ノーベル賞を解説する

日 時 2019年12月21日(土)13時30分〜15時
 ノーベル賞にまつわるお話しがありました。
 今回は、(1)化学賞の受賞テーマである「リチウムイオン
電池の開発」と(2)物理学賞の受賞テーマである「宇宙の
進化と宇宙における地球の立ち位置の解明」が内容でした。
 まず(1)ですが、日本の吉野彰さん他2名が受賞された
のは、周知のことです。
 従来のイオン電池は、金属リチウムを負極として用いた
電池で、放電のみの使い捨てで、充電しようとすると発火・破裂の危険性があるものです。
 一方 今回受賞の対象となりましたリチウムイオン電池は、負極として金属リチウムを用いず充電を可能としたものであるとのことです。
 これの優位性は、①電池電圧が高い、②リチウムを含んでいるので充電反応から電池反応を開始できる・・・がある由でした。
 次に(2)のことですが、まず「現代宇宙論」(宇宙背景放射および異方性の理論的予言・・・等)で、宇宙は未来永劫から存在していたのではなく、何かがあって生まれたものに我々は住んでいる(場所と時間の共有)としています。
 また「太陽系外の惑星の発見」は、星のふらつきを探していて銀河の太陽らしきものを発見し、ホットジュピター(木星の資質の約半分)を見つけたとのことでした。