、ゆっくりする・止まるところも意識的に

作っていきたいとおもいました(%笑う女%)(%ハート%)

そして、今までは、四国お遍路さん、もう少しして、足が慣れてきたら

一日30キロは歩きたいと思っていましたが、

そんなんだと、こうやって30分も1時間も立ち話できないので、

20〜25キロにしてもいいかな?って想いました。

が、想像以上にアスファルトの道は足の裏にこたえて、

なかなか長距離歩けないという現実がありました。

ほんと、ステキな出会い(感動との出会い)と、過去の記憶・事実の肯定、

全ての恩に対する報恩感謝の念への気づき、

そして『自分自身との過酷な戦い』など・・・様々な角度からの

心(たましい)の練磨が出来るのがこの、四国遍路道なんだと思います。