四国お遍路・2日目 〜鯖大師本坊〜

10月16日(日)。

歩きお遍路さん2日目(%笑う女%)(%ハート%)

おかげさまで、

昨日のお天気とはうって変っていいお天気っ(%晴れ%)

早朝5時50分集合で、

鯖大師本坊内で護摩だきを見学させて頂きました。

それ自体も圧巻で、ほんと、幻想的且つ荘厳な

雰囲気でとても身が引き締まったいい時間でしたが、

宿坊からそこまで行く間の地下通路(トンネル)の中が圧巻で、

西国やお四国さんのいろんなホトケサマがあって、

独自の雰囲気がありました。

最新の土木&建築技術を使いながらも、

昔ならではの精神を継承している感じの

なんともいえない、絶妙なバランスのステキなお寺でした。。。

私が日和佐から、かなりムリして

この鯖大師まで来たのには、ある理由があります。

今から約5年前、私の父の義理の姉(叔母)のお通夜の時、

亡くなった叔母の横に、18年前亡くなった祖母が

生前バスで2周、お遍路さんしていた時にゲットしたと思われる

いろんなお遍路グッズが置いてありました。

どうやら、叔父(亡くなった叔母の旦那。一昨年になくなりました)が

枕元に置いたようでした。

そのお遍路グッズの中の一つに、この鯖大師さんの

紙のお守り(お財布に入れておくと、入っているお金が

ムダに出ていかなくなるというお守り)があり、

おっちゃんに・・・

「これ、私にちょうだい。」

と言って頂きました。私が何も言わなければ、

叔母と一緒に炎の中(天国)に行っていたお守りです。

(他にも、何点かいただきました)

私は丁度一周目のお遍路さんを回りたいと思っていた時期でしたので、

このお守りをもらって、以来ずっとお財布の中に入れています。

この甲斐あってか(???)ムダにお金が出て行かなくなり、

ボンビー企業家なりにも、食いっぱぐれることなく、

お金に困ることもなく、元気で過ごさせていただいております。

そのお礼参りとして、いつか鯖大師に行こう!(%笑う女%)って

思っていて、それで今回、タイミングが合ったので

ここに泊らせていただきました(%ニコ女%)(%王冠%)

ここに一泊すると、もれなくこのお守りがついてきました。

(売価は100円です)

このお守りとのご縁は、全て、

天国にいる、おばあちゃん・おばちゃん・おっちゃんのおかげ!!!

ということで、そのご恩返しに、そのお三方の血をひく身内へのお土産として

ごっそり購入させて頂きましたぁ〜(%笑う女%)(%ハート%)

(しかもそのお土産って、紙やからチョー軽いし!かさばらない!!

それにチョー安いし!!!

ボンビー☆歩きお遍路さんにとって最強のお土産ですわ〜(%笑う女%)(%ハート%)笑)

このお寺に一緒に泊っていたのは、

愛媛・八幡浜からの車お遍路のおじさまと、

岩手の南部・内陸地方の70歳くらいのおばさまお二人でした。

その岩手出身のおばさま方はいかにも

四国お遍路さんのようではなかったので、

どうしてここにいるのか朝食時に聞いていました。

すると、片一方のおばさま曰く・・・

「私の娘が23年前に亡くなり、ご縁あって供養して下さったのが

こちらの住職さんでした。亡くなって以来、はじめてここに来ることが

できたんです。」

・・・。

なんとも言えなくなってしまいました。

70歳くらいのおばさんで、23年前に子供が亡くなったということは、

きっと娘さん、まだ20代だったんでしょうね。。。

なんで岩手から、こんなに離れた場所で娘さんが供養されたのかなどなど

到底聞くことのできない、雰囲気でした。

いくら亡くなられてから20年以上も経っても、

自分の子どもに先立たれた母親からすれば、

永遠に癒えることのない大きな傷があるねんな・・・って

普段こんなこと、全然感じないのですが(なんせ、母親になったことも

結婚したこともないので。。。)、

ほんと、「親よりも早く死ねないな」って、めちゃくちゃおもいました。

そのおばさま方は、そさくさと朝食をとられ、

お二人でごっそり10000円くらい、お守りなど

購入され(そういえば護摩だきもたくさんされてはったな・・・)

汽車に飛び乗って、善通寺に行って、

岩手に帰って行かれるとのことでした。

偶然、お宿を共にしたおばさま方、おじさまの

ご多幸を祈念しつつ、回りたいと思います。