神社の伝統

日 時 2020年1月24日(金)13時〜14時30分
 神社についての様々な事柄をお話しいただきました。
 まず日本国内における神社の数ですが、全国に約8万あると
のことで、たとえばコンビニが全国で5.6万であることから、いか
に多いかということがわかります。
 また都道府県別にみますと、第1位:新潟県、第2位:兵庫県、
第3位:福岡県・・・とのことでした。
 次に神社の建築ですが、切妻造と入母屋造があるとのこと。
 そしてその前に建つ鳥居の種類は、神明鳥居(笠木と島木が真っすぐ)と明神鳥居(笠木と島木が反る「反り増し」がある)がある由でした。
 また本殿前にある狛犬は、エジプトのスフィンクスが原型とのことで、これがインド→中国→朝鮮→日本へと伝播したとのことです。
 さて参拝の作法ですが、手水は「手水舎に一礼する」「右手で柄杓を取り左手を清める」「柄杓を持ち換えて右手を清める」「残った水を流し柄杓を清める」「柄杓を元の場所に伏せ戻す」とします。
 そして拝礼では「2排2拍手1排」が基本(別の定めの神社もある)で、お祓いを受ける時の敬礼は45度、祝詞等が奏上されている時は60度、その他最も敬意を表す時は90度であるとか。
 なお社格を表すためか、よく延喜式の「官幣大社」等と書かれた石碑等を目にしますが、これは平安時代に定められたもので、その後明治時代に修正され、戦後はGHQの指示で今では存在しない由でした。